1. 収穫してすぐに出荷される新しょうが
新しょうがというと初夏に市場に出回るイメージが強いが、じつは旬が年に2回ある。そして、どちらにも当てはまることであるが、新しょうがというのは根しょうがを収穫してすぐに貯蔵せずに出荷されるもののことを指す。収穫してからすぐに出荷せずに最低2ケ月以上貯蔵してから出荷されるものが、いわゆる「しょうが」として年中店頭に並んでいるもののことである。
初夏が旬の新しょうが
新しょうがの旬といえば、初夏をイメージする人が多いのではないだろうか。この初夏に旬を迎える新しょうがは、ハウス栽培で育てられたものである。一般的に市場に新しょうがとして出回っているのはこちらのタイプのしょうがである。
秋に旬を迎える新しょうが
基本的に露地栽培の新しょうがの収穫時期は秋である。しかし、露地栽培で収穫されたものの大半は貯蔵され、翌年に一般的なしょうがとして出回ることがほとんどである。ゆえに秋の新しょうがを見つけることはかなり困難である。出回らない理由としては、初夏に旬の新しょうがに比べると辛みも強く、見た目も茶色っぽいため同じものに見えないということが大きく関与している。
2. 美味しい新しょうがを選ぶポイント
では、美味しい新しょうがを選ぶポイントをいくつか挙げよう。次回購入の際の参考にしてほしい。
色が綺麗なものを選ぼう
新しょうがは茎の付け根の部分が綺麗な赤色であるのが特徴の1つである。また全体的には白っぽい色をしている。この赤色と白っぽい色の色合いがはっきりとしているものが質のよいものである。白い部分の面積が多いほうがよいともいわれている。
みずみずしいものを選ぼう
新しょうがは一般的なしょうがに比べると水分が豊富に含まれている。そのため、表面に傷やしわなどがなく、張りがありみずみずしいものを選ぶことがおすすめである。
なるべく早く食べるのがおすすめ
新しょうがは一般的なしょうがに比べると水分量が多いので、日持ちはあまりよくない。そのため、基本的には購入したらできるだけ早く食べるのが美味しく食べるためのポイントでもある。
長期保存はできないが、もし保存する場合には、新聞紙やキッチンペーパーなどで乾燥しないように包み、袋に入れてから冷蔵庫の野菜室で保管するのがおすすめ。この場合には2週間を目安に食べきるのがよいだろう。
長期保存はできないが、もし保存する場合には、新聞紙やキッチンペーパーなどで乾燥しないように包み、袋に入れてから冷蔵庫の野菜室で保管するのがおすすめ。この場合には2週間を目安に食べきるのがよいだろう。
3. 新しょうがで美味しい保存食作り
辛みではなく甘みを感じられる新しょうがは、その味が特徴の1つである。しょうが=辛いというイメージだが、新しょうがは甘みを感じることができて、辛みは少ない。そして、水分量が多いので柔らかく、スジも少ないのでスライスの状態でも食べやすい。
生の新しょうがで保存食作り
スジや辛みの少ない新しょうがは漬け込みなどをして保存食にすることがおすすめである。日持ちがよくない新しょうがも保存食にすることで持ちがよくなるので、長く楽しむことができるようになる。
新しょうがといえば、ガリこと甘酢漬けである。薄くスライスした新しょうがをサッとボイルして、水気をしっかりときったあとに、甘酢や梅酢に漬け込むだけなのでとても簡単に作ることができる。漬け込んで数時間経つとピンク色に変わるのも特徴である。
ほかにも醤油漬けや味噌漬け、佃煮などにしても美味しく食べることができる。
新しょうがといえば、ガリこと甘酢漬けである。薄くスライスした新しょうがをサッとボイルして、水気をしっかりときったあとに、甘酢や梅酢に漬け込むだけなのでとても簡単に作ることができる。漬け込んで数時間経つとピンク色に変わるのも特徴である。
ほかにも醤油漬けや味噌漬け、佃煮などにしても美味しく食べることができる。
結論
じつは旬が年2回ある新しょうが。手に入りやすい初夏に出回る新しょうがを手に入れて、自宅で手仕事することで美味しい手作りガリを堪能してみるのはいかがだろうか。甘さなどの味を自分好みに調整することができるので、ぜひ手作りを楽しんでみよう。
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