1. 【男料理のいいところ】仕事に生きる力がつく

養われる段取り力
料理はできあがりまでの過程にさまざまな段取りが生じる。まず献立を考えることから始まり、家にある材料とない材料の分別、それを踏まえた買い物。次にどの順番で作ると効率がいいか思考しながら作り、食卓に並べる。常に1つ先のこと見据えながら、行動しなくてはならない。これは仕事に生かすことができそうな要素の1つだ。
金銭感覚のバランス
料理をするとわかるようになるのが、食における金銭感覚。同じ1,000円を使ったとしても、外食と家で作って食べるのとでは質も量も満足度も雲泥の差。こうやって費用対効果を実感することは、仕事にも役立つはず。しかも上手にやりくりすれば、節約も必ずできる。
目標の達成感
料理は、短時間で目標設定が叶うもの。決めたことをやり抜く力がつく。こうした成功体験の積み重ねは、自信をもたらす。また瞬時の判断力、臨機応変な対応が同時に求められるので、その力を養うこともできる。
2. 【男料理のいいところ】誰かのためから生まれる幸福感

幸せの連鎖
料理を作る大きな動機になるのが、誰かのため、という要素。例えば、妻や家族、パートナー、友人など、大切な人に料理を作って、一緒に食べてみる。相手は大抵の場合、とても喜んでくれる。するとこちらもどうしたわけか幸せな気分になる。この幸福の連鎖こそが料理の醍醐味とも言える。
おいしさも2倍
自分が作ったものをみんなで食べる。そこに笑顔が溢れると美味しさも倍増する。料理を通じて会話が増えることもあり、一家団欒の時間が減っている...、そんなオリひと世代にももってこいだ。また、自分が好きなものを作ることができるところもうれしいポイント。独断と偏見でメニューを選ぶことができるのはもちろん、いつもなら躊躇してしまう大胆な組み合わせにもトライできる。
感謝も倍増
料理をするようになると1つの料理が、いかに多くの食材と手間をかけて作られているかが身にしみてわかる。これはいつも料理を作ってくれる人への感謝へと繋がる。これもいい連鎖の1つ。
3. 【男料理のいいところ】鍛えられる想像力

ゼロからイチを作り出す
素材を調理して、料理に仕上げる。その工程は、ゼロからイチを作り出すようなもの。関連性のない素材同士を組み合わせ、1つにまとめ上げていくのだ。慣れてくるとレシピ通りではなく、創作料理を作ることができるようになるが、これは想像力を駆使しないと到底できることではない。味はもちろん、食感、食器とのバランスなど、想像力を鍛えるポイントは満載だ。
よりよい体づくりの糧に
食べるという行為は生きるという行為だという人がいるが、その通りで人の体は食べたものでできている。自分で料理をすれば、材料から調理法まで自分の意思で選ぶことができる。すなわち、ヘルスケアのセルフコントロールができるのだ。これは何かと体調の気になるオリひと世代には見逃せない。
結論
料理を作るようになると仕事に活かせる力、幸福感、想像力が手に入る。毎日でなくとも、たまに料理をすることでも、さまざまな意識が高まることは間違いなさそうだ。ぜひ、週末料理からスタートしてみてはいかがだろうか?