1. 炊きあがったご飯に混ぜる、それがわかめご飯の作り方

潮の香りが漂うようなわかめご飯は、非常にシンプルなレシピである。「今日はわかめご飯にしよう」、と思い立ったが吉日で作ることができるうれしいレシピである。それでは、わかめご飯の作り方の基本を見てみよう。
●炊き立てご飯に混ぜるだけ
わかめご飯の基本は、炊き立てご飯にわかめを混ぜるだけである。もちろん、ご飯は出汁などで多少味をつけておくことが望ましい。しかし、わかめが持つ塩気がほどよく炊き立てのご飯に混ざるため、出汁やしょう油味はごく薄味のほうがよいだろう。
●生食わかめでも乾燥わかめでもOK!
ご飯に混ぜるわかめは、生食用でも乾燥わかめでも問題ない。生食用ならば小さく刻んでおく。乾燥わかめならば、ビニール袋などに入れてたたいて小さくしておけばご飯に混ざりやすい。わかめは、小さく刻んだほうがご飯と混ぜやすい。生食用のわかめは、ご飯に水分が移ってしまわないよう水気をよくきることが重要である。また、乾燥わかめの場合は炊き立てのご飯に混ぜたあと、15分ほど蒸すとわかめもしんなりとなじんでくるから心配はご無用である。
●ご飯の味付けは?
ご飯を炊く際の味付けは、市販の出汁の素でもよいし、醤油や砂糖でさくらご飯のようにしてもいいだろう。また、ご飯2合につき大さじ1杯ほどの酒を加えると、風味がよくなりふっくらとしたご飯ができあがる。食べるときにご飯の上に炒った白ごまをパラパラとかければ、香ばしさも増していくらでも食べることができる。
2. わかめご飯、さまざまなアレンジ方法とは?

日本人ならばわかめご飯の美味しさは格別である。和食のおかずならば、どんな料理でも相性がよいのがありがたい。また、わかめご飯に一味加える方法もいろいろある。そのアイデアも紹介する。
●ホタテを炊き込んだわかめご飯
わかめご飯と海産物との相性がよいのは当然かもしれないが、ホタテの炊き込みご飯はその中でも突出した美味である。ホタテはフレーク缶でもよいし、小ぶりの生のホタテでも問題ない。ホタテの炊き込みご飯には、しょうがのみじん切りやせん切りを入れるのが定番である。香り高いホタテご飯が炊きあがったあとに、わかめを加えてみてほしい。細ねぎでも加えれば、おかずなどいらない満足度100%のご飯となる。
●焼き鮭を加えて見ためも華やかに
同じくわかめご飯と相性がよい海の幸としては、鮭が挙げられる。弁当の定番である鮭は、わかめの緑にもよく映えて見ためも鮮やかな一品となる。鮭を混ぜる場合には、あらかじめ骨や皮を除いた鮭をほぐしておくだけである。味付けしたご飯が炊きあがったら、刻んだわかめとほぐした鮭、好みでいりごまなどを混ぜればできあがる。
●明太子やじゃこも!
ほどよい塩気と香りを持ちながら主張が少ないわかめは、明太子やじゃこなどの比較的主張のある食材とも一緒に混ぜることが可能である。ピリリとした明太子は、ご飯に美しい色を添えてくれる。塩気のあるじゃこも、さらに味にメリハリが出る。
3. 生姜や大葉などでわかめご飯にアクセントを

大人だけの食事ならば、わかめご飯も少し香辛料をきかせるという手がある。わかめご飯には、生姜や大葉、いりごま、三つ葉、細ねぎ、みょうがなどなど、さまざまな薬味が合うのである。
普段のお茶碗ではなく、少し大きめのお椀にこうした薬味もともに入れて、見ための鮮やかさやアクセントのある味わいを楽しむのも一興である。また、わかめご飯と食べるおかずにも、生姜を使った料理は相性バツグンとされている。健康面でも効能が高いことでも知られる生姜などの薬味を、ふんだんに使ってわかめご飯を楽しんでほしい。
普段のお茶碗ではなく、少し大きめのお椀にこうした薬味もともに入れて、見ための鮮やかさやアクセントのある味わいを楽しむのも一興である。また、わかめご飯と食べるおかずにも、生姜を使った料理は相性バツグンとされている。健康面でも効能が高いことでも知られる生姜などの薬味を、ふんだんに使ってわかめご飯を楽しんでほしい。
結論
日本人の舌にことのほかなじむわかめご飯は、作り方もシンプルな料理である。急に思い立ってわかめご飯にしても、用意していたおかずとの相性も悪くない。逆に、おかずが足りない場合には、わかめご飯をアレンジして楽しむことも可能だ。薬味もたっぷりと使ったわかめご飯、日本人であることの醍醐味を実感できる。
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