1. たけのこを使った炊き込みごはんのレシピ

それぞれの家庭で炊き込みごはんの味付けは異なるが、まずは基本のレシピを見てみよう。基本をおさえておけばここから派生してアレンジすることができる。
- 材料
米2合、たけのこ水煮、出汁、醤油・みりん
- 作り方
たけのこはスライスしたものを使うのであればそのまま使用できる。ホールのものであれば太い部分を小さめに切ってごはんと混ぜて使おう。洗って浸水させた米を炊飯器に移して、醤油とみりんを加えてから出汁を2合の目盛りに合わせる。
全体的に混ぜて調味液をなじませたら、たけのこを上に乗せるようにして炊飯器のスイッチを押す。炊きあがったら全体を混ぜ合わせて器に盛り完成だ。木の芽や小葱、鰹節を散らしたりするレシピもある。
2. 炊き込みごはんに使用するたけのこは生?それとも水煮?

たけのこの旬は春先で、たけのこが店頭に並ぶと春の訪れを感じさせてくれる風物詩でもある。生のたけのこは申し分のない美味しさではあるが、処理に手間がかかるというのはデメリットかもしれない。
たけのこの処理は米ぬかを使いアクを取り除く必要がある。すべてを処理して炊き込みごはんの具材として使えるようになるまで数時間かかるので、普段の食事に使う材料としては難しいかもしれない。
自宅でたけのこの炊き込みごはんを作るときは、あらかじめ処理を済ませてパック詰めされている水煮を使うのがおすすめだ。水煮のたけのこには一つまるごと使っているホールと呼ばれるものと、薄切りにしてあるスライスのものがある。
ホールを使うと好きな形にカットすることができるので煮物を作るときには便利だが、炊き込みごはんの場合はスライスのもので充分だ。スライスされたたけのこはカットする手間が省けるので時短にもつながる。
3. たけのこの炊き込みごはんにはどのような具材が合うのか

たけのこは色が薄くシンプルなので、茶色いごはんとたけのこだけでは見ためが少し淋しげだ。色味のある野菜を一緒に使うことで見た目が華やかになり、視覚からも美味しさが伝わるだろう。たけのこの炊き込みごはんに具材を追加するのであれば次のような具材がおすすめだ。
にんじん...鮮やかなオレンジ色は料理の見た目を一気に華やかにしてくれる。千切りにしてごはんと混ぜてもよいが、花形にんじんにして上に飾るのもきれいだ。
油揚げ...薄切りした豆腐を油で揚げたもの。味噌汁や和え物など幅広い使用法がある。炊き込みごはんの具材として使うときは、お湯をかけて油抜きをしてから使うとよい。
しめじ...きのこの中でもメジャーなしめじは、炊き込みごはんとの相性もバツグンだ。しめじの旨みとよい香りがたけのことマッチして、より一層美味しさを引き立ててくれる。
木の芽...木の芽は山椒の若葉を指す。日本料理に使われることが多く高級食材として知られている。香りがよく、ほのかに辛味があることから香辛料としても使われる食材だ。吸い物や煮物、和え物などに彩りと香りを添える役割をする。たけのことは旬の季節が同時期のため、たけのこごはんにも飾られることが多い。
たけのこごはんはシンプルな料理ではあるが、ほどよく色味があるほうが美しい。定番の食材を使用するのもよいが、合う食材を見つけてオリジナルのアレンジを楽しんでみるのもいいだろう。
結論
たけのこを使った炊き込みごはんは、芳醇な香りで幸せな気分になれることまちがいない。とくに生のたけのこを使えば、旬を感じられるだけではなく旨みもたっぷりだ。たけのこだけではなく、旨みや色味をアップさせる食材を組み合わせて美味しいたけのこごはんを満喫してみよう。
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