1. アルディ ガスナ ピマン エスプレットの特徴

アルディ ガスナ ピマン エスプレットという長い名前は、このチーズの特徴を表現している。アルディとはバスク語で羊、ガスナはチーズを意味する。エスプレットとは、フランスとスペインの国境あたりにあるピレネー地方のエスプレット村のことで産地を示す。そして最大の特徴が、ピマン(唐辛子)だ。
AOCを獲得した唐辛子入りのチーズ
エスプレット村産の唐辛子入り羊のチーズ。それが、アルディ ガスナ ピマン エスプレットである。チーズをカットした断面がオレンジ色なのも、唐辛子が入っているからだ。ブラックペッパーの入ったチーズはよく作られているが、唐辛子入りは珍しい。使用される唐辛子は、羊乳とともにエスプレット村で作られているため、ピマン・デスプレットと呼ばれている。2000年にフランスの原産地呼称保護制度(AOC)を獲得しており、エスプレット村の特産品として知られる特別な唐辛子である。
2. アルディ ガスナ ピマン エスプレットの味は?

唐辛子が入っているというだけで、かなり辛いチーズをイメージしがちだが、アルディ ガスナ ピマン エスプレットは意外と控えめな辛さで食べやすい。
唐辛子に甘みがある
ピマン・デスプレットは唐辛子でありながら辛さが上品で、同時に甘さを感じるともいわれている。日本の唐辛子よりも辛みはマイルドで、料理に加えるとただ辛くなるだけでなく深みが出てより美味しくなるそうだ。そのような美味しい唐辛子が使われているアルディ ガスナ ピマン エスプレットは、子どもでも食べられるほどよいスパイシーさが魅力である。
羊乳のクリーミーさとマッチ
唐辛子なのでピリッとした風味はもちろん感じられるが、チーズと組み合わせることでミルクの甘みが引き立つ。ベースとなるアルディ ガスナのチーズはクセが少なく、きつい風味が苦手な人でも食べやすい。クリーミーでコクのあるチーズとエスプレットのハーモニーは、ほどよい刺激があり明太子のようとたとえられることも多い。やみつきになる人も多いそうだ。
3. アルディ ガスナ ピマン エスプレットはつまみに最適

アルディ ガスナ ピマン エスプレットはそのまま食べるのが最も美味しい食べ方だ。辛みがあるため、酒との相性もバツグン。つまみにぜひ食べたいチーズである。
甘めの酒と楽しもう
チーズの濃厚な旨みやコクをより楽しめる酒としては、フルーティーな白ワインや甘めの日本酒がおすすめだ。アルディ ガスナ ピマン エスプレットの美味しさを引き出してくれる。ほかの食べ物と合わせずに、チーズだけをつまむ贅沢な食べ方がよい。
辛いのが苦手な人は味見から
アルディ ガスナ ピマン エスプレットは唐辛子入りのチーズだが、比較的食べやすい辛さだ。それでも辛いのが苦手な人や子どもが食べる際には、まずほんのひとかけらを試してみることをおすすめする。味見して大丈夫だったら量を増やしてみよう。また、牛乳などマイルドな飲み物を合わせると辛みが和らぎ食べやすくなる。
結論
アルディ ガスナ ピマン エスプレットに限らず唐辛子の入ったチーズ自体、日本ではあまり見かけないかもしれない。さらに羊乳で作られているため、味の想像がなかなかできないという人も多いのではないだろうか。エスプレット村で作られた唐辛子と羊乳のチーズのハーモニーとはどのようなものなのか、ぜひ一度は試してみたい。
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