1. シンガポールの食事情

90%以上が外食!?
シンガポールは言わずと知れた経済大国。兵役がある、教育費が高いなどの理由から、共働き率がとても高いそう。さらに子育て環境がとても寛容なこともあり、外食率がとても高い。ホーカーと呼ばれるフードコートで提供される料理はとても安く、実際訪れるとわかるのだが、作るより断然買う方が安いのだ。
3食外食もあり!?
ホーカーの魅力は、その多彩な味が楽しめるという点。シンガポールのローカルフードはもちろん、インド料理、アジア料理、デザート、フルーツジュースやコーヒーなどを売る店など、幅広い店が並んでいる。フードは、2、3ドルで食べられるものもあるという。朝早くから営業しているので、朝食も外食というケースも珍しくないらしい。
2. カヤトーストとは

シンガポールの食事情を垣間見たところで、本題のカヤトーストの話題。カヤトーストは、シンガポールを代表するローカルフードのひとつ。朝食の定番ともいわれている。カヤトースト専門のチェーン店もあるほど、現地の人にとっては親しみのある存在だ。
味わいは?
カヤトーストは、カヤジャムと呼ばれるココナッツミルクと卵、砂糖、パンダンリーフを煮詰めたスプレッドのようなものが味の決め手。これをトーストにたっぷりと塗り、バターと一緒に挟んで食べるのだ。いかにも高カロリーだが、これが一度食べると癖になる。ちなみにパンダンリーフとは甘い香りのする不思議なハーブで、東南アジアでよく使用されるもの。ハーブ自体は硬くて食べられないので、香りをうつしたら、取り出す。
パンの種類は?
パンは基本的にシンプルな食パンである場合が多い。トーストしてあるものがもっともベーシックではあるが、なかには蒸してあるもの、丸パンで作られているものもある。現地でコピと呼ばれるコンデンスミルクをたっぷりと入れたコーヒーと一緒に食べられることが多い。朝食の代名詞ということもあり、セットメニューが組まれていることも。
3. ほかにもあるある!ローカルフード

海南鶏飯(ハイナンチキンライス)
チキンライスはチキンライスでもあのケチャップ色のチキンライスとはまったくの別物。鶏肉をゆでたスープで炊いたご飯とそのゆでた鶏肉が盛り合わせてある料理で、旨味たっぷり、それでいてシンプルなので日本人の口に合うこと請け合い。添えてある甘辛いたれやスパイシーなソースを合わせながら食べる。日本でも食べられる店があるので、トライしてみるのもいいかもしれない。
ラクサ
カップ麺で見たことがある!という人も多いかもしれないこちら。ラクサはココナッツミルクベースのスパイシーなカレー。レモングラスやジンジャー、チリなどが使用されることが多い。本場では、米麺にかけて食べるのが定番。ハーブの刺激的な風味とココナッツミルクのまろやかな味わいのバランスが癖になる。
肉骨茶(バクテー)
こちらもシンガポールで人気の朝ごはん。骨付きの豚肉を薬膳に使われるスパイスやハーブと醤油で煮込んだもの。肉がホロホロになるまで煮込まれるのが一般的で、こちらもなんとも癖になる味わい。ご飯や揚げパンなどと食べることが多い。薬膳料理として、疲労回復に役立てている人も多いそう。
結論
シンガポールのローカルフードの中でも意外と知られていないカヤトースト。最近では自宅で作るレシピを考案している人も多いようだ。調べてチャレンジしてみるのもいいかもしれない。