目次
1. オイルサーディンの特徴

オイルサーディンは、一般的なスーパーなどでも手に入る食材のひとつだ。どのような特徴があるのか見ていこう。
■下処理されたいわしのオイル漬け
サーディンとはいわしのことだ。頭や内臓を取り除いたいわしをオイル漬けにするとともに加熱処理する。同じくいわしが原料のアンチョビは塩漬けしてからオイル漬けにするが、アンチョビは加熱処理を行わない。オイルサーディンは、いわしの旨みや栄養分がオイルにも含まれているため、オイルごと料理に使うことが望ましい。
■基本的に缶詰で販売される保存食
市販のオイルサーディンは基本的に缶詰にされており、製造から2~3年ほど保存できる。生のいわしを食べるとなると下処理が必要となるが、オイルサーディンは下処理が済んでいるためそのまま料理に使うことができる。
2. オイルサーディンのカロリーや栄養

オイル漬けということでカロリーが気になる人もいるかもしれない。オイルサーディンのカロリーや栄養についておさえておこう。
■1尾あたり約44kcal
オイルサーディンは1尾19.2gあたり44kcalである。100g換算にすると229kcalとなるが、これはいわしの身のみで換算されたカロリーだ。1缶あたりで考えるとオイルも含まれるため、もっと高カロリーになると覚えておこう。
■オイル漬けのため脂質が高い
栄養に関しては、1尾あたりのたんぱく質が3.14g、脂質が3.09g、炭水化物が0.31g。炭水化物のうち糖質量は0.23gと低い。いわしはたんぱく質の多い食材だが、脂質はたんぱく質とほぼ同量となるほど多く含まれている。やはりオイル漬けということで、どうしても高脂質になってしまうのだ。
3. 基本の食べ方でオイルサーディンを食べてみよう

オイルサーディンを食べ慣れていない人にとっては、どうやって食べればいいのかわからないのも当然だ。そこで基本の食べ方をまずはおさえておこう。
■基本はそのまま食べる
加熱処理されているオイルサーディンは、缶詰を開ければそのまま食べることができる。ほんのり塩味がついているため、まずは何もつけずにつまみとして食べてみよう。オイル漬けのためちょっと脂っこいと感じる場合はレモンを絞ったりスライスしたたまねぎと一緒に食べたりするとよいだろう。
■レンジで温めて食べる
オイルサーディンは温めて食べても美味しい。その場合、中身を耐熱性の器に移しかえてラップをかけ、電子レンジで加熱するのがおすすめだ。
4. オイルサーディンと相性のよい食材

そのまま食べても美味しいオイルサーディンだが、ほかの食材と組み合わせるとまた違った味わいを楽しむことができる。炭水化物や野菜と組み合わせて一品料理にするのがおすすめだ。
■パンやパスタと
オイルサーディンは小麦粉との相性がよい。ピザやサンドイッチ、パスタの具材にぴったりである。トマト系や和風、ペペロンチーノなどさっぱりした味付けで楽しもう。
■野菜やきのこ
たまねぎや小ねぎ、トマト、パプリカ、ズッキーニ、キャベツ、レタスなどさまざまな野菜と組み合わせることができる。また、きのことの相性もよいため複数の食材を組み合わせてもよいだろう。
5. 正しいオイルサーディンの保存方法

オイルサーディンは未開封の缶詰ならそのまま年単位で保存ができる。缶詰を開けたが食べきれなかった場合は、密閉できる別の容器に移して冷蔵庫に入れ、2~3日以内に食べきろう。また、オイルサーディンは冷凍することもできる。冷蔵保存に比べれば1~2週間と保存期間も長いが、時間が経つにつれ品質は劣化してしまうため早めに食べきったほうがよいだろう。
結論
オイルサーディンはそのまま食べても美味しいが、温めたりパンやパスタの具材にしたりするのもおすすめな食べ方だ。濃厚な味わいが特徴のため、レタスやたまねぎなどさっぱりとした野菜と組み合わせると食べやすくなる。さまざまな食べ方ができるオイルサーディンを、保存食として家でも常備してはいかがだろう。
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