1. 残った味噌汁はどう保存する?

味噌汁は常温で放置してしまうと傷みやすいので、冷蔵庫での保存が基本だ。使っている具材や室温などによっても異なるが、夏場に常温で置いておくと数時間~半日程度で傷みはじめてしまう。早めに夕飯を用意しておく場合なども、常温で放置するときは注意してほしい。常温でしばらく置いておきたいときは、こまめに100℃近くまで加熱するのがポイントだ。加熱が終わったらフタを閉め、余計な雑菌などが鍋の中に入らないようにしておこう。残った味噌汁を翌日食べる場合は常温に放置せず、必ず冷蔵庫に保存しよう。一晩鍋の中で放置された味噌汁は、傷んでいることもあるので、食べないほうがよいだろう。
2. 冷蔵で保存するときの注意点

味噌汁を冷蔵庫で保存するときは、鍋のままフタをして保存すればOK。鍋が冷蔵庫に入らない場合は、タッパーなどに移して保存してもよいだろう。冷蔵庫での保存期間は1~2日程度なので、作った翌日までに食べきるのがおすすめ。とくにじゃがいもなどの傷みやすい食材を使用しているときは、できるだけ早く食べきったほうがよい。鍋で味噌汁を沸騰直前まで加熱し、粗熱が取れたら冷蔵庫にしまおう。夏場は数時間で傷みはじめてしまうので、心配な場合は鍋ごと氷水に漬けて一気に冷やすのもおすすめだ。
3. 冷凍するなら味噌玉にするのがおすすめ

味噌汁は冷凍保存もできるが、具材によっては美味しくなくなってしまうので注意が必要だ。豆腐やじゃがいもなどは冷凍すると食感が変わり、美味しさが損なわれてしまう。
冷凍保存するなら味噌玉がおすすめ
味噌汁を冷凍保存したいなら、味噌汁の状態ではなく「味噌玉」と呼ばれるボール状の味噌を冷凍するのがおすすめ。大さじ1杯程度の味噌に粉末出汁、乾燥わかめやとろろ昆布などを加え、ボール状にすれば完成だ。好みの具材を入れることができ、1個で1人前の味噌汁が作れるので時間のない朝にも非常に便利。味噌玉の保存期間は冷蔵で1週間程度、冷凍の場合は1ヶ月ほどだ。
味噌玉に入れる具材
味噌玉に入れる具材には、向いているものとそうでないものがある。味噌玉はお湯を注ぐだけなので、基本的に加熱の必要がないものを選ぼう。乾燥わかめや乾燥ネギなどの乾物、冷凍保存するならネギや大葉などの香味野菜もおすすめ。生の根菜や豆腐などは不向きなので注意して作ろう。
4. 味噌玉の使い方と解凍方法

味噌玉を使うときは、お椀に入れてお湯を注ぐだけでOK。ちなみに、味噌は塩分濃度が高いので冷凍しても凍ることはなく、お湯でサッと溶けるので安心だ。冷凍庫から出した味噌玉で味噌汁を作ると、やや温度の低い状態に仕上がる。冷凍庫から出したばかりの味噌玉はとても冷たいので、熱湯を注いでも少し冷めてしまうので注意しよう。とはいえ、ぬるすぎて飲めないほどではないので、すぐに飲みたいときや、時間のない朝にはちょうどよい温度になるだろう。
熱々で飲みたいとき
前日に味噌玉を冷蔵庫に入れておくか、使う前にしばらく常温に置いておくとよい。たくさん作っておけば、飲みたいときにササっと味噌汁が作れるのでとても便利だ。
結論
味噌汁の保存方法や味噌玉の便利さについて紹介した。味噌汁は毎日作るのは面倒になることもあるだろう。そんなときには味噌玉を作っておけば手間が省ける。鍋を使わずに済むので、洗い物が少なくなるのも嬉しいポイントだ。保存期間も長いので、まとめて作っておいて夕飯や朝食を作る時間を短縮してみてはいかがだろうか。
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