このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
【ホタルイカ】はなぜ光る?旬の時期や栄養・美味しい食べ方など紹介

【ホタルイカ】はなぜ光る?旬の時期や栄養・美味しい食べ方など紹介

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

2021年2月 5日

ホタルイカと聞くと、ボイルされた小さなイカをイメージする方が多いかもしれないが、ボイルに限らず美味しい食べ方はさまざまある。本稿ではホタルイカが光る理由や旬、栄養やおすすめの食べ方などを紹介する。旬に産地で食べるホタルイカは格別な味わいだ。

  
この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

1. ホタルイカとは

ホタルイカは、ホタルイカモドキ科に属する小さなイカである。ワタに旨みがありまるごと食べられて、茹でても硬くなりにくいのが特徴だ。日本海側で多く水揚げされるが、わずかながら太平洋側でも獲れる。

命名の由来は発光器があるから

ホタルイカという名前の由来が蛍であることは想像に難くないだろう。ホタルイカは腕や腹部に発光器を持っており、足の先にある3つの発光器から出た光によって青緑色に光って見える。このような特徴から、1905年にホタルの生態研究博士である渡瀬庄三郎氏によって、ホタルイカと命名されたのだ。

発光するのは何のため?

光る理由は大きく3つあると考えられている。1つは「身を守る」ためだ。とくに海岸に打ちあげられたり網にかかったりしたときに光ることから、そうであると考えられている。また発光することで「身を隠す」ともいわれている。昼間、太陽光に合わせて上手に光量を調節し、外敵に見つかりにくいようにしているというわけだ。3つめはなんと仲間同士での「会話」である。同じ仲間同士であったり、オスとメスの間で合図を送り合っているのではないかと考えられている。

産地は富山県が有名

ホタルイカは富山県の名産品として有名だ。日本海に面した民宿などでは獲れたてのホタルイカを食べることができる。ただし現在は、兵庫県を含めさまざまな地域で獲れる。水揚げ量については富山県より兵庫県のほうが多いほどだ。ホタルイカの漁法は地域によって異なり、兵庫県などでは昼間に底引き網漁により大量に水揚げするのに対し、富山県では夜に漁獲する。

そのため富山県の漁ではホタルイカならではの発光が見られ、一般客が参加できるツアーも人気だ。富山県産のホタルイカは沿岸に押し寄せてきたものを定置網で獲るため、身も大きく味がよいものが多いといわれる。

2. ホタルイカの旬の時期はいつ?

ホタルイカの旬は産地により異なる。養殖が難しいため、旬の時期でのみ食べられる期間限定の味覚だ。

富山県の旬は3月上旬~6月まで

富山県では毎年3月1日にホタルイカ漁が解禁され、5月頃まで、長い時には6月頃まで獲れる。もっともよく獲れるのは4~5月初旬だが、3~4月に獲れるホタルイカがいちばん美味しいといわれている。

兵庫県の旬は1月下旬~5月まで

水揚げ量1位の兵庫県では、富山県よりも早く1月下旬から漁が始まり、最盛期は3~4月、漁が終わるのは5月である。日本で獲れるホタルイカのうち、富山県産のほうが兵庫県産のものより身が大きく高値で取引される。

3. ホタルイカの種類と選び方

続いて、ホタルイカの種類や新鮮な個体の選び方などを見ていこう。

日本で食用としているのは1種類のみ

生物の分類法にはさまざまあり、明確に分類することは難しい。世界中にホタルイカの仲間は40種類ほどいるとされているが、同じホタルイカモドキ科に属するホタルイカは、世界に17種、日本に5種生息している。日本で食用とされているのは、そのうちの1種類のみである。ホタルイカの種類によって発光器の部位が異なるという特徴もあるというから興味深い。

新鮮さや品質を見分けるポイント

市場などでホタルイカを見かけたら、ぜひ新鮮なものを選んで生で味わってほしい。その際に役立つ、選び方のポイントをお伝えしよう。まず身はふっくらとしているもの、かつハリ・ツヤがあるものを選ぼう。また目が飛び出しており、耳の部分が白くなっているものも新鮮な証拠だ。

4. ホタルイカの栄養

せっかくなのでホタルイカの栄養についても触れておこう。

低脂肪・低カロリー

ホタルイカ100gあたりの脂質は3.5g、エネルギーは84kcalである(※1)。ホタルイカに限らずイカ全般にいえることだが、低脂肪・低カロリーな食べ物だ。

ビタミンもバランスよく含まれる

またビタミンA(レチノール)が1500μgと多く含まれるほか、B1・B2・ナイアシン・B6・B12・葉酸・パントテン酸といったビタミンB群もバランスよく含まれている(※1)。そのほか、良質なたんぱく質や、肝機能の働きを促すといわれているタウリンなども多く含むという。内臓まで丸ごと食べられるので、こうした栄養素を効率よく摂取できるのもホタルイカの特徴だろう。

5. 旬のホタルイカの美味しい食べ方

全国に出回っているホタルイカがボイルされたものばかりなのは、生のままではすぐ傷んでしまうためである。冷凍する方法もあるが味が落ちてしまうので、やはり旬の時期には生のものを産地の近くで食べるのがおすすめだ。

生のホタルイカの美味しい食べ方

旬に味わう生のホタルイカの味は格別である。おすすめの食べ方は、刺身やしゃぶしゃぶ。また、酢味噌で和えたり塩辛にしたりしても美味しい。

焼く・揚げる

ボイルされていないホタルイカは、網の上で炙ったり天ぷらにしたりするのもおすすめ。ごはんと一緒に炊けばホタルイカの旨みたっぷりの炊き込みごはんになる。

煮る・茹でる

あまり時間をかけずに甘辛く煮たホタルイカは非常に美味しい。これだけでご飯がすすむほどだ。また産地で多い食べ方として茹でる方法もある。こちらは濃厚な味わいになった内臓が美味である。

結論

全身が青く光る神秘的なホタルイカは、見て美しく食べて美味しい。小学生以上なら漁船に乗せてもらえるため、旬の時期に富山県に旅行する際はホタルイカ漁を体験してみるのもおすすめだ。旬の時期にしか食べられない貴重な海の幸を、ぜひ思う存分堪能してほしい。

(参考文献)

この記事もCheck!
  • 公開日:

    2020年1月16日

  • 更新日:

    2021年2月 5日

ランキングランキング

    ページトップへ ページトップへ