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進化を続ける【北海道米】の魅力。白米好きなら要チェック!

進化を続ける【北海道米】の魅力。白米好きなら要チェック!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

2020年3月29日

米どころといえば中越、東北。美味しい米の代表ブランドも有名で、毎年取り寄せる人もいる。そんな中、最近注目を集めているのが「北海道米」だ。実はかつて北海道米は、気候や品種の関係からあまり評価が高くなかった。ここ最近その評価は大きく変化し、美味しい米がたくさん出荷されている。

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1. かつては評価がよくなかった

北海道に近い東北は米の一大生産地だ。美味しい野菜が採れる北海道なのに、どうして米は評価が低かったのだろうか?

かつては「やっかいどうまい」

北海道の米は価格こそ低かったものの、味はあまりよくなかった。北海道の人たちにすら「やっかいど(役立たずだけど)うまい」と揶揄されていたくらいだ。広大な土地で大量に生産できるので、食糧難の時代に「質より量」といった品種が多かったことも関係している。現代になり、米に求められるものは「量より質」となった。

環境に適応する品種

1961年、北海道米は生産量だけみると日本一になっているが、寒さに強い品種の米は質と食味がいまひとつだった。北海道米は味や香りを左右する「たんぱく質」と「アミロース」がふたつとも高かったのだ。このふたつは低ければ低いほど米に粘りが出て香り豊かになる。寒冷な気候に強い品種は、このふたつが高い値だったので、パサつきやすく香りも弱かった。

2. 品種改良と気候の変化

北海道の米を美味しくしたい!この一念で立ち上がったのが、北海道立中央農業試験場(道立農試)だ。研究者の熱意がその後の北海道米を大きく変えることになる。

予算1億円!「オートアナライザー」

道立農試は、年間2万点もの育種材料を研究し、美味しい米の品種確立に全力を傾けた。アミロースが低い苗だけ選別したかった研究者は、アミロースの値を測定する「アミロースオートアナライザー」を希望していた。しかし、この機械は非常に高額のため、機械がない時代は研究者が膨大な時間をかけて成分を測定していた。そうした米に賭ける研究者の熱意が北海道庁に伝わり、1978年、1億円の予算が計上されてアナライザーが導入される。これは当時の研究費としては破格の扱いだったという。

気候が温暖化

品種改良でも耐寒性は必須だった。北海道の寒さは本土とは別格である。しかし世界的な温暖化が進み、全国の農業適温が変化を始めていた。今では米の主要生産地が北海道に移動しつつあるくらい、温暖化は稲作に影響している。気温が上昇すると、稲の天敵である「いもち病」の危険地帯も北上するのだ。温かい土地よりある程度寒冷な東北の方が稲作にむくのはこのためだ。

3. 美味しい北海道米ブランド

アミロースオートアナライザーによる、「間違いなく美味しい成分」が分析された北海道米。満を持して登録された米は大好評となった。

きらら397

プロジェクト最初期に誕生したベストセラー米。平成元年デビューの米だ。「北海道の米もここまで美味しくなったのか!」と全国で話題になった米で、ひらがなのネーミングやパッケージもかわいらしく、他県と差別化されている。

ななつぼし

一般財団穀物検定協会の制定する「食味ランキング」特Aの美味しさを誇る米。粘りが特徴の品種を掛け合わせて作られた。冷めても美味しいのが特徴で、北海道で一番多く作られている。

ゆめぴりか

こちらも食味ランキング特A。品種改良を重ねてきた集大成の米である。美味しさを守るため、厳しい統一基準が設けられていることでも有名だ。

結論

北海道ではその他、ななつぼし・ふっくりんこ・ほしのゆめ・おぼろづきなど、ひらがなでかわいらしいネーミングの品種米がたくさんある。もともとの北海道米は、決して恵まれた成分値ではなかった。道立農試の研究者の熱意が、美味しい北海道米の品種を作り上げたのだ。北海道米をみつけたら、是非購入してみよう。気に入ったネーミングで米を選ぶのも面白い。

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