このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
【マーマイト】ってどんな食べ物?イギリスでは定番の調味料、原料や味わいに迫る

【マーマイト】ってどんな食べ物?イギリスでは定番の調味料、原料や味わいに迫る

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

2020年3月19日

“マーマイト”という食品をご存知だろうか?日本ではほとんど見かけることはないが、ある国の人々にとってはなくてはならない国民食である。マーマイトはどんな国で食べられ、どんな食品なのだろうか?マーマイトについて詳しく解説する。

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

1. マーマイトとは?

イギリスとニュージーランドの国民食

日本は美食の国である。味と見た目にこだわった美しい料理は日本食の特徴で、日本人だけでなく海外からのゲストをも魅了する。しかし、日本で食べられる"美味しいもの"は日本食だけではない。戦後に加速した食の欧米化と多様化により、日本にいながらにして海外の食文化を堪能することができるようになった。近年では輸入食品やオーガニック食品などを扱う店も増加傾向にあり、海外の食品はより手に入りやすくなった。しかし、今回のテーマである"マーマイト"はイギリスとニュージーランドではなくてはならない国民食でありながら、不思議なことに日本では全くと言っていいほど流通していない。一体どんな食品なのだろう?

マーマイトは発酵食品

マーマイトは濃い茶色のねっとりとした食品である。イギリスとニュージーランドの国民食だが語源はフランス語で、「調理用のふた付き鍋」を意味する。マーマイトの特徴は、独特な香りと味。それもそのはず、マーマイトは発酵食品なのだ。キムチや納豆、ぬか漬けなど、多くの発酵食品は独特の匂いを持つ。発酵食品であるマーマイトのニオイがきついことは全く不思議ではないのだ。マーマイトはビールの醸造過程で増殖して沈殿した酵母を主原料とする。言い換えると、ビールを作る過程で出た"絞りかす"なのだ。

2. マーマイトの原料や味は?

原料はビール酵母

マーマイトの製造方法は企業秘密であり公表されていないが、公式ウェブサイトで公表されている主な原材料は以下の通りである(ニュージーランドのSanitarium Health & Wellbeing社のホームページより)。
  • イースト菌(イースト抽出物)
  • ハーブ
  • スパイス
  • 砂糖
  • ビタミン
尚、イギリスとニュージーランドのどちらの国にも"マーマイト"という商品名の発酵食品が存在するが、イギリスではUnilever社、ニュージーランドではSanitarium Health & Wellbeing社が製造・販売を行なっており、それぞれがオリジナルのレシピでマーマイトを作っているため、原料・製造方法ともに異なる。

マーマイトは美味しくない!?

マーマイトについていろいろなことがわかってきた。しかし、まだわからないことがある。味はどうなのだろう?黒に近いほど濃い茶色の見た目からチョコレートのような甘さを期待してしまうが、蓋を開けた瞬間にそれが間違いであると気づく。人によって様々だが、マーマイトは「何かが焦げたような匂い」「食べ物が発酵したような匂い」などと表現される。気になる味は、誰もが「塩辛い」と表現する。マーマイトは、ほんのわずかな苦味と圧倒的な塩辛さをプラスした味なのだ。受け入れがたいこの独特の味こそが、マーマイトが日本に流通しない大きな理由である。

もちろん人によって味覚の嗜好は様々なため一概には言えないが、マーマイトは日本では「マズイ」といわれることが多い。一方、イギリスなどで人気が高いことからもわかる通り、「病みつきになる」という人もいる。このあたりは、日本でいうところの納豆に近いかもしれない。その味が気になる人はぜひ、ご自身の舌で試してみてほしい。

3. マーマイトの使い道と長い歴史

パンやクラッカーに塗って食べる!

マーマイトの食べ方はいろいろである。もっとも一般的な食べ方は、トーストやクラッカーに塗る方法だ。トーストの場合にはまずバターやマーガリンを塗ってから、その上にマーマイトを薄く塗る。既に解説した通り、マーマイトはかなり塩辛い。そのため、"薄く塗ること"がポイントだ。バターとマーマイトの上にチーズをのせてトーストする食べ方も人気だ。クラッカーに塗る場合も同様で、"薄く"がポイントである。他にも、スープの味付けに使うことや、醤油、味噌のような調味料として使うこともできる。塩辛さは強いが、料理に使えば主張する味ではないため、風味や塩気を足すために活躍する。

マーマイトの歴史

マーマイトが発酵食品であることは既に解説したが、その歴史は驚くほど長い。イギリスでは1680年以前からビール酵母の沈殿物を食べる習慣があり、これがマーマイトのルーツだと言われている。科学の発展にともない酵母を凝縮できるようになり、瓶詰めも可能となった。このようにして、マーマイトはイギリスで1902年に商品化された。このイギリスのマーマイトをモデルとし、ニュージーランドのSanitarium Health & Wellbeing社がマーマイトの製造を開始した。

結論

イギリスやニュージーランドの国民食、マーマイトについて解説した。オーストラリアにはよく似た商品で"ベジマイト"が存在する。マーマイト同様に独特な味を持つ発酵食品だが、トーストにも子供のサンドイッチにも欠かせない。日本人にとって味噌がなくてはならない存在であるように、マーマイトもベジマイトも当地の人にとっては大切なのだ。

この記事もCheck!

おすすめ記事おすすめ記事

    ページトップへ ページトップへ
    >