1. 錦糸卵の基本をおさらい

錦糸卵とは、薄焼き卵を細く糸状に切った料理のこと。主にちらし寿司や冷やし中華のトッピングとして使われる。必要な食材は卵と塩だけで、まずは溶き卵を加熱したフライパンで焼いて薄焼き卵にする。それから糸状に細く切れば完成だ。「錦」のような色鮮やかさからこの名前が付いたという。
2. 錦糸卵の基本的な作り方

錦糸卵は家でも簡単に作ることが可能だ。必要な材料は卵と塩であり、お好みで砂糖やみりんなどを混ぜる場合もある。これらを準備したらさっそく以下の手順を参考に錦糸卵を作ってみよう。
錦糸卵の作り方・手順
1.ボウルに卵を割り解きほぐす
2.溶き卵にひとつまみ分の塩を加える
3.油を引いたフライパンを中火で加熱する
4.温まったフライパンに溶き卵を薄く広げる
5.卵の表面が乾いてから裏返して裏面を焼く
6.フライパンから取り出し粗熱が取れたら軽く巻く
7.1~2mm程度の幅になるよう均一に切ったら完成
2.溶き卵にひとつまみ分の塩を加える
3.油を引いたフライパンを中火で加熱する
4.温まったフライパンに溶き卵を薄く広げる
5.卵の表面が乾いてから裏返して裏面を焼く
6.フライパンから取り出し粗熱が取れたら軽く巻く
7.1~2mm程度の幅になるよう均一に切ったら完成
3. 錦糸卵を失敗させない簡単なコツ

錦糸卵はシンプルな料理ではあるが、意外にも「薄焼き卵が破れる」「上手に裏返せない」「焦げてしまう」といった失敗が多い。そこで錦糸卵を失敗させないために以下のような工夫を試してみよう。
コツ1.水溶き片栗粉を使う
溶き卵に水溶き片栗粉を加えることで、弾力性が出て卵が破れにくくなる。分量の目安は、卵1個につき「片栗粉小さじ1/4」と「水小さじ1/2」となっている。また、作った水溶き片栗粉は卵液に加えるだけで良い。あとは前述の手順のとおり、錦糸卵(薄焼き卵)を作るようにしよう。
コツ2.フタをして焼き上げる
途中でフライパンにフタをすることで、裏返さなくてもキレイな錦糸卵が作れる。卵液をフライパンに薄く広げて、表面が乾いてきた段階でフタをする。それから濡れ布巾の上にフライパンを置いて1分ほど待てば良い。もし錦糸卵に火が通っていなければ、改めて裏返して裏目を焼くようにしよう。
コツ3.専用アルミホイルを使う
フライパン用アルミホイルを使うことで、焼いたり剥がしたりが非常に簡単になる。やり方は簡単でフライパンに専用アルミホイルを敷いておき、そこに溶き卵を入れて焼き上げるだけだ。くっつきやすいフライパンを使っていたり、油を控えたりしたい人にもおすすめの方法となっている。
4. 錦糸卵を使ったオシャレ料理3選

錦糸卵は一般的にはちらし寿司や冷やし中華などに使われることが多い。しかし、スープやサラダなどにも使うことが可能だ。ここでは錦糸卵を使ったオシャレな料理をいくつか紹介しておこう。
料理1.スープ
お吸い物などのスープに錦糸卵を使うのもおすすめだ。少量でも作れるため、錦糸卵を作りすぎてしまった場合にも良い。また、具材にキノコ類や豆腐などを合わせても美味しくなる。だし汁を作ってから錦糸卵と他の具材を入れて一煮立ちさせれば、簡単に美味しいお吸い物を作れるだろう。
料理2.サラダ
中華サラダなどのサラダに錦糸卵を使うのも良いだろう。錦糸卵、細切りキュウリ、ハム、水で戻した春雨、ポン酢しょうゆを和えるだけで簡単に完成する。錦糸卵の「黄色」が加わることで、色鮮やかな中華サラダになるだろう。また、普通のサラダに錦糸卵をトッピングしても見た目が良くなる。
料理3.丼もの
海鮮丼や鰻丼などを作ったときに、白飯の上に錦糸卵をトッピングするのもおすすめだ。野菜類などのトッピングも良いが、錦糸卵を使うことで鮮やかな色味を楽しめるようになる。また、お弁当の白飯の上に錦糸卵を乗せたり、お茶漬けのトッピングに使ったりするのも良いだろう。
結論
ちらし寿司や冷やし中華などには欠かせない「錦糸卵」は、工程こそシンプルだが失敗しやすい料理といえる。しかし、ここで紹介した「水溶き片栗粉を使う」「フタをして焼き上げる」「専用アルミホイルを使う」などのコツを取り入れれば上手に作れる。ぜひ錦糸卵を作るときには取り入れてみよう。
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