1. バクテーとはどんな料理?

バクテーとは、どのような料理のことだろうか?バクテーという言葉は聞いたことがある程度という人が多いことだろう。日本でも「バクテーそば」などで耳にすることがある人もいるかもしれない。ここでは、バクテーの基本的なところを解説していくことにする。バクテーの入口として、興味をもってもらえたら幸いである。
バクテーとはどのような料理?
バクテーとは、マレーシアのスープ料理である。豚肉のスペアリブを、漢方薬とハーブで煮込んだものになる。長い時間をかけて弱火でコトコト煮込んで作るので、余計な油が落ちるとともに、とても柔らかいホロホロ食感の美味しいスープとなっている。油っぽさがなく、さっぱりとしていて食べやすいスープに仕上がっている。
バクテーの発祥と歴史について
バクテーはマレーシアの港町で、中華系労働者のための朝ごはんとして生まれたスタミナ食である。
バクテーの言葉の意味
バクテーはマレー語表記では「Bak kut teh」、漢字表記では「肉骨茶」となる。漢字表記にすると意味が分かりやすく、「肉を骨ごと煮込んだ薬膳スープ」を意味している。
2. バクテーの作り方やコツ

家庭で作れる簡単なバクテーの作り方や、美味しくするコツを紹介していく。
バクテーの作り方
<材料>
スペアリブ、にんにく、鶏ガラスープの素、ブラックペッパー、塩コショウ、水
<作り方>
大きめの鍋に水を張り、スペアリブ、にんにく、鶏ガラスープの素、ブラックペッパーを入れて、火にかける。1時間半~2時間程度煮ていき、味を見ながら塩コショウで調整したら完成となる。
スペアリブ、にんにく、鶏ガラスープの素、ブラックペッパー、塩コショウ、水
<作り方>
大きめの鍋に水を張り、スペアリブ、にんにく、鶏ガラスープの素、ブラックペッパーを入れて、火にかける。1時間半~2時間程度煮ていき、味を見ながら塩コショウで調整したら完成となる。
美味しくなるコツ
スペアリブを、時間をかけて煮ていくことが重要である。煮れば煮るほど柔らかくホロホロになるので、おすすめしたい。最低でも1時間、可能であれば2時間程度煮ると美味しく仕上がる。
3. バクテーの素を使えば手軽に作れる

バクテーの素を使えば、より手軽に美味しいバクテーを作ることができる。ここでは市販のバクテーの素を紹介していくので、ぜひ参考にしてもらいたい。
カルディコーヒーファーム「骨茶香料」
香辛料と香料を使って作られている旨みたっぷりの商品である。豚骨肉を使えば本格的なバクテーになるが、豚のもも肉の塊や鶏肉の手羽元などを使えば、あっさりとした仕上がりになるだろう。
合同会社36チャンバーズ・オブ・スパイス「バクテーの素」
マレーシア料理店「馬来風光美食」のオーナーシェフのエレンさん監修のバクテーの素である。豚の骨付き肉、三枚肉、豚モモ肉、鶏手羽と好みの野菜を「バクテーの素」と一緒に煮込んでから、醤油、塩、オイスターソースなどで味付けするだけで、美味しいバクテーが完成する。簡単に身体に優しい栄養たっぷりのバクテーを作ることができる。
4. バクテーの美味しい食べ方

店で戸惑わないために、バクテーを注文した場合を想定して、食べ方などを詳しく紹介していく。
店でのバクテーの食べ方を紹介
バクテーに使われている豚肉の部位は地域によって異なるが、大半はポークリブである。店で注文する際は、肉のほかには白米と油条(中国式の揚げパン)を注文することになる。白米にスープをかけて、油条はスープに浸して食べることとなる。
バクテーはスープがメインとなる料理だ。店のテーブルには、赤唐辛子と黒いとろみソースが置かれていることだろう。黒いとろみソースは甘い醤油ベースのソースで、赤唐辛子とからめたものを豚肉につけて食べることをおすすめしたい。
以上のことから、家庭でバクテーを作った時には、一緒に白米、揚げパン(あれば)、赤唐辛子、オイスターソース(黒いとろみソースの代用品として)などを用意しておくとよいだろう。
結論
本記事では、バクテーについて紹介し作り方から食べ方まで説明してきた。いままでバクテーを知らなかった人にも、興味をもってもらえたら幸いである。手始めに、簡単にできて手に入りやすい市販のバクテーの素を使って、家庭で味わってもらいたい。
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