1. イタリア料理のドルチェの意味はデザート
ドルチェとはもともと何語なのか。ドルチェの意外と知らないドルチェの秘密に迫ろう。
ドルチェはどんな意味?
イタリアでよく使われているドルチェ。ドルチェの本来の意味合いは優しいや甘美などという意味で使われる。じつは食べものの名前で使われているばかりではなく、ドルチェという言葉をイタリアではよく使っている。たとえば自由な生活、甘い生活などというときだ。甘い食べものだけを指す言葉ではないことがわかるだろう。
料理に使われるドルチェの意味は?
では料理のあとに食べるドルチェはどういう意味か。おもにデザートと同じように使う。デザートは食事のあとに食べる甘いものというイメージがあるだろう。ドルチェもまたデザートのように食事のあとに食べるものだが、イタリアのデザートを指すことが多い。
2. イタリアのドルチェの名前と意味
イタリアのデザートのことをドルチェと呼ぶが、具体的にどんなドルチェがあるのだろうか。ここではよく見かける定番のドルチェをいくつか紹介しよう。
ティラミス
イタリアのドルチェといえばティラミスが定番だ。日本でもレストランやカフェで気軽に食べることができるのがポイントだ。1960年にイタリアのベネツィアで食べられたドルチェで、マスカルポーネのチーズケーキとエスプレッソを組み合わせた柔らかいドルチェだ。もちろんティラミスはイタリア語だが意味は「元気づける」となる。卵を入れたティラミスは滋養強壮の意味合いもある。イタリアではティラミスは夜に出すものという認識も。滋養強壮の意味合いから女性へのメッセージとして男性に出されることもあったのだという。
パンナコッタ
ティラミスと同じくらい有名なドルチェがパンナコッタだ。ババロアのような食感が特徴で生クリームを中心に作っているので濃厚でコクがある。その作り方通りパンナが生クリームでコッタは加熱するという意味。
タルト
カフェなどで見かけるタルトもドルチェの1つだ。古代ローマ時代のお菓子トールタがもとになったドルチェで、サクサクとした食感が特徴である。フルーツ、クリームなどと一緒に合わせるととても美味しい。
3. 音楽のドルチェの意味
じつはドルチェという言葉は、ほかにも意味があるとされている。具体的にはどのような意味があるのかを説明しよう。
音楽用語で使われるドルチェ
ドルチェは料理のときに使う言葉だけではなく、じつは音楽用語にもある。ドルチェとは柔らかい、甘いという意味がありイタリア語だ。料理用語で使われているドルチェもまた、甘いなどの意味がある。具体的にはショパンのOP-2やフォーレのノクターン6番OP-63などにドルチェという記号が使われているのだ。優しくて柔らかく演奏するときに使うことが多い。
女性に対してもイタリアではドルチェを使う
音楽用語以外にもドルチェという言葉を使うことがある。それは女性に対してだ。イタリアでは自分の愛しい女性に対してドルチェと呼んだり、紹介することもあるというのだ。日本人には耳慣れない言葉だが柔らかさをもとめるイタリア人らしい発想なのだろう。
結論
ここではドルチェという言葉についてふれてきた。ドルチェはイタリア語であり、イタリアのデザートのことを呼ぶ。ティラミスやタルト、パンナコッタが代表的だ。また音楽用語や女性に対して使うこともあり、その意味の広さが伺えるだろう。ぜひドルチェの意味をよく知り、レストランなどで美味しさを堪能してみてはいかがだろうか。
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