【低糖質アイス】はなぜ低糖質？市販の人気商品も紹介！

低糖質アイスとは、その名が示す通り、通常のアイスよりも糖質量を抑えて作られているアイスのこと。抵糖質アイスは、健康維持や体重管理など、なんらかの理由で糖質を控えたいと思っている人を対象として作られたアイスになる。
ちなみにアイスとは、乳固形分（無脂乳固形分と乳脂肪分を足したもの）の割合によって、アイスクリーム、ラクトアイス、アイスミルクの3タイプに分類される。

通常のアイスの糖質量は、商品によってバラツキがあるが、1個あたり20～30g程度ある。これに対して、低糖質アイスの糖質量は、それぞれの商品によって異なるが、大半は通常のアイスの糖質量の半分以下に抑えられている。中には糖質ゼロを謳っている商品もあるようだ。

緩やかな糖質制限を推奨しているロカボでは、間食で摂取する糖質量は、1日当たり10g以下に抑えることを推奨している。そうなると、通常のアイスは、1日に丸々1個を食べることができない計算になる。

通常のアイスよりも糖質量が少ないのに、低糖質アイスは、通常のアイスと同じように甘さを感じられ、美味しく食べることができる。低糖質だからといって、けして甘みが抑えられているというわけではない。ではなぜ、低糖質アイスは、甘いのに、糖質を抑えることができているのか？

その理由は、砂糖の代わりに、砂糖よりも消化吸収されにくい、糖アルコール（キシリトール、マルチトールなど）、オリゴ糖、人工甘味料などが使われているからだ。砂糖の代わりに何が使われているかについては、それぞれの商品によって異なっている。

砂糖の代替品を使いながら、いかにして砂糖の味に近づけ、アイスとしての完成度を高めるか？このことについては、低糖質アイスを製造販売しているどのメーカーにも共通する課題であるようだ。

確かに、どんなに低糖質なアイスでも、美味しくなければ、誰も食べたいとは思わない。よってそのような類の低糖質アイスには、商品価値がなく、仮に市販されたとしても、いずれは市場から姿を消す運命にあるといえる。

ここでは、市場に流通している主な低糖質アイスについて紹介しよう。

江崎グリコが販売している、低糖質アイスの代表的な存在。元々、「糖尿病の方や血糖値が気になる方に、安心して食べてもらえる」ことをミッションとして、病院の管理栄養士とタッグを組んで開発された商品のようだ。
バニラ、チョコ&バニラソフト、チョコモナカ、ストロベリー&ラズベリーなどとフレーバーのバリエーションも豊富で、どのフレーバーも1個当たりの糖質量が、10g以下に抑えられている。

砂糖ゼロのチョコレートでおなじみのロッテから販売されている。ZEROシリーズのアイス版。
ZEROビスケットクランチチョコバー（糖質11.3g）、ZEROアイスケーキ（糖質10.7g）などが用意されている。比較的糖質量が高めに感じるかもしれないが、通常のチョコバーやアイスケーキよりも、大幅に糖質が抑えられている。

糖としてい吸収されにくいオリゴ糖が使用されている。
コク深バニラ（糖質8.0g）、バニラ&チョコレートアイスバー（糖質17.7g）などが用意されている。

糖としてい吸収されにくい糖アルコールであるマルチトールが配合されている、低糖質アイス。
マダガスカルバニラとベルギーショコラなどが用意されている。マルチトールを除いた場合の糖質量は、どちらも5.0gとかなりの低糖質だ。

注目度が急上昇中の低糖質アイスについてお伝えした。糖質が気になりアイスを食べるのを控えている人も、低糖質アイスなら食べることが可能だ。ただし、低糖質だからといっても、糖質がまったくないというわけではない。食べすぎにはくれぐれも注意しよう。