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山羊乳製ウォッシュチーズ【タランテー】とは?おすすめの食べ方も紹介

投稿者:ライター 松崎茉莉奈(まつざきまりな)

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

2019年10月30日

ウォッシュタイプにしては珍しく山羊のミルクを原料乳とする「タランテー」。手間暇かけて作られるチーズの味は絶品だ。山羊乳製らしいさわやかな酸味があるため、ウォッシュタイプでもすっきりとした後味となる。今回はそんなタランテーについて紹介しよう。

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1. タランテーの特徴

タランテーはフランス、サヴォア地方で作られるウォッシュタイプのチーズである。ウォッシュタイプチーズは牛のミルクで作られるものが多いが、タランテーの原料乳は山羊のミルクである。表皮をロクーと呼ばれる植物性の天然色素と白ワインで洗いながら熟成するのが特徴で、アーモンドのような香ばしいコクのある香りがする。表面は淡い茶色でシワシワ、熟成が進むにつれて黄色いカビが生えてくる。

味や香り

全体的にシェーブルチーズ(山羊乳チーズ)らしい特徴をもっていて、クセになる味わいがある。どちらかというとウォッシュチーズ特有の香りよりも山羊乳の独特の香りが際立つ。しかし、タランテーは表面を白ワインでウォッシュしているため、どちらの香りも比較的抑えられている。口に含むとさわやかな酸味とコクが感じられ、アーモンドのような香ばしい香りが広がる。
ウォッシュタイプチーズ、シェーブルチーズともに特徴的な香りがあるため苦手とする人も多いが、タランテーなら食べられるという人もいるようだ。

独特の製法で生み出される甘み

タランテーは通常のウォッシュチーズやシェーブルチーズに比べ、水分が少ないのが特徴だ。かつて、春から夏にかけての期間限定であったシェーブルチーズを、保存食として少しでも長く食べることができるようにと開発されたのがタランテーである。通常よりも長い時間をかけて水切りをし、塩分を加えることによってチーズに含まれる水分量を減少させ、保存性を高めた。そうして作られたタランテーの食感はボロボロとしたカッテージチーズのよう。やや塩気が強いものの、凝縮した旨みが感じられ、山羊乳らしい甘みが口の中に広がる。この独特の旨みが人々に好まれ、シェーブルチーズが年中食べられるようになったいまでも、タランテーは唯一無二の味として親しまれているのだ。

2. タランテーの産地や食べごろ

主な産地

タランテーはフランスのローヌ=アルプ圏にあるサヴォア地方で誕生した。タランテー谷で作られていたことからこの名が付けられたという。サヴォア地方ではタランテーのほかに、チーズのプリンスとも称される「ボフォール」やナッツのような風味が特徴の「アボンダンス」などが製造されている。近年日本でも人気の「ラクレット」もこの地方で作られているが、スイス製のものと区別するため、「ラクレット・ド・サヴォア」と呼ばれることもある。

食べごろ

若いうちは香りも控えめなので、ウォッシュタイプやシェーブルタイプが苦手な人は早めに食べるとよいだろう。ただし、中心部にはやや芯が残ってしまうので注意が必要だ。独特の香りを楽しみたい人は、表面に黄色いカビがびっしり付くまで待ってもよいだろう。外皮に近い部分はややピリッとした味わいが感じられる。熟成が進むにしたがって味も濃厚になるため、タランテーの風味を堪能することができるだろう。

3. タランテーの食べ方

クセのあるチーズを食べ慣れている人はそのままでも美味しく食べることができるだろう。反対に食べ慣れていない人は塩味の少ないクラッカーやパンと一緒に食べることをおすすめする。また、はちみつやジャムをかけて食べるのもいいだろう。タランテーの塩味を抑え、食べやすくしてくれる。

相性のよいワイン

白ワインで洗って作られるタランテーはやはり白ワインと合わせるのがおすすめだ。やや甘めのフルーティーなワインとの相性がバツグンである。地元ではコーヒーと合わせて朝食に食べる人もいるという。

結論

山羊乳製ウォッシュチーズ、タランテーについて紹介した。ウォッシュタイプが苦手な人にも、シェーブルタイプが苦手な人にも、ぜひ一度味わってみてほしいチーズである。ナチュラルチーズを食べ慣れていない人には最初の一口目はやや衝撃的かもしれないが、食べ進めるにつれてなぜかクセになる不思議な味である。インターネットなどでも購入することができるので、ぜひ一度試してみてはいかがだろうか。
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