1. 美味しい枝豆を選ぶときに注目する特徴とは
冷凍枝豆のイメージが強い人も多いかもしれないが、6~9月にかけて、店先で生の枝豆を目にする機会がある人も多いのではないだろうか。生の枝豆はちょっと手間がかかるがとても美味しく食べることができる。美味しく枝豆を食べるためには、まず美味しい枝豆を見極める必要がある。そのポイントは2つである。
枝付きの枝豆を選ぼう
生の枝豆の売り方は大きく2種類である。枝付きもしくは枝から取り外してさやを袋詰めしているかのどちらかである。その場合は枝付きのものを選ぶことをおすすめする。枝がついた状態のもののほうが新鮮であるし、日持ちもしやすい。
また、枝付きの中でもさやがたっぷりと密集しており、枝の節と節の間が狭いもののほうが美味しいので、それを選ぶのがよいだろう。
また、枝付きの中でもさやがたっぷりと密集しており、枝の節と節の間が狭いもののほうが美味しいので、それを選ぶのがよいだろう。
さやの色が濃いもの
さやを見るときには3つのポイントに注目したい。さやの色が鮮やかで緑色が濃いものは美味しい。そして、粒の大きさにはバラつきが少なく、できるだけ均等にそろっているものが味にもバラつきがなく美味しいという特徴がある。そして、さやの表面にハリがあり、中身がしっかりと詰まっているものが美味しい証拠である。そして、何より枝豆は鮮度が落ちやすい。そのため、できるだけ入荷したてのものを選ぶのもよいだろう。加えて、すぐに調理することがおすすめである。
2. 枝豆を茹でるときの切り方のコツ
生の枝豆の一般的な食べ方は茹でて食べることである。茹でるというと、簡単な工程に感じるかもしれない。しかし、少しの工夫で、何倍にも枝豆を美味しく食べることができる。そのポイントを紹介する。
さやの両端を切るのがポイント
生の枝豆を茹でるときの下ごしらえとしてまず行ってもらいたいのが、さやの両端をはさみで切ることである。両端を切り落としてしまうと茹でるときに水が入り、できあがりが水っぽくなってしまうのではないかと心配になってしまう人も多いかもしれない。しかし、このひと手間を行うことで、枝豆全体に塩味がしっかりといきわたるのでぜひやってもらいたい。
茹でる前には塩もみ
さやの両端を切り落としたあとはさや全体を塩もみする。美味しく仕上げるためのポイントとして塩の量も重要である。茹でるときの塩の量は茹でる水の量に対して、塩は4%がベストであるといわれている。この茹でる用の塩の一部を使用して、さやを塩もみしてあげることで、塩味をしっかりと感じることができる茹で枝豆ができるのである。
茹で上がりは水にさらさない
塩もみに使用しなかった塩を入れた沸騰させたお湯に塩もみした状態の枝豆を投入する。ここでのポイントが塩は洗い流さないことである。中火で約3~5分茹でる。途中で、味見をしながら、少し硬いかなという程度でザルにあげる。ザルにあげてそのまま冷ます。早く冷ました場合には、うちわなどであおいであげるのがよい。少し硬めであげるのは予熱で熱が入るためである。また、水にさらしてしまうと、塩気と旨みが水に流れてしまうのでできれば避けたい。
温かいままで食べても美味しいし、冷ましてから食べても美味しいので、二度楽しむのもよいだろう。
温かいままで食べても美味しいし、冷ましてから食べても美味しいので、二度楽しむのもよいだろう。
3. 茹でる以外でも枝豆は美味しく食べられる
枝豆=茹で枝豆のイメージが強いかもしれない。もちろん、塩味のきいた茹で枝豆が美味しいのは事実である。しかし、別の調理方法で食べる枝豆もまた美味しいので紹介する。
焼き枝豆
両端を切り落として、塩水に約30~60分枝豆を漬け込む。そして、ざっと塩水をきった枝豆をアルミホイルを敷いた魚焼きグリルに重ならないように広げる。弱めの中火で約10分焼く。両面グリルでない場合、5分くらいで、上下を入れ替えてあげるとよいだろう。焼き色がついて、枝豆に火が通っていたらできあがり。茹で枝豆とは異なり、香ばしさを感じることができる食べ方である。
蒸し枝豆
両端で切り落として、さやを塩もみする。フライパンに塩もみした枝豆を広げる。大さじ1杯の水を回しかけてフタをする。弱火で約7分蒸し焼きにする。焦げるのを防ぐために、たまにフタをしたままフライパンを揺らしてあげるのがおすすめである。枝豆に火が通っているのを確認できたらできあがり。塩気が足りない場合は、塩をふりかけてから食べると美味しいだろう。
結論
好んで食べる人が多い枝豆だが、生の枝豆が並ぶ時期にはぜひとも生の枝豆を味わってもらいたい。冷凍では味わうことができない格別な美味しさを堪能できる。少し手間はかかるが慣れてしまえば難しいことではないので、ぜひとも試して、美味しい枝豆を楽しんでみてはいかかがだろうか。
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