1. 美味しいれんこんの特徴

節の部分がカットされていないものを選ぼう
れんこんを選ぶときにまず見てほしいのは、節が残っているかどうかである。節がカットされたものは鮮度の落ちるスピードがどうしても早くなる。しかし、節がカットされてカット面が見えるものしかない場合には、できるだけ色が褐変していないもしくは穴が黒くなっていないものを選ぶようにしよう。褐変しており、穴が黒ずんでいるものは見た目が悪いのはもちろんであるが、味も低下してしまっているので、できれば避けたい。
表面がきれいで重量感のあるものを選らぼう
節が残っているれんこんを比べるときに注目したいのは、表面に傷がなく、全体的に均一に色が染まっており、色ムラがないものである。そして、手で持ったときに重量感があるものは水分がたっぷりと含まれているので、新鮮である証拠でもある。また、しなびておらずぷっくりと丸みがあるものも新鮮な証である。
鮮度が落ちてくると、みずみずしさがなくなり、乾燥し、茶色の斑点のようなものが見られるようになることもあるが、それらはできるだけ避けたほうがよいだろう。
鮮度が落ちてくると、みずみずしさがなくなり、乾燥し、茶色の斑点のようなものが見られるようになることもあるが、それらはできるだけ避けたほうがよいだろう。
2. 好みの食感にあわせて切り方を変えるれんこん

舌触りをよくしたいときは皮をむく
れんこんは基本的に皮をむかなくても食べることができる。しかし、皮がある状態では舌触りが気になるという人や見た目の色がどうしても茶色になってしまうのできれいということは難しい。そのため、舌触りや歯ざわりをよくしたいという場合には皮をむいてから調理をするのもよいだろう。皮をむくことで、表面についている泥汚れが落ちやすかったり、見た目の色もきれいになったり、味がしみ込みやすくなったりという特徴がある。
食感にあわせて切り方を変える
れんこんは切り方によって食感が大きく変わるおもしろい野菜でもある。そして、切り方だけでなく、その後に褐変を防ぐためにアク抜きをする際の方法でも食感を変えることができるのである。基本的には繊維に沿ってカットすることで、シャキシャキした食感を楽しむことができる。一方で、繊維を断つようにカットすることで、ホクホクとした食感で楽しめる。ここで、代表的な切り方を4種類紹介する。
厚く輪切りにスライスして半月切りにしたものを水にさらすと、ホクホクとした食感を楽しむことができる。また、薄く輪切りスライスしたものを酢水にさらすと、シャキシャキとした食感を楽しむことができるのである。乱切りをすると表面積が大きくなるので、煮込み料理をしたときに、味がしみ込みやすくなる。そして、縦切りをしたときには、とてもよい歯ごたえを楽しむことができるのである。
厚く輪切りにスライスして半月切りにしたものを水にさらすと、ホクホクとした食感を楽しむことができる。また、薄く輪切りスライスしたものを酢水にさらすと、シャキシャキとした食感を楽しむことができるのである。乱切りをすると表面積が大きくなるので、煮込み料理をしたときに、味がしみ込みやすくなる。そして、縦切りをしたときには、とてもよい歯ごたえを楽しむことができるのである。
水と酢水を使い分ける
れんこんはアクが強い野菜であるので、切ったあとにアク抜きを行わなければすぐに褐変してしまう。そして、このアク抜きの方法には2種類ある。水にさらす方法は、ほっくり食感を残したいときに行うのがおすすめである。一方で、酢水にさらすときは、酢水にさらすことでれんこんに含まれているでんぷん質の働きが抑えられたシャキシャキ食感になるので、シャキシャキ食感を楽しみたいもしくは、れんこんの白色を楽しみたいときにおすすめである。
3. 美味しいれんこんの食べ方とは

実は生で食べることができる
れんこんは実はあまり知られていないが、生で食べることができる野菜である。れんこんに含まれている栄養素の多くが水溶性のものが多いことから、栄養的にみると生で食べることがおすすめである。ただし、食べごたえのあるれんこんであるので、生で食べるためには少し工夫が必要である。生で食べるときには少しでも食べやすいように、薄く輪切りスライスして、酢でアク抜きをしたあと、酢のものやサラダにして食べるのがおすすめである。
加熱するときにまるごといただける食べ方
水溶性の栄養素が豊富に含まれているので、汁ごと食べることができる汁物やスープが加熱をする場合には、栄養をまるごと飲み干すことができるのでおすすめである。味噌汁の具として使用したり、れんこんを出汁で煮込んで、フードプロセッサーでペースト状にして、牛乳や豆乳でのばしてポタージュにしたりするのもよいだろう。
結論
一見、扱いが難しいイメージが強いれんこんであるが、実は簡単に調理することができる。そして、切り方やアク抜きの仕方を少し工夫することでいろいろな顔を楽しむことができる。これをきっかけに、れんこんを見かけたときにはぜひ、手に取ってみて、お家ごはんにれんこんメニューを並べてみてはどうだろうか。
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