このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。

【ラ・ロッサ】ってどんなチーズ?特徴や相性の良いお酒を紹介

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 藤江美輪子(ふじえみわこ)

2019年10月16日

日本のオオシマザクラの葉を使って作られたチーズ、ラ・ロッサ。華やかな桜の香りとチーズの酸味が絶妙な近年生産されるようになったチーズである。まるで桜餅のように桜の葉でくるまれたラ・ロッサについて紹介する。

\この記事をシェアする/     
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

1. 赤いリボンがかわいいチーズ

ラ・ロッサは、桜の葉に包まれ、山羊ミルクを主原材料としたシェーブルタイプと呼ばれるチーズある。イタリアのピエモンテ州のチーズ生産工房と日本のチーズ専門店が手を組んで生産にこぎつけた、イタリアと日本のコラボレーションチーズである。
植物の葉に包んで保存性を高める手法は世界中にある。ピエモンテ州にも古くから、イチジクの葉に包んで殺菌効果や保存性を高めて熟成させる「ロビオラ」というウォッシュタイプのチーズがあった。そしてチーズ生産工房の社員が来日した際、竹や柏、そして桜の葉を使った保存方法に興味を持った。
しかしイタリアでは、桜の葉は日本ほど簡単に手には入らず、製造には限界があった。それならばと、日本の桜であるオオシマザクラの塩漬けを空輸するに至ったのだ。オオシマザクラには、桜の香り成分である「クマリン」がほかの桜の葉よりも多く含まれ、桜餅の原料としても使われている。5~8月、大きな樽に柔らかい葉を漬け込んで生産された桜の葉の塩漬けがイタリアに送られ、イチジクの葉のかわりに使われ、ラ・ロッサが完成した。

2. さまざまな形に挑戦するラ・ロッサ

ラ・ロッサはロビオラを意識して生産されているため、当初はロビオラと同じメダル型をしていた。桜の葉で包まれ、その上にイタリア語で赤を意味するロッサという名前からだろうか、赤いリボンが結ばれていた。ラ・ロッサは最初こそメダル型であったが、日本人が食べやすいサイズに合わせた四角や、寿司を意識した長方形、三角と年毎に形を変えた。しかし赤いリボンは変わらず、かわいらしく結ばれている。贈り物にも喜ばれそうだ。
ラ・ロッサは、桜の葉に包まれているだけではなく、チーズの中にも桜の葉のみじん切りが練りこまれており、内側からも桜の甘い香りが感じられる。この甘い香りは、山羊ミルク独特の香りを抑え、食べやすくする効果もあった。この独特の香りが苦手な人にはおすすめの山羊ミルクチーズである。フレッシュなころにはこの山羊ミルク独特の香りは薄く、食べやすい。熟成が進むにつれて香りも強くなり、桜の香りとよくマッチするようになっていく。ちなみに山羊の出産シーズンは2月頃であり、山羊ミルクを使ったチーズの旬は春である。桜の香り、山羊ミルクのチーズ独特の酸味とコク、塩味が一体となった春の香りのするチーズである。日本向けにアレンジしているが、現在ではイタリアでも人気のあるチーズの1つだ。

3. ラ・ロッサに似合う酒は

日本人は四季を楽しむ民族である。とくに春の訪れは、気分をうきうきとさせてくれる。桜の葉を使ったラ・ロッサは、春の香りを運んでくるチーズである。ラ・ロッサは、料理や加工品に使うよりも、できればそのまま味わって欲しいチーズ。せっかくの桜の風味や山羊ミルク特有の香り、桜の葉に包まれた興味深いその姿形も一緒に楽しんでもらいたい。
次回のお花見の、おつまみの1つに加えてみるのはいかがだろう。小ぶりなサイズなので、持ち運びもさほど手間ではないし、その場で食べきるのにも向いている。チーズといえばワインとの相性がよい。山羊ミルクから生産された酸味のあるシェーブルタイプのチーズであれば、白ワインをあわせるのが無難である。しかし、ラ・ロッサが持つ春の華やかさを引き立たせるには、ロゼワインもおすすめだ。ピンク色のワインは視覚的に春を連想させてくれる。
そんな理由からここは、日本産のロゼワインを合わせてみるのをおすすめしたい。さわやかな酸味とフレッシュ感を併せ持つような、軽めのものと相性がいい。また、スパークリングワインもおすすめである。日本ではとくに「桜咲く」は「合格」などの祝い事に結びつきやすい。スパークリングワインは、お祝い事にもってこいのドリンクだ。意外かもしれないが、日本酒とあわせるのもおすすめだ。最近の日本酒はフルーティーなものも多い。好みのものと合わせてみるのも楽しい。酒とのマリアージュは、大人の楽しみのひとつである。

結論

チーズの酸味・香りと桜の塩味と香りのコンビネーションは、花見に行かなくとも花見をした気分にさせてくれる。ちなみに、日本でも桜を使用したチーズがいくつかある。中でも北海道産チーズ「さくら」は、桜の花をあしらった和菓子のような上品な雰囲気を持っている。こちらも1個90gと小ぶりで、食べきりやすいサイズだ。手軽に春を味わうにはもってこいである。
この記事もcheck!

おすすめ記事

ページトップへ ページトップへ