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イギリスのブルーチーズ【スティルトン】の特徴や食べ方を解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 藤江美輪子(ふじえみわこ)

2019年11月10日

食品にカビが付着すると衛生的によくないとされているが、チーズは例外だ。製造過程であえてカビ付けを行うことで、ほかのチーズとは違った味わいを出すことができる。独特の見た目と風味から初めてチャレンジするときは勇気が必要だが、ここで紹介する「スティルトン」というチーズでデビューしてみてはいかがだろうか。

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1. 【スティルトン】の歴史

世界三大ブルーチーズの1つ

青カビを付着させたブルーチーズの独特な見た目と味わいは、ほかのチーズと一線を画す。世界にはさまざまなブルーチーズがあるが、日本でブルーチーズといえば、イタリアの「ゴルゴンゾーラ」が有名だ。それにフランスの「ロックフォール」、イギリスのスティルトンを加えた3つが世界三大チーズと呼ばれている。スティルトンには、青カビを付着させないものもあるため、区別して「ブルー・スティルトン」と呼ばれることもある。

スティルトンは産地でない

チーズの名前には産地名が含まれることが多い。ヨーロッパではチーズ作りが伝統的に行われており、地域ごとに原料や製法が異なる。そのため地域伝統のチーズである証として産地名をそのままチーズの名とするのだ。しかし、チーズの大量生産が可能となり産地以外で作られたり、さまざまな事情で産地が移動したりすることもあり、必ずしもチーズの名と産地が一致するわけではない。スティルトンもその1つで、イギリスにスティルトンという地域があるがスティルトンチーズの産地ではない。スティルトンチーズはレスターシャー州、ダービーシャー州、ノッティンガムシャー州の3つの州で作られている。ではなぜスティルトンと名付けられたのかというと、スティルトンチーズが最初に売られたのがスティルトンの宿屋だったからだ。

2. スティルトンの特徴と食べごろ

スティルトンの見た目と味わい

ブルーチーズは青カビをチーズ内部で繁殖させるが、スティルトンはとくに青カビの入り方が細かい。見た目の美しさが大理石にたとえられるほどで、三大ブルーチーズに数えられるのも納得だ。口に入れると、ねっとりとした食感とともにブルーチーズ特有のシャープな苦みを味わうことができる。最初は苦みを感じるが、はちみつのような甘さを後味に感じることができるのもスティルトンの特徴だ。

スティルトンの食べごろ

スティルトンは1年を通して作られているチーズだ。熟成も短ければ8週間で完了するため、市場に出回りやすく、季節を問わず購入することができる。店頭に並んでいる時点で食べごろとなっているので、購入後はなるべく早く食べるようにしよう。

スティルトンの選び方

スーパーなどでパック詰めされたスティルトンを購入することもできるが、チーズ専門店で購入することをおすすめする。専門店であれば、実際に試食しながら選ぶことができるからだ。また、チーズの状態を直接見て確かめられるのも大きな魅力だ。スティルトンを含むブルーチーズを購入する場合は、表皮と切り口を観察しよう。青カビの入り方が均一であるか、表皮と切り口が乾燥していないか、青カビの色が変色していないかの3つをクリアしていれば問題ない。

3. スティルトンの食べ方

カットの注意点

スティルトンは直径20cm、高さ25~30cmと大きいチーズだ。そのためすでにカットされた状態で購入することが多いだろう。自宅で食べる際はさらにカットするわけだが、その際は青カビがなるべく均一になるようにカットしよう。チーズの表面と内部で青カビの量が異なるため、表面と内部を同じくらいの量にするとバランスよくカットできる。

ワインとの相性を楽しむ

食感と味わいが特徴的なスティルトンは、そのまま食べるのがおすすめだ。そのときに一緒に飲みたいのがポートワインだ。チーズの産地ではワインも作られている場合が多く、昔からチーズとワインはセットとされることが多かった。スティルトンのような濃厚な味わいのチーズとワインを一緒に楽しむ場合は、同じくらい濃厚な風味をもつワインか、甘口のワインを組み合わせるとよく、なかでもポートワインが最適だ。スティルトン以外のブルーチーズにも合うので、ブルーチーズを購入するときは一緒に用意しておきたい。

イギリスではクリスマスの定番

クリスマスといえば豪華な料理とクリスマスプレゼントが定番だが、イギリスにはもう1つ定番がある。それはポットに入ったスティルトンを贈ることだ。ヨーロッパの食生活には欠かせないチーズだが、チーズをクリスマスに贈る風習があるのはイギリスのみで非常に珍しい。

結論

イギリスはほかのヨーロッパ諸国と同様にさまざまなチーズが生産されてきたが、そのほとんどが戦争により失われた。スティルトンは数少ないイギリス伝統のチーズで、イギリス国内は当然ながら、世界中で愛されているブルーチーズだ。美しい見た目と濃厚な味わいは一度食べてみる価値がある。
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