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上手な【栗】の茹で方とは?ホクホクで甘い栗を食べるためのコツ

上手な【栗】の茹で方とは?ホクホクで甘い栗を食べるためのコツ

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

鉛筆アイコン 2020年2月22日

秋に旬を迎える「栗」。採れたての栗をシンプルに茹でて食べるだけで、旬の時期ならではの甘味と香りを口いっぱいに楽しむことができる。甘露煮や甘栗など一年中栗の加工品は出回っているが、秋の味覚を味わうなら何と言っても生の栗がおすすめだ。しかし、「栗を茹でるのは難しい」という声もしばしば聞かれる。そこで今回は、旬の栗を美味しく食べるための上手な茹で方についてご紹介しよう。

  

1. 栗を茹でる前の下準備

美味しい茹で栗に仕上げるためには、下準備が欠かせない。
栗を入手したら、すぐに下処理を行うようにしよう。栗はそのまま放置しておくと2~3日程度で表面が白くなり、虫が出てくることがあるからだ。

(1)天日干し

ザルなどに栗を重ならないように並べて、天日にあてて半日ほど干しておく。こうすることで、栗の甘味が増すのだ。もし時間がないときは、この工程は省略しても大丈夫。

(2)水に浸す

栗を大き目のボウルに入れて、かぶる位の水を加え、数時間~半日程度水に浸しておこう。もし栗の中に虫が入っていても、水に浸すことによって追い出すことができる。スーパーなどで購入した栗の場合は虫が入っていることは少ないが、自分で拾ってきたものや直売所やマルシェなどで購入したものなどは要注意。

2. 栗の茹で方

次は、いよいよ栗を茹でる作業だ。

(1)新しい水を用意し、塩を加える

栗を浸していた水はいったん捨てて、新しい水に取り換えよう。栗を鍋に移し、かぶる位の水を入れ、加えた水1リットルに対して、塩大さじ1/2強を入れてよく混ぜる。塩を加えることで、アクが抜けやすくなるのと、栗の甘味が増す効果が期待できる。

(2)中火でじっくり煮る

鍋を中火にかけて、沸騰したら弱火にする。小さ目の栗なら20~30分、大き目の栗なら40~50分位茹でる。火加減は、鍋のなかで栗が躍るような状態が理想的だ。様子を見ながら、適温を保つように調整しよう。

(3)粗熱を取る

茹で上がったら火を止めて、粗熱が取れるまでそのままにしておく。すぐに取り出さずに浸しておくことによって、次のような効果が期待できる。

・アクを抜くことができる
・栗の実がパサパサになるのを防ぐことができる
・皮が剥きやすくなる
・栗にほんのりと塩味が付く

3. 栗の剥き方と保存方法

茹で上がった栗が手で触れる位に冷めたら、お湯を捨てて、栗をザルにあげよう。栗の底の部分を切り、渋皮と実の間に包丁を入れて皮を剥いていく。栗をしっかり茹でておくと渋皮も柔らかくなっているので、剥きやすい。

皮が剥きにくい場合

もし剥きにくい時は、包丁で半分に切り、スプーンなどでくり抜いて食べるのもいいだろう。柔らかく茹で過ぎてしまった栗は、皮が剥きづらくポロポロと実が崩れることがある。その場合にも、スプーンで食べるのがおすすめだ。

栗の保存方法

栗をたくさん入手した時は、すぐにまとめて茹でておき、空気や水分が入らないようにしっかりとポリ袋などで包んでから、冷凍保存するようにしよう。

もしどうしてもすぐに茹でられない場合には、常温ではなく冷蔵庫で保存するようにしよう。
その場合には、栗が浸る位の量の約80℃のお湯に1分間ほど浸けてから保存するようにすると、1週間位は鮮度を保つことができる。

結論

旬の栗をシンプルに味わいたいなら、ぜひ「茹で栗」を試してみよう。今回ご紹介した方法で栗を茹でると、栗らしい甘さと香りを口いっぱいに楽しむことができる。時間がかかるように感じるかもしれないが、家事や仕事の合間などにできる作業も多いので、ぜひ挑戦してみたい。

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  • 更新日:

    2020年2月22日

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