目次
- ※1参照:厚生労働省医薬食品局食品安全部 基準審査課「お肉やチーズなどの食中毒について」 https://www.mhlw.go.jp/
1. チーズが腐るとこうなる

発酵食品であるチーズが腐るのは、意外だと感じる人が多いだろう。ここでは、チーズが腐っているかどうかを見分けるポイントを解説していこう。
見分けるポイント
チーズは賞味期限切れだからといって、すぐに食べれなくなるわけではない。チーズが腐ると、カビが生えたり水分が出てべたべたしたり見た目に変化が現れる。また、アンモニア臭のような強い臭いがしてくる。さらに、食べると舌がピリピリするような酸味や苦味などがする。このような状態になったら、腐っていたり傷んでいたりする可能性が高いので食べないようにしよう。
2. チーズは腐る!食中毒にも注意

チーズは日持ちするものが多いが、種類によっては賞味期限が短いものもある。ここでは腐ったチーズを食べてしまった場合の食中毒のリスクについて解説していこう。
期限内に食べる
チーズには加熱処理がしてあるプロセスチーズと、加熱処理のされていないナチュラルチーズの2種類に大別される。ナチュラルチーズのほうが賞味期限が早いがプロセスチーズも腐らないわけではない。腐ったチーズを食べるとリステリアによる食中毒の恐れがある。健康な人であれば軽い胃腸炎のような症状だが、免疫が下がっている人や高齢者は重篤な症状が出るおそれがあるので注意が必要だ。賞味期限内には食べきるようにして、開封後は期限に関わらずに早く食べきるようにするのがよいだろう。(※1)
3. チーズの正しい保存方法

ここでは、チーズの保存方法について解説していこう。
冷蔵保存の方法
チーズを保存する場合は冷蔵庫で保存するのが基本だ。冷蔵庫で保存する方法は、ラップに包んで冷蔵庫の野菜室で保存するのがよいだろう。また、冷蔵庫に入れていても水分が出てカビが発生する可能性があるので、ラップは3~4日を目安に交換するとよい。
冷凍保存の方法
チーズを冷凍保存すると風味が落ちるため、基本的には冷凍はしないほうがよい。加熱することを前提に保存するのであればよいだろう。保存方法は、1回分に切り分けて密閉した容器に入れて冷凍庫で保存しよう。
結論
チーズが腐ると見た目・臭い・味・などに変化が現れる。発酵食品であるチーズが腐るのは意外だと感じる人は多いはずだが、チーズもほかの食品と同様に腐る食べ物である。日持ちするものだからといって油断せずに賞味期限に注意し、食中毒を起こさないように気をつけよう。
(参考文献)