このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
ナタデココとは?カロリーや糖質、栄養成分もまとめて紹介!

ナタデココとは?カロリーや糖質、栄養成分もまとめて紹介!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 岩切千晃(いわきりちあき)

鉛筆アイコン 2021年7月30日

90年代の初頭、大ブームになったナタデココ。ナタデココ入りのドリンク、ヨーグルト、ゼリーなどさまざまな食品が世に送り出された。その人気はいまでも健在だ。独特の食感が魅力で、さっぱりとした味わいであるが、ナタデココは一体何か?と聞かれて答えるのはなかなか難しい。今回はそんなナタデココの正体を暴いていきたい。

  

1. ナタデココとはどんな食べ物?

ナタデココという不思議な響きをもつデザートは、かつて日本で大ブームを巻き起こし、現在はその名を知らない人がいないほど定着した。独特の食感が特徴のナタデココは、フルーツに由来するデザートである。その原料や作り方をまずは見てみよう。

ナタデココの原料はココナッツ

ナタデココの正体を探る鍵になるのが、名前にも冠されたココ=ココナッツである。ココナッツは、ココナッツオイル、ココナッツミルクをはじめとした食品はもちろん、繊維質からはタワシやマット、殻からは活性炭ができるなど、余すことなく使うことができる植物として知られている。大きいものになると30mにもなる暖かな地域に生息する植物である。
ナタデココの正体は、ココナッツのなかでも若い実を割ったときに出てくるココナッツウォーターだ。飲料としても用いられているもので、東南アジアなどではストローを差したココナッツが販売されていることも多い。

ナタデココができるまで

そのココナッツウォーターに酢酸菌と水、砂糖などを加えて、発酵させたものこそ、ナタデココなのである。ちなみにナタデココとは、スペイン語。ナタは「〜に浮かぶ皮」を表す言葉で、「ココナッツの上に浮かぶ皮」というような意味合いだ。実際はココナッツミルクやココナッツウォーターにナタ菌と呼ばれる酢酸菌を加えて、一定の温度下で発酵させる。すると上部に半透明の塊が浮いた状態でできる。これをカットしたものがナタデココだ。

2. ナタデココの作り方

通販等でさまざまな食材や調理のための材料が入手できる時代になり、大概のデザートは自宅で作ることができる。ナタデココは、ココナッツの汁にナタと呼ばれる菌を加えて作る発酵食品である。ナタ菌は酢酸菌の仲間であり、ナタデココを作るための発酵期間には温度や湿度の調整が必須である。一週間ほど発酵させた後、さらに煮る必要があるためなかなか自宅で作ることは難しいデザートである。また、ナタ菌の入手も決して楽ではない。ナタデココは、外食や購入して食べるのが一般的なのはこういった理由があるのである。

3. ナタデココのカロリー

ナタデココは、低カロリーの食材であることも人気の要因である。実際、ナタデココはそのほとんどが水分で、およそ99%を占めるといわれている。残りの1%はセルロースという食物繊維だ。ナタデココ自体のカロリーはゼロに等しいが、市販されているナタデココはシロップ漬けにされていることが多い。一般的に食するナタデココのカロリーや栄養を見てみよう。

ナタデココのシロップ漬けのカロリー

一般的にデザートとして食するナタデココは、甘みが加味されている。シロップ漬けのナタデココの100gあたりのカロリーは73kcal。一粒一粒のカロリーはとても低いと考えられる。低カロリーかつ、セルロースと呼ばれる不溶性食物繊維を含むという特徴が、現代人のヘルシー志向にもマッチしている理由である。ちなみにセルロースは、腸の動きを促進するため便通によいとされる食物繊維である(※1)。

タピオカやアロエのカロリーと比較

シロップ漬けのナタデココ100gあたりのカロリーは、73kcal。一方、食感が似ているタピオカは、キャッサバという芋のでんぷんを粒状にして作られたものだ。そのため、タピオカは、でんぷん質つまりは炭水化物が主成分なのだ。ブラックタピオカは、100gあたり262kcalのエネルギーを含んでいる。つまりタピオカは、ナタデココとはちがい、高カロリーな食材といえるだろう。
また、ナタデココと見た目も似た、アロエのカロリーについても見ていこう。アロエは、ナタデココと同じように食物繊維を多く含む食材だ。アロエは100gあたり3kcalと低カロリーなのも特徴である。ナタデココは、作る過程で砂糖を加えるが、アロエは砂糖を使用しないため、ナタデココよりも低カロリーだと考えられる。

4. ナタデココの糖質

ココナッツウォーターに、酢酸菌の一種であるナタ菌などを加えて発酵させ作られるナタデココは、そのカロリーの低さ、食物繊維が豊富に含まれていることから特定保健用食品にも使用されることがある。糖質の量は、シロップなしのタイプであればほとんどゼロである。つまり、ナタデココは、低カロリーで低糖質な食材といえる。シロップ漬けになっている場合や、ヨーグルトやゼリーなど製品になっている場合は、もちろん糖質も高くなる。パッケージに明記された糖質量や販売企業が運営するサイトを参考に糖質量に注意する必要がある。

5. ナタデココの栄養

果物を主原料とするナタデココは、水分と植物繊維以外にはめぼしい栄養素を含んでいないというのが現状である。しかし、腸活などが話題になる昨今は、ナタデココが含む繊維質に注目が集まっている。また、その低カロリーを活用したダイエットも話題になることが多い。ここでは、ナタデココの健康への寄与について見てみよう。

不溶性食物繊維

一口に食物繊維といっても、水溶性と不溶性が存在する(※2)。ナタデココに含まれる食物繊維は不溶性で(※3)、文字通り水には溶けない。そのかわりに水分を吸収して膨張し、整腸や便通に効果があるのだ(※2)。

ナタデココがダイエット向きといわれる理由は?

ナタデココが体重管理に効果的といわれる場合があるが、これは低カロリーであることのほかにもうひとつ、セルロースが含まれていることによるもの。セルロースは、不溶性食物繊維のひとつでこれらは便通の改善に効果があるといわれており、この関係でナタデココに白羽の矢が立ったのだ。ただ、ナタデココだけで食べることは少なく、甘く加工された食品に入っていることが多いので、食事全体のバランスを見ながら取り入れるとよい。

6. ナタデココの美味しい食べ方

嚙んでもはじき返されるような独特の食感のナタデココ。この食感は、ナタデココを食べる際に咀嚼を促し、より満腹感を得やすいというメリットがある。また、シロップによって甘みがついているナタデココも低カロリーであることに変わりはないため、ほかの食材と組み合わせて舌も胃も満足させることができる。そのいくつかのアイデアを見てみよう。

ナタデココを毎朝のヨーグルトに

毎朝ヨーグルトを食する習慣をもつ人は少なくない。しかし、ヨーグルトだけでは腹持ちがよいとはいえず、ついつい間食をしてしまうケースも多い。ヨーグルトにナタデココを加えれば、しっかりと嚙むことから得られる満腹感が上乗せされ、よりヘルシーな朝食となることまちがいない。プレーンなヨーグルトにナタデココを加え、さらに季節の果物も一緒に食べても美味しいだろう。

トクホのナタデココジュースも

消費者庁が定めている特定保健用食品(通称トクホ)とは、からだの生理学的機能などに影響を与える保健効能成分(関与成分)を含み、その摂取により、特定の保健の目的が期待できる旨の表示(保健の用途の表示)をする食品です(※4)。ナタデココを使用した商品は、いくつかこのトクホのリストに含まれている。そのひとつが、伊藤園の「ナタデココ ヨーグルト味」という飲料である。その理由として、不足しがちな食物繊維の摂取が可能となるためとある。ただし飲みすぎには要注意で、1日1本が適量と明記されている。

結論

一時的なブームに終わらず、われわれの食生活の中に普及したナタデココ。その形状や風味からは想像がつきにくいが、ココナッツを原料とする健康的な食品である。トクホのリストにもナタデココに関連する商品が見つけられるが、自宅で作ることは難しいという特徴もある。栄養面におけるメリットを活用しつつ、おやつや朝食にナタデココを用いたいものである。
(参考文献)
(※1)運営元:株式会社小学館
日本大百科全書(セルロース)
(※2)運営元:公益財団法人長寿科学振興財団
食物繊維の働きと1日の摂取量
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/shokumotsu-seni.html
(※3)
運営元:文部科学省
食品成分データベース(果実類/ココナッツ/ナタデココ)
(※4)運営元:消費者庁
特定保健用食品について
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/foods_for_specified_health_uses/
  • 公開日:

    2019年11月24日

  • 更新日:

    2021年7月30日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧