【管理栄養士監修】たい焼きのカロリーと糖質量｜栄養図鑑

「日本食品標準成分表」では、たい焼き（たい焼）の栄養価は「今川焼」と同じものとして扱われている。そこでまずは、今川焼の栄養価を参考に「たい焼き」100gあたりのカロリーと糖質量を確認しよう。なお、糖質量は記載されていないため、「炭水化物量－食物繊維量」で計算している。

・カロリー：217kcal
・糖質量：46.9g

「日本食品標準成分表」には、カロリー以外にもたんぱく質・脂質・炭水化物などさまざまな栄養素の含有量が記載されている。そこで以下にたい焼き（今川焼）の基本的な栄養価をまとめておく。

・たんぱく質：4.5g
・脂質：1.1g
・炭水化物：48.3g
・脂肪酸
　・飽和脂肪酸：0.27g
　・一価不飽和脂肪酸：0.28g
　・多価不飽和脂肪酸：0.29g
・ビタミン
　・ビタミンA（レチノール）：16μg
　・ビタミンD：0.3μg
　・ビタミンE：0.2mg
　・ビタミンK：2μg
　・ビタミンB1：0.04mg
　・ビタミンB2：0.04mg
　・ナイアシン：0.2mg
　・ビタミンB6：0.02mg
　・ビタミンB12：0.1μg
　・葉酸：7μg
　・パントテン酸：0.26mg
　・ビオチン：2.5μg
　・ビタミンC：0mg
・ミネラル
　・ナトリウム：56mg
　・カリウム：68mg
　・カルシウム：28mg
　・マグネシウム：7mg
　・リン：57mg
　・鉄：0.5mg
　・亜鉛：0.3mg
　・銅：0.05mg
　・マンガン：0.20mg
　・ヨウ素：3μg
　・セレン：3μg
　・クロム：1μg
　・モリブデン：9μg
・食物繊維：1.4g
　（・水溶性食物繊維：0.4g）
　（・不溶性食物繊維：1.0g）

「日本食品標準成分表」のたい焼き（今川焼）の栄養価は「こしあん入り」のものとなっている。しかし、たい焼きの中身はこしあん以外にもつぶあん、白あん、カスタードクリームなどもある。そこでそれぞれの100gあたりのカロリーと糖質量を「日本食品標準成分表」を参考にまとめておく。

・カロリー：255kcal
・糖質量：54.9g

・カロリー：239kcal
・糖質量：48.3g

・カロリー：135kcal
・糖質量：18.5g
※砂糖を含まない数値

・カロリー：174kcal
・糖質量：24.6g

たい焼きは専門店のほか、一般的なスーパーやコンビニでも購入できることが多い。これらのたい焼きはそれぞれ具材や大きさなどが異なるため、カロリーも違っている。そこで主な市販のたい焼きのカロリーをまとめておく。なお、商品のリニューアルなどに伴いカロリーが変わる場合がある。

・ニチレイフーズ（たいやき）：188kcal/80g
・神戸物産（おいしいたい焼）：219kcal/100g
・モンテール（【わスイーツ】ふわもちたい焼・カスタードミルク）：189kcal/1包
・セブンイレブン（しろもちたい焼き）：230kcal
・ローソン（もっちりとした白いたい焼き）：190kcal
・ファミリーマート（クリームたい焼きカスタード）：226kcal

ここまでたい焼きのカロリーや糖質量などについて詳しく解説してきた。しかし、中には「1日にどれくらい食べていいのか」「カロリーオフするにはどうしたらいいか」などが気になる人もいるだろう。そこで最後に、たい焼きのカロリーに関するよくある質問・疑問に回答する。

農林水産省などが策定した「食事バランスガイド」によると（※2）、たい焼きなどのお菓子は「1日あたり200kcal以内を目安にする」としている。市販のたい焼きのカロリーは1個あたり190～230kcal程度となっているため、「1日1個まで」を目安にするのがおすすめだ。なお、ほかにもお菓子を食べているときにはカロリーオーバーになる可能性があるため、お菓子全体で200kcal以内に抑えよう。

たい焼きをカロリーオフしたいなら、食べる量を減らすのがおすすめだ。市販品の中にはミニサイズのたい焼きもあるため、これらを選んでカロリーを減らすというのも一つの方法といえる。また、低カロリーのたい焼きを自作するという方法もある。例えば、市販の低糖質あんこを使ったリ、サラヤの「ラカントS」を使って餡子を作ったりすれば、カロリーオフ＆糖質オフすることが可能である。

たい焼き（こしあん入り）の100gあたりのカロリーは217kcal程度であり、市販のたい焼きは1個あたり190～230kcal程度となっている。おやつの1日あたりの目安量は200kcal以内とされているため、たい焼きは1日1個くらいを目安にするとよさそうだ。また、ダイエットや糖質制限などをしている場合には、低カロリー＆低糖質のたい焼きを作ってみるのもおすすめとなっている。

（参考文献）