1. 水菜を加熱して食べるときの下ごしらえ
サラダ水菜や水耕栽培された水菜は比較的やわらかく、生でも食べることができるが、土で育った水菜は軸も太目で、繊維質なものが多い。加熱して食すのがおすすめだ。
1.水菜をしっかり洗おう
まずはしっかりと洗おう。露地栽培された水菜は、根元の奥深くにまで土が入り込んでいることがあるため、水を張ったボウルの中で、水を変えながら数回かけてしっかりと洗い流すようにしよう。
2.水菜の根元をカットしよう
しっかりと洗ったら、水菜を根元から1~2cmほどのところで切り、根本の部分を取り除く。
3.さらに切ったところを洗う
根元をカットしたら、流水で再度根元部分を洗おう。先ほど洗い切れていなかった部分が、根元をカットすることで洗いやすくなる。根元に近い部分にはまだ土が残っていることがあるので、根元部分だけもう一度流水で洗うようにしよう。
4.水菜を食べやすい大きさに切ろう
水菜のおいしさはなんといってもそのシャキシャキ感。その味わいのためには、長すぎても短すぎてもNG。長く切りすぎると、かみ切りにくく、短すぎると物足りない仕上がりに。軸が太く繊維が多いものの場合は、食べやすいように3~4cmと短めがおすすめ。軸が細いものやサラダ用の水菜を加熱して使う場合は、長めに6~7cmの長さがよいだろう。まな板において端からザクザクと切っていこう。
2. 水菜を生で食べるときの下ごしらえ
前述したように、サラダ水菜や水耕栽培のやわらかいもの、新鮮なものなら生で食すことができる。
1.水菜をしっかり洗おう
加熱せず洗ったまま食す分、しっかりと汚れを落とす必要がある。土などはもちろん、目に見えない汚れもきちんと落とすつもりで、ボウルに水を張り、数回水を変えながら洗い流すようにしよう。最後に流水で仕上げを。
2.水菜の根元をカットしよう
洗った水菜を根元から1~2cmほどのところで切り、根本の部分を取り除く。
3.さらに切ったところを洗う
根元に近い部分に残っている汚れをもう一度流水で洗い流そう。
4.水菜を食べやすい大きさに切ろう
食べやすいように3~4cmの長さでザクザク切る。
5.お好みで塩をふる
食べやすいサイズに切った水菜をボウルに入れ、塩もみをして数分置いておくと水分が出る。水気を絞ると、しんなりしてカサが減って食べやすくなる上、ほかの食材や調味料とも絡みやすくなる。和え物やサラダのときには少量の塩をふっておくとよいだろう。
3. 水菜の保存方法
水菜をすぐに使わない場合は、冷蔵や冷凍で保存ができる。いつ頃使うかによって、保存方法を使い分けよう。
■水菜の冷蔵保存
水菜を洗ってカットして使い切れなかったものは、ひと手間かけて冷蔵保存しよう。1、2分ほど水にさらしてからざるにあげて水気を切り、キッチンペーパーなどで水気をふき取る。かわいたキッチンペーパーを敷いた保存容器に入れて、上からも乾いたキッチンペーパーでフタをし、冷蔵庫に入れる。キッチンペーパーがしめってきたらこまめに取り換えるようにすると1週間から10日ほど保存できる。
■水菜の冷凍保存
しばらく使う予定のない場合などには冷凍保存しておくとよい。水菜をフリージングパックに入れて冷凍しておけば、調理の際にそのまま使う事ができる。よく洗って根元を切ったら、水菜は時間が経つと茎や葉がしんなりしてしまうため、シャキシャキ感を保つために、根元を水にしばらく浸けておく。3~4cm長さにカットし、フリーザーバッグに入れて冷凍庫へ。使うときは解凍せずに凍ったまま調理しよう。1か月ほど保存できる。
結論
水菜は鍋に使うイメージが強いが、食品の臭みを取る効果もあるため、肉類や魚介類との相性もよく。生でも加熱でも使えるため、その可能性は無限な野菜であるといえる。ザクザクと切るだけで調理できて手軽だが、根元に汚れが残りやすいため、しっかり洗うことを徹底しよう。