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意外と知らない?イギリスと日本の食事の違いやマナーを紹介

意外と知らない?イギリスと日本の食事の違いやマナーを紹介

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

鉛筆アイコン 2020年9月12日

知らない人がいないほど、日本にとって、イギリスはとてもなじみのある国のひとつだ。そんなイギリスだが、国の特徴や、食事内容および食事マナーについては、詳しく知らないという方も少なくないだろう。そこで今回は、イギリスにスポットを当て、国の特徴や日本との食事の違いや、食事マナーについて紹介しよう。

  

1. イギリスってどんなところ?

イギリスは、ヨーロッパの北西部に位置し、周りを海に囲まれた島国である。イギリスは正式な国名ではなく、正式な国名は、The United Kingdom of Great Britain and Northern Irelandで、日本語ではグレートブリテン及び北アイルランド連合王国になる。その名が示す通り、イギリスは、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4つの王国から構成されている。ただ、日本において、イギリスというとイングランドを意味する場合も多い。
ちなみにイギリスの国旗ユニオンジャックは、元々は独立国家であったイングランドとスコットランドと北アイルランドのそれぞれの国の国旗が統合されたデザインになっている。
そんなイギリスは、周りを海で囲まれているため、新鮮な魚介類が豊富に獲れる。そういった点は、同じ島国である日本と共通しているといえるだろう。国土のおよそ半分が牧場や牧草地で、肉類や乳製品なども豊富だ。「ローストビーフ」や「フィッシュ&チップス」をはじめ、イギリスの伝統料理は、豊富に獲れる魚や肉が使われているものが多い。
また紅茶をこよなく愛する国としてもよく知られている。朝にはモーニングティーを、午後にはアフタヌーンティーなど、1日の中で何度も紅茶を楽しむ時間がある。
ただ食に関しては、同じヨーロッパであるフランスやスペイン、イタリアなどは、グルメ王国として、美味しい料理が豊富にあるというイメージが強い。しかし、イギリスは、そのようなイメージとはほど遠く、真偽のほどは定かではないが、イギリスの料理は、あまり美味しくないというのが定説となっているようだ。

2. イギリスと日本の食事の違い

イギリスと日本の食事の最も大きな違いは、紅茶を楽しむ文化が根付いているか否かの点になるだろう。もちろん、日本でも緑茶や紅茶、コーヒーなどを楽しむ時間を設けている人は多い。しかし、イギリスでは、かなりの国民が、アフタヌーンティーと呼ばれる、午後にお菓子や軽食といっしょに紅茶を楽しむ時間を設けている。
また、紅茶と同様に、イギリスには、「パブ」の文化が根付いている点も、日本の食事と違っている点になるだろう。パブとは、パブリックハウスの略称で、社交場として、イギリスの食文化において、極めて重要な場所でもある。イギリス人にとってのパブは、いわば日本における、ファミレスのような存在でもあり、家族団らんで食事を楽しむ場所でもあるようだ。
また、イギリスは、伝統食であるフィッシュ&チップスのように、いわゆるジャンクフードを食べる機会が日本に比べて多いようだ。どちらかといえば、食に対しての関心が薄く、栄養さえ補給できればそれでいいと考えている人も、日本に比べると多い傾向にあるようだ。逆に言えば、日本に比べ、グルメな人が少ないということになるだろうか?

3. イギリスの食事マナー

イギリスの食事マナーは、フランスの食事マナーと違っている点が少なくない。フランス料理となじみが深い日本において、すでにフランス式の食事マナーを身に着けていたとしても、通用しない場合があるので、その点は注意したい。
例えば、フォークの使い方だが、フランス式では、利き手が右手の場合、左手にフォークを持ち、右手にナイフを持って、ステーキなどをカットした後、フォークを右手に持ち替えてカットした肉を突き刺して食べる。しかしこれは、イギリスではマナー違反になる。イギリスの場合は、フォークを右手に持ち替えずに食べる。
ライスも左手のままフォークの背にのせて食べるのがイギリスの食事マナーになる。
また、スープのすくい方も、フランスとは反対で、イギリスでは、手前から奥に向かってすくう。ズルズルと音を立ててすすったり、フーフーと冷まして食べたりするのがマナー違反になる点はフランスと同じだ。
また、日本においては、出された料理は、残さずにいただくというのがマナーになるが、イギリスの場合は、出された料理をすべて平らげずに、二口か三口ほど残すのがマナーになる。「食べきれないほどたくさんいただきとても満足しています」という気持ちを表すための行為のようだ。残さず食べると、「これでは足りなかった」という意思表示となり、料理を振る舞った人に対して、失礼にあたる。ちなみにこれは中国の食事マナーでも同じだ。

結論

イギリスと日本の食事やマナーの違いについては、ご理解いただけただろうか?「所変われば品変わる」といわれるように、同じヨーロッパでも、国によって食事マナーも異なるので、これを機に興味のある国や今後旅行したいと思う国の食事マナーをチェックしてみよう。
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  • 更新日:

    2020年9月12日

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