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コンブチャの正体は【紅茶きのこ】!日本でブームとなった歴史とは。

コンブチャの正体は【紅茶きのこ】!日本でブームとなった歴史とは。

投稿者:ライター 井澤佐知子(いざわさちこ)

監修者:管理栄養士 佐々木倫美(ささきともみ)

2020年5月20日

昨今、海外で話題になる健康飲料にコンブチャがある。これは、昆布茶とはまったく異なるものである。コンブチャとは、1965年以降に流行した紅茶きのこを指す。とはいえ、紅茶きのこさえもなんのことかよくわからないという人も多いであろう。発酵食品として注目を浴びる紅茶きのこについて、今回は紹介しよう。

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1. 美容に敏感なセレブが起こした紅茶きのこの再ブーム

美容に敏感な日本国内外のセレブたちによってブームとなったコンブチャ。海外では「Kombucha」と表記されるこの飲み物は、「昆布茶」ではない。その実態は、紅茶きのこなのである。年代によっては、紅茶きのこと聞いてもピンとこない人も多いだろう。まずは、その歴史や変遷をみてみよう。

東モンゴルが発祥の紅茶きのこ

紅茶きのことは、わかりやすくいえば「紅茶の液体に含まれる菌」のことを指す。あるいは、ゲル状のセルロースの塊がきのこのように見えるということから、紅茶きのこの名がついたという説もある。
紅茶きのこは、さかのぼれば東モンゴルに起源があるとされ、シベリアでもよく飲まれてきた。紅茶に砂糖などを加えて発酵させた発酵飲料、それが紅茶きのこの正体なのである。つまり、紅茶は発酵した茶葉であり、その乳酸菌が糖分によって培養されコロニーとなってきのこの形状をしているということになる。

紅茶きのこ、日本への到来

紅茶きのこが日本に到来したのは、1970年代のことである。1974年に発行された「紅茶きのこ健康法」という本がブームの火付け役となり、日本で大流行した。著者である中満須磨子氏が旧ソ連から帰国する際にロシア人からもらった紅茶きのこは、虚弱体質であった著者に大いに役に立ったのだという。
近年になって、世界中で広がる発酵食ブームとともに紅茶きのこも再び注目を浴びるようになった。海外ではコンブチャの名称で定着してしまった紅茶きのこだが、その理由については諸説あり明確ではない。

2. 紅茶きのこは家で培養できる

紅茶きのこを培養するには、きのこと呼ばれる由来となっているゲル状のセルロースの塊、つまり「株」が必要である。発酵飲料として飲むには、少しばかり手間と時間がかかる。しかし、これも慣れである。紅茶きのこの培養法をみてみよう。

無農薬の紅茶と白砂糖を使用

それでは、紅茶きのこ培養のために必要なものをみてみよう。煮沸消毒ができる広口のガラス瓶、ふたとなるキッチンペーパーと輪ゴム、紅茶きのこ株、無農薬の紅茶、白砂糖である。紅茶きのこ株は、オンラインで購入可能である。また、砂糖は発酵を促すために白砂糖のほうがよいだろう。
砂糖を入れた甘さの強い紅茶を作り、冷めたころに紅茶きのこ株を投入。キッチンペーパーで瓶のふたをして、1~3週間の発酵を待てばできあがる。ただし、夏と冬では発酵期間が異なるので要注意である。夏のほうが発酵期間は短い。
炭酸が発生し、味わって酸味が出てきたらできあがりと心得よう。紅茶の香りが残るうちは、まだ発酵が足りない証拠である。また、カビが生えないよう瓶の煮沸は入念に行うことをおすすめする。

紅茶きのこの飲み方

それでは、こうしてできあがった紅茶きのこはどのようにして飲むのであろうか。もっとも簡単な飲み方は、紅茶きのこを濾して冷蔵庫で冷やして飲むことである。それでもの足りなければ、炭酸やジュースで割れば飲みやすくなる。あるいは、さまざまなフルーツを切ってフルーツポンチにするのもおすすめである。酸味が強くなって飲みにくくなった場合は、酢として料理にも活用できる。

3. 紅茶きのこのカロリーや栄養

美に敏感なセレブたちがこぞって愛飲する紅茶きのこであるから、美容面における効能があるのはまちがいないだろう。
まず、紅茶きのこ飲料を1杯飲んだ場合のカロリーは、およそ25kcalである。紅茶きのこの特徴には、酢酸菌、乳酸菌、酵素などが豊富な点にある。これはもちろん、発酵食品であるためであり、発酵液が腸の中で善玉菌に育って、腸内環境と整えてくれるという効能があるのである。
また、ミネラルやポリフェノールも豊富。抗酸化作用が期待されることが、世界中のセレブに愛される理由なのだろう。

結論

コンブチャの名で近年ブームとなっている紅茶きのこは、モンゴルに起源をもつ発酵食品である。1970年代に日本で大ブームを起こした紅茶きのこは、昨今の発酵食品ブームで再び注目を浴びている。紅茶きのこ株さえ入手できれば、自宅でも培養が可能である。その効能を鑑みれば、日常的に紅茶きのこを摂取するメリットは大なのである。
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