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【フィオーレ・サルド】ってどんなチーズ?特徴や美味しい食べ方を解説

投稿者:ライター 佐々木このみ(ささきこのみ)

監修者:管理栄養士 藤江美輪子(ふじえみわこ)

2019年11月 8日

イタリアで作られている「フィオーレ・サルド」は、「サルディーニャ島の花」という意味の名前のチーズである。しかし花という可憐なイメージの名前に反して、見た目はこげ茶色で、どちらかというとゴツくて素朴な印象だ。この特徴的な外観の理由を含め、フィオーレ・サルドとはどのようなチーズなのか紹介していく。

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1. フィオーレ・サルドってどんなチーズ?

フィオーレ・サルドは、名前にもある通りイタリアのサルディーニャ島で作られるハードタイプのチーズだ。原料は羊の生乳である。フィオーレらしからぬ力強い外観は、独特の製法によって作り出される。

■熟成前に燻製にする

一般的にチーズを作る際には、塩水に浸したあと乾燥させてから熟成工程に移るのだが、フィオーレ・サルドは、乾燥させるタイミングに煙で燻される。燻製されることにより、外皮が飴色に色づき特徴的な外観を生み出すのだ。もちろん見た目だけでなく、燻製ならではのスモーキーな香りも出る。しっかりと燻されたフィオーレ・サルドは、表面にオリーブオイルを塗り、じっくりと熟成させて仕上がっていく。

■燻製ならではの風味と濃厚な旨み

燻製されたフィオーレ・サルドはもともと外皮に色がついているが、熟成が進むことによってさらに濃いこげ茶色になっていく。鰹節に似た独特の風味も特徴的だ。もともと羊乳で作られているため、濃厚なミルクの旨みもしっかりと感じられる。フィオーレ・サルドはこのようにスモーキーな香りと凝縮されたコクを兼ね備えた、チーズ好きをうならせる逸品なのである。

2. フィオーレ・サルドの産地は羊の島

フィオーレ・サルドの産地であるサルディーニャ島は、イタリア半島の西側に位置する。地中海の島ではシチリアの次に大きく、昔から羊が多く住むことで知られている。

■羊牧がさかんなペコリーノの名産地

サルディーニャ島の人口は155万人だが、それに対して羊の数はなんと400万頭。人間よりも羊のほうがはるかに多く、まさに羊の島なのである。昔から多くの羊が暮らしており、羊乳製チーズであるペコリーノをイタリアで最初に作った島ともいわれている。フィオーレ・サルドのほかにも、サルディーニャ島で作られるペコリーノは数多く出回っている。

■羊の島ならではのチーズ

古くから牧羊の歴史を持つサルディーニャ島では、昔からフィオーレ・サルドが作られてきた。羊乳を使うチーズでも、生乳のたんぱく質を凝固させるための物質「レンネット」は、一般的には子牛由来のものを用いる。しかしフィオーレ・サルドに使うレンネットは、子羊由来のものを用いる。原料のすべてが羊由来であるというのも、羊が多く暮らすサルディーニャ島産ならではの特徴といえるだろう。

3. フィオーレ・サルドの美味しい食べ方

サルディーニャ島で古くから作られるフィオーレ・サルドは、保存性が高い反面、塩分はやや強めである。そのまま食べる場合は、薄くスライスして甘口の白ワインや日本酒と合わせると美味しい。また、ほかのペコリーノチーズと同様にはちみつやジャムをかけても意外と合う。
塩分の強さを生かして料理に使うのもおすすめだ。削ってサラダやリゾットにかければ旨みやコクが加わる。フィオーレ・サルドはクセが強くないため、風味を壊すことなくさまざまな料理に使うことができる。

結論

フィオーレ・サルドの見た目はフィオーレ(花)とはほど遠いが、燻製にされたことによって生まれる独特の風味や羊乳ならではの濃厚な旨みが魅力のチーズである。スモークチーズが好きな人はとくに、一度食べたらハマってしまうのではないだろうか。つまみとして食べたり料理に使ったりと、さまざまな楽しみ方を試してみよう。
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