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たけのこについている【白いつぶつぶ】食べられる?食べられない?

たけのこについている【白いつぶつぶ】食べられる?食べられない?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

鉛筆アイコン 2021年4月10日

旬を迎えているたけのこ。水煮もあるが、やはり生から茹でたものは格別の味わいだ。そんなたけのこ、よく見てみると白いつぶつぶのようなものが表面にたくさんついている。一見、カビにも見えるこのつぶつぶ、一体何だろうか?今回はたけのこの白いつぶつぶの正体を紐解きつつ、美味しい食べ方についてもレクチャーしていこう。

  

1. たけのこの白いつぶつぶの正体

たけのことは

たけのことは、竹の子どものことだ。生のたけのこが収穫できるのは、ほんの一瞬。食べごろは、土から頭がほんの少し出たくらいで、それ以上、大きくなってしまうと硬くて食べられなくなってしまう。徐々に背を伸ばしながら、産毛の生えた皮を1枚、1枚落とし、30日もするとあの硬い竹になってしまう。しかも、そこから竹はものすごい勢いで成長。なんと1日に1mも背を伸ばすことがあるという。

たけのこの栄養

春の風物詩でもあるたけのこ。グルタミン酸やチロシン、アスパラギン酸などのアミノ酸が含まれており、食物繊維も豊富。低カロリーな食べ物といえるだろう。ただし、アクが非常に強いので、たけのこだけを大量に毎日、食べることはおすすめしない。旬の季節であれば、ぜひ生から茹でて、季節外であれば国産の水煮を上手に使用するといいだろう。

たけのこの白いつぶつぶ

たけのこをカットすると現れる、カビのようにも見える白いつぶつぶや白い粉。実はこれ、たけのこ自身の成分。アミノ酸の一種であるチロシンだ。水煮など、低温になると結晶化して、立体的なつぶつぶとした見た目になる。旨味成分として知られるアミノ酸の一種なので、食べても害がないとされている。

2. たけのこの白いつぶつぶは食べられる?

新鮮なら洗い流さずOK

たけのこの白いつぶつぶ、チロシンは、洗い流すことなく食べてもOK。成長したたけのこに多いとされている。実際に口にして美味しい!と感じるわけではないが、時間が経つとどうしてもえぐみや雑味になりがち。時間が経過したものは、洗い流してもいいかもしれない。

腐りやすいたけのこ

たけのこは、日持ちが長い食材とはいいにくい。買ってきたら、いち早くアク抜きをするのが正解だ。茹で汁、または水に浸して冷蔵保存にし、4〜5日以内に必ず食べ切りたい。もし、食べきれないようであれば、早めに味付けをして保存食にするといい。冷凍することもできないわけではないが、食感が変わってしまうので、工夫が必要だ。

3. たけのこの美味しい食べ方

たけのこは鮮度が命。自宅で茹でたものなら、なおさら一気に食べてしまうのがおすすめ。たけのこを美味しく食べるには、部位ごとに異なるカットをするのがおすすめだ。というのも、穂先と根元ではまったく硬さが異なるのだ。根元は硬いので、繊維を断ち切る方向に切るのが正解。穂先は柔らかいので繊維に沿う方向に切るのがおすすめだ。

たけのこのグリル

茹でたてのたけのこは、オリーブオイルでシンプルに焼くのがおすすめ。塩と胡椒だけで食べると旨い。レモンを絞ってもいいだろう。こんがり焼き色をつけるとさらに食欲が増すはず。煮物やたけのこごはんとは、違った味わいを楽しませてくれる。

たけのこのきんぴら

しゃきしゃきとした歯ごたえを楽しむのなら、きんぴらもおすすめ。しっかりと味を付けるとごはんがすすむ。旬のたけのこであれば、大ぶりに切ってきんぴらにするといい。春の味を存分に楽しむことができる。

結論

たけのこの白いつぶつぶや白い粉は、チロシンというアミノ酸の一種。食べても害はないので、洗い流す必要はない。たけのこは鮮度が落ちやすい食べ物なので、買ってきたらすぐにアク抜きをして、なるべく早く食べ切るのがおすすめだ。
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  • 更新日:

    2021年4月10日

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