1. シーフードカレー作りに必要な食材の選び方
最初に紹介するのは、シーフードカレー作りに必要な食材の選び方だ。シーフードカレーに使用する主な食材は、イカ・あさり・エビ・帆立貝など。それぞれの選び方のポイントを紹介しよう。ヤリイカやスルメイカは胴が褐色で透明感があり身の締まったものが新鮮だ。鮮度が落ちるにつれて透明感がなくなり白くなるようだ。さらに色が濃くツヤがあり、目がクッキリとしており、吸盤が吸い付いてくるようなイカが鮮度がよい。あさり選びのポイントは貝殻の口がかたく閉じており、殻の表面にツヤがあるものが新鮮だ。模様はいろいろあるが、鮮明なほど若い貝で良品だといわれている。
生きた車エビは殻に透明感があるものを選ぶとよい。水揚げされて時間が経過すると腹側が赤黒く変色していく。ブラックタイガーのような冷凍の海老は、鮮度がよいものから順に有頭→無頭→むき身に処理されることが多い。帆立貝は生を購入するときは、こんもりと盛りあがり身が引き締まったもので、表面に透明感とツヤがあるものを選ぶとよい。殻つきは殻が大き過ぎると身が小さい可能性があるので、中くらいの大きさで少し口を開けているものが新鮮だという。
2. シーフードカレー作りの下処理のコツ
次に紹介するのは、シーフードカレー作りの下処理のコツだ。シーフードカレーに使用するイカは足・ワタ・軟骨を取り水で洗ってから1cm幅の輪切りにする。足はワタを切り口ばしを取って足先を切り、2本ずつに切り分ける。あさりは塩水につけて砂を抜く。砂をよく吐かせるには、あさりがいた浅瀬の海岸のような環境に置くのがベストだという。たとえばバットにあさりを入れ、塩水量はあさりが浸るくらいにし1~2時間おく。とくに暗くて静かな場所で活発に呼吸するので、新聞やアルミホイルをかぶせておくとよい。また貝の殻は予想以上に汚れており、殻ごと調理する場合はキレイに洗っておくべきだ。むき身の場合は潰さないよう薄い塩水をはったボウルに入れ、そっとふり洗い殻が混ざっていれば取り除く。
エビは背わたを取り水で洗って水気を拭けばOK。帆立貝は殻つきではなくボイルしてあるものを購入すると下処理が簡単だ。塩水で洗いザルにあげたら水気をきるだけでOK。帆立貝を薄く何枚かに切るときは、平らにおき上から押さえ、厚みのうえのほうに真横に包丁を入れて手前に引くを繰り返す。野菜を使用する場合、玉ねぎは薄切りにピーマンは縦半分にカットし種を取り1cm幅に切っておく。シーフードカレーの下処理は以上だ。
3. シーフードカレーの作り方
次に紹介するのは、シーフードカレーの作り方だ。シーフードカレー作りに使用する材料は、下処理しておいたイカ・あさり(むき身)・エビ・帆立貝をはじめ、玉ねぎ・ピーマン・ヤングコーン・ごはん・ミニトマト・サラダ油・水・市販のカレールウだ。まず鍋にサラダ油を熱し中火にし、イカ・あさり・エビ・帆立貝を表面の色が変わるまで炒めて取り出しておく。
鍋に玉ねぎを入れ半透明になるまで炒め、ヤングコーンと水を加え4~5分ほど煮る。そこへ取り出しておいたシーフードとピーマン、ミニトマトを加え、ひと煮立ちさせたら火を止める。カレールウを入れて溶かし、弱火でとろみがつくまで煮ればOK。あとは器にごはんを盛り付け、シーフードカレーをかければ完成だ。
4. シーフードカレーを時短で作る方法
最後に紹介するのは、シーフードカレーを時短で作る方法だ。シーフードカレーを時短で作りたいときは下処理する必要のない冷凍のシーフードミックスを使用するとよい。用意する材料は、冷凍のシーフードミックス・バター・玉ねぎ・パプリカ・セロリ・にんにく・サラダ油・水・カレールウ・ごはんだ。玉ねぎ・パプリカ・セロリは2cmの角切りに、にんにくはみじん切りにする。
鍋にバターを熱し、そこに解凍して水気をきったシーフードミックスを加えて炒め、一旦取り出す。次にサラダ油とにんにくを入れ香りが出るまで炒め、玉ねぎ・パプリカ・セロリを加えてさらに炒め、水を加え10分ほど煮る。いったん火を止め、カレールウを入れて溶かし、弱火で煮てからシーフードを戻しひと煮立ちさせる。あとは器にごはんを盛り付け、シーフードカレーをかければ完成だ。好みでセロリの葉を散らしてもよい。
結論
シーフードカレーの作り方や下処理のコツ、簡単な作り方、時短で作る方法を紹介した。ちなみにカレールウは火を止め、沸騰がおさまってから入れるのがポイントだ。沸騰していると溶けにくくなるうえダマになる可能性があるようだ。またグツグツと煮えているところにカレールウを入れると、煮汁がはねかえる心配もあるので注意しよう。
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