1. チンジャオロースはたけのこなしでも美味しく作れる?
日本の中華料理店などで食べる一般的なチンジャオロースは、肉、ピーマン、たけのこが具材として使われている。そのため、たけのこなしのチンジャオロースってどうなんだろう?と思う人も多いのではないだろうか。
チンジャオロースはたけのこなしでもOK?
チンジャオロースは中国語(漢字)では「青椒肉絲」と書く。青椒とはピーマンのことを指し、絲は細切りという意味の言葉だ。つまり、チンジャオロースは直訳すると「肉とピーマンの細切り」ということになる。肉とピーマンを必ず使っていればよく、たけのこなしではチンジャオロースとはいえないのでは?と心配する必要はないのだ。ちなみに、発祥地である中国では豚肉を使うのが一般的。牛肉で作る場合は、青椒牛肉絲(チンジャオニュウロース)という名前になる。
たけのこの代用品はいろいろある!
ピーマンと肉だけで作ってももちろんよいのだが、たけのこの入ったチンジャオロースを食べ慣れていると物足りなさを感じるかもしれない。その場合は、たけのこの代わりに入手しやすい食材を代用するとよい。たけのこのようなコリコリとした食感の食材がおすすめだが、たまねぎやもやしなどのシャキシャキとした野菜で作っても美味しい。
2. チンジャオロースをたけのこなしで作る!人参で代用して彩りよく
たけのこのような歯ごたえを感じられ、身近にある食材といえば人参。たけのこなしでも人参を使うことでコリコリとした食感を楽しめる。さらに、人参を使えば彩りのよいチンジャオロースに仕上がるというメリットもある。
人参もピーマンと同様に細切りに
たけのこなしで人参を使う場合も、基本のチンジャオロースの作り方とほぼ変わらない。細切りにした豚肉はしょうゆで下味を付け、片栗粉をもみ込んでおこう。人参はピーマンと同様に3~4cmほどの長さで細切りにする。
人参とピーマンは同時に炒める
ごま油を引いたフライパンを熱し、豚肉を色が変わるまで炒め、一旦取り出しておく。ピーマンと人参をサッと炒めて、豚肉を戻し入れたら、オイスターソース、しょうゆ、酒、砂糖を合わせておいたものを加え、軽く混ぜながら炒め合わせる。仕上げに水溶き片栗粉を加えとろみをつければ、たけのこなしでも満足感の得られるチンジャオロースが完成。
3. チンジャオロースをたけのこなしで作る!じゃがいもで代用
じゃがいもは、たけのこなしのチンジャオロースによく使われる食材である。細切りにすると色合いはたけのこに近いが、食感が異なるため意外性があって面白い。たけのこなしの変わったチンジャオロースを食べてみたいという人は、ぜひ試してほしい。
じゃがいもは炒め方がポイント
じゃがいもは火をしっかり通すとホクホクとした食感になる。チンジャオロースの味をしみ込ませたいなら、ピーマンよりも先に炒め始めて加熱時間を長めにするとよい。ただし、中まで火が通ったじゃがいもは崩れやすいため、箸で触りすぎるのはNGだ。全体を軽く混ぜるように炒めるとよい。また、切り方もやや太めにしておこう。
シャキシャキにしたいなら細く切ろう
逆に加熱時間が短いと、じゃがいもはシャキシャキとした食感が残る。食感を楽しみたい場合は、細く切ったものをピーマンと同様にサッと炒めるとよい。たけのこなしでも歯ごたえを楽しめるチンジャオロースに仕上がる。
4. チンジャオロースをたけのこなしで作る!れんこんで代用
たけのこなしでいつものチンジャオロースに近づけたいという場合におすすめなのが、れんこんで代用する方法だ。たけのこなしでも、見た目や食感が似ているれんこんを使うことで、より王道のチンジャオロースに近い仕上がりになる。ピーマンよりも火が通りにくいため先に炒めるとよい。
れんこんをきれいに細切りにするコツ
れんこんを細切りにするのは意外と難しく、切っているうちに崩れてしまうことも多い。そこで、ラップをしたれんこんを電子レンジで1分ほど加熱してから使おう。食感が損なわれない程度に加熱しておくことで、生の状態よりもれんこんの繊維が少し柔らかくなり、切りやすくなる。
切り方をガラッと変えてみても
ピーマンや肉はいつも通り細切りにするが、れんこんはあえて輪切りにして存在感を出すというのも悪くない。たけのこなしの変わったチンジャオロースという個性的で見た目も楽しい料理に仕上がるだろう。
結論
チンジャオロースは、そもそもたけのこなしでも成り立つ料理だった。たけのこが入らないと物足りないという場合は、食感の近い人参やれんこんで代用したり、じゃがいもを使っていつもと違った一品に仕上げたりとさまざまな工夫ができる。身近な食材を使って、たけのこなしのチンジャオロースを気軽に作ってみよう。
この記事もCheck!