1. そら豆の美味しい茹で方
そら豆の定番の食べ方といえば、茹でて食べることである。このそら豆の茹でて食べる方法もちょっとしたポイントをおさえて茹でることで、さらにいままでよりも美味しく食べることができるので、ぜひとも取り入れてもらいたい。
さやから取り出すのは茹でる直前
そら豆は鮮度が落ちやすい野菜でもある。さやから取り出すとさらに鮮度が落ちるスピードはあがる。加えて、販売されているものの多くはさやに入った状態で売られていることがほとんどである。さやから取り出すと、豆の表面が傷つきやすい。そのため、茹でる直前にさやから取り出すことが、美味しく食べるためには重要である。
薄皮はむかずに茹でる
さやからそら豆を取り出すと、薄皮に包まれた状態で出てくる。この薄皮は食べることができるので、茹でるときにはむかない。しかし、茹でるときに豆がしわしわになってしまうのを防ぐために、黒い筋がある反対側に浅くでよいので、包丁で切り込みを入れる。この切り込みを入れることで、茹であがった時に、皮がむきやすくなる。
沸騰したお湯に投入
そら豆は沸騰したお湯に投入して、1分半から3分くらい茹でる。このときに3%の塩水にしておくことで、切り込みから塩水がまわり、塩味のきいた茹でそら豆ができあがる。茹で時間は好みの固さで決めるのがおすすめである。茹であがったら、ザルにあげるが、水にはさらさずに自然に冷ます。水にさらしてしまうと、水っぽくなってしまうので、注意が必要である。
2. ほかの調理方法でも美味しく食べられるそら豆
茹でそら豆のイメージが強いが、じつはそら豆は炒めたり焼いたりして食べても美味しいのである。茹でそら豆とまた違った味わいを楽しむことができる。
ベーコンやソーセージと炒める
生の状態で薄皮までむく。フライパンにオリーブオイルとにんにくのみじん切りを加えて、色が茶色に変わるまで、ゆっくり炒める。ベーコンやソーセージを投入して、火が通ったら、そら豆を加えてサッと炒める。塩で味を調整したらできあがり。簡単にでき、酒のつまみにはやみつきなメニューである。これを食べてしまうと、茹でそら豆よりもはまってしまうおそれも。
焼きそら豆を楽しむ
フライパンや魚焼きグリル、トースター、オーブンなどがあれば焼きそら豆を楽しむこともできる。焼きそら豆はさやのまま重ならないようにそら豆を並べる。このときにさやの横に軽く包丁で切り込みを入れておくことで、破裂を防ぐことができる。両面を焦げ目がつくまで焼き、中の豆に火が通ったらできあがり。時間は豆の大きさによって変わるので調整が必要である。焼きあがったら、さやから取り出して、塩につけて食べると絶品である。加えて、さやの内側についているわたも食べることができる。甘くて美味しいのでぜひ味わってもらいたい。
3. そら豆は冷凍しても楽しめる
そら豆は鮮度が落ちやすいことで有名な野菜である。そのため、旬の時期にたくさん手に入って食べきれないということになりうる場合もあるかもしれない。そんなときには、ぜひ冷凍保存して無駄にすることなくそら豆を楽しんでもらいたい。
ベストはさやごと冷凍
そら豆はさやから出したほうが鮮度の落ちが早いので、1番のおすすめはさやごと保存袋に入れて保存することである。この状態で保存することで、1ヶ月以内であれば美味しく食べることができる。この場合、冷蔵庫で自然解凍して、通常通りの下処理を行い、調理に使うとよいだろう。もしくは、冷凍のままオーブントースターで火が通るまで焼くのもおすすめの食べ方である。
豆だけ冷凍
さやの中から取り出して、薄皮の黒い筋の反対側部分にのみ、包丁で切り込みを入れておく。その状態で保存袋に入れて冷凍庫に保存することで1ヶ月は美味しさを保つことが可能である。冷凍前に切り込みを入れておくことで、解凍せずに茹でる工程を行うことができる。もちろん、先に加熱した状態で冷凍保存することも可能であるが、その場合にはしっかりと水気をきってから保存をしなくては、解凍したときに水っぽくなってしまうので注意が必要だ。
結論
そら豆を調理したことがないという人もいるかもしれない。しかし、旬の時期にはスーパーでもよく見かける。生のそら豆を調理したものは格別に美味しい。茹でるや焼くといったシンプルな調理方法に味付けは塩だけでも十分に楽しむことができる野菜である。だからこそ、さやごとのそら豆が手に入ったときにはぜひ、楽しんでみてはいかがだろうか。
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