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【サザエ】の旬はいつ?種類や美味しい食べ方も解説

【サザエ】の旬はいつ?種類や美味しい食べ方も解説

投稿者:ライター 佐々木このみ(ささきこのみ)

監修者:管理栄養士 藤江美輪子(ふじえみわこ)

鉛筆アイコン 2020年1月22日

磯の香りとコリコリした食感が美味しい「サザエ」。サザエは、年中スーパーの鮮魚コーナーで見かけることができるが、旬の時期をご存知だろうか。この記事では、サザエの旬や種類、美味しい食べ方について解説していく。

  

1. サザエとは

イボのある独特の殻と足の下にある硬いふたが特徴のサザエは、サザエ科の巻貝。暖かい海域を好むため、太平洋側では外房以南、日本海側では秋田県以南に分布している。朝鮮半島や黄海にも生息する。

サザエは養殖が行われない

サザエは稚貝の放流は行われるものの、いわゆる養殖という形では育たない。そのため漁には時期が決められており、解禁されるシーズンは各地によって異なる。漁獲は海女さんによる素潜りやサザエ建網漁、刺し網漁や竿付き漁などによる。長崎県での水揚げ量が多く、山口県や島根県、石川県などもサザエ漁が盛んな地として知られる。

サザエは岩礁域に生息している

サザエが生息するのは浅い岩礁域。主に海藻を食べて育つ夜行性の貝で、ワカメや天草、トサカノリなどを食する。

サザエの雄と雌の違い

巻貝の中でも最も多く漁獲されるといわれるサザエだが、殻の中に隠れている渦巻き状の生殖腺は、雄と雌で色が異なる。雄は灰色~クリーム色で雌が緑色だ。

2. サザエの旬の時期はいつ?

サザエはほかの魚介類と同様に、産卵期をむかえる前に最も栄養を蓄える。そのため、産卵前の時期を旬として考えることが多い。

サザエの旬は春から初夏?

サザエの産卵期は初夏から夏にかけて。そのため、最も栄養を蓄え身が充実する産卵前の春から初夏にかけて、がサザエの旬ということになる。

出回るのは夏

ただし、6月以降に漁が解禁される地があることや、夏に浜焼きのサザエが人気を集めることなどから、流通量が多くなるのは初夏よりも夏だ。そのため、夏が旬と考えることもできる。

サザエの旬は春から夏

産卵前のサザエと本格的に出回る夏のサザエ。いずれも旬といえるため、3~8月頃がサザエの旬と考えてよいだろう。

3. サザエの種類

サザエには小さなものから大きなものまでさまざまで、日本だけでも54種類も存在するといわれる。主に食用とされているのはサザエ、チョウセンサザエ、ヤコウガイなどだ。磯で採取されるいわゆる磯物としては、ウラウズガイやスガイなどがある。

日本産のサザエは「トゥルボ・サザエ」

日本のサザエと中国産のナンカイサザエは別種だが、よく混同されてきた。日本産のサザエに学名がなかったことが混同の原因にもなっていたが、2017年5月19日に日本産サザエの学名は、トゥルボ・サザエと命名された。

4. サザエの旬の美味しい食べ方

旬のサザエは鮮度が重要。活きのよいものをなるべく早く食べるのがおすすめだ。足の下(殻の入り口)に付いているふたの部分を触って動きがあるものは、新鮮な証拠である。サザエを入手したらさまざまな食べ方を楽しもう。

焼く

旬のサザエは夏の浜焼きバーベキューの定番食材でもある。ふたを上にしたサザエを網の上にのせて直火で焼こう。短時間で焼くのがポイントだ。しょうゆと酒を垂らしたり、ガーリックバターをのせてエスカルゴ風にしたりとアレンジも楽しい。

刺身

旬の獲れたてのサザエは刺身もおすすめ。身はもみ洗いして薄切りに。生殖器部分であるワタは、塩茹でにしてから食べよう。

炊き込みごはんなどにも

シンプルな浜焼きか刺身が美味しいが、たくさんサザエを入手した場合は煮物や炊き込みごはんの具にしたりするのもよいだろう。磯の香りと独特の食感がアクセントとなり絶品だ。

結論

日本ではトゥルボ・サザエという学名がついているサザエ。年中食べられるが、旬の時期である春から夏にはより入手しやすくなるため、浜焼きや刺身をはじめさまざまな食べ方を楽しんでほしい。自宅でも意外と簡単に調理ができるため、サザエ好きな人はぜひ挑戦してみてはいかがだろうか。
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  • 更新日:

    2020年1月22日

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