1. ネオ中華とは

ネオ中華とは、ネオ町中華とも呼ばれていて、町中華の進化系といったニュアンスで用いられているようだ。ちなみに、ネオとは、英語で「新しい」「最新」といった意味である。
どこの町にもあるような、昭和レトロな雰囲気が魅力の昔ながらの中華料理店の総称として、幅広く認知されつつある「町中華」。その町中華に新しいエッセンスが加えられ、オシャレで洗練されたものに進化したものが「ネオ中華」になるようだ。
加える新しいエッセンスは、それぞれの中華料理店によって異なる点が、ネオ中華の特徴であり魅力といえる。
町中華の定番メニューであるラーメンや餃子も、それぞれの店のこだわりやセンスなどが反映され、これまでにはなかったまったく新しい感覚で食べることができる料理として提供される。たとえば、ラーメンのスープは、これまでに使われたことのなかったような食材を使って作られ、餃子の皮や餡は、従来にはなかったような食材を使って、作られるようだ。
では、これから東京で名店の呼び声の高いネオ中華の店をいくつか紹介しよう。
2. ネオ中華として話題の名店

虎峰
東京六本木にあるネオ中華料理店。従来の中華料理に、日本料理やフランス料理のエッセンスが加えられた料理が人気。
店のつくりは、オープンキッチンを囲むようにカウンター席があり、数多くの種類の料理が少量ずつ皿に盛られ、コース料理として提供されている。
TexturA
東京丸の内仲通り沿いにあるネオ中華料理店。中華料理とスペイン料理がドッキングした、これまでにない新しいスタイルにより注目されている。
コース料理を楽しめる「レストランエリア」と、さまざまなメニューを楽しめる「カジュアルダイニングエリア」が用意され、自由に選べる点も人気。コース料理は、中華料理とスペイン料理が交互に提供され、料理に合わせて、紹興酒やスペインのワイン、シェリー酒などが用意されている。
茶禅華
南麻布の閑静な住宅街にあるネオ中華料理店。日本の食材を使った革新的な中華料理が高く評価され、「ミシュランガイド東京2021」で、中華料理で初の三ッ星に掲載されるという快挙を成し遂げている。
epicer
西麻布の交差点の近くにある創作中華料理を提供するネオ中華店。提供される料理には、化学調味料は一切使用されていない。旬の食材に、さまざまなハーブやスパイスを組み合わせて仕上げた料理は、見た目も味わいも、これまでの中華料理の概念をくつがえすような斬新なものばかり。
3. ネオ中華を作ってみよう

家庭で作る定番の中華料理に新しいエッセンスを加えれば、それはもう立派なネオ中華になる。自宅で作るのにおすすめのネオ中華を紹介しよう。
大根餃子
定番の餃子に、和食のエッセンスを加えたネオ中華。
作り方は、いつもの餃子の皮の代わりに大根を使って作った皮に、通常の餃子のタネを包んで、フライパンで蒸し焼きにするだけととても簡単。
作り方は、いつもの餃子の皮の代わりに大根を使って作った皮に、通常の餃子のタネを包んで、フライパンで蒸し焼きにするだけととても簡単。
大根の皮の作り方は、2~3mmの厚さに輪切りにした大根に塩をふって、水気をよくきればできあがる。片面に片栗粉を薄くつけておくのがポイント。
大根のほかに、油揚げに包んでキツネ餃子にしたり、キャベツで包んでキャベツ餃子にするというアレンジもネオ中華として人気のようだ。
結論
ネオ中華がいったいどんな中華料理なのか?ネオ中華として話題の名店などについてお伝えした。いかがだろう?ネオ中華に対する理解を深めていただけただろうか?これを機に、定番の中華料理にさまざまなアレンジを加え、オリジナルのネオ中華をぜひ作ってみてほしい。
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