1. カリフラワーの茹で時間
カリフラワーは丸ごと茹でる方法と、小房に分ける方法がある。以下でそれぞれを詳しく解説していくので、ぜひチェックしてみてほしい。
丸ごと茹でる方法がおすすめ
栄養を逃がさずに手軽に茹でたいなら、鍋を使って丸ごと茹でるのがおすすめだ。あるデータによると、カリフラワーはブロッコリーよりも茹でた場合のビタミンCの損失率が低いとされており、茎にも豊富なビタミンCが含まれている。そのため、カリフラワーを食べる際は茎までしっかり楽しもう。(※1)
ただし、ビタミンCは水溶性のビタミンなので、茹でるとどうしても損失してしまう。(※2)カリフラワーは茹でてもビタミンCが損失しにくいとされているものの、丸ごと短時間で茹でるなどしてできるだけ栄養をキープできるように工夫するとよい。
茹でる際は塩のほかに、レモン汁や酢を加えると仕上がりが色よくなる。茹で時間は茎を下にして1分、ひっくり返して1分程度が目安だ。
小房に分けても可能
少量のお湯で茹でたいなら、フライパンを使うのがおすすめだ。フライパンにお湯を沸かして塩やレモン汁などを加え、小房に分けたカリフラワーを入れる。茹で時間は2分ほどが目安なので、茹で終わったらざるに上げて粗熱を取ろう。
別でカットしておいた茎を一緒に茹でてもよい。茎は皮を厚めにむいてから、スライスするなどして茹でてみよう。
2. カリフラワーのレンジを使った茹で時間
より簡単にカリフラワーを茹でたいなら、レンジを使うのがおすすめだ。ここでは、レンジを使う場合の茹で時間などを見ていこう。
簡単にできる方法
レンジで茹でたいときは、まずカリフラワーを水でキレイに洗ってから小房に分けておく。湿ったまま耐熱皿に並べ、塩を振ってから軽くラップをかけて100gにつき600Wで1分程度加熱する。レンジなら茹で時間が短く済むだけでなく、お湯を沸かす手間もない。また、少量でも茹でられるので1人暮らしの人やお弁当用の加熱にもぴったりの方法だ。茹で時間は目安なので、カリフラワーの状態を見ながら調整しよう。
3. カリフラワーの下茹でと冷凍保存
カリフラワーの茹で方や茹で時間が分かったところで、次は冷凍保存について見てみよう。下茹でをしたカリフラワーを冷凍しておくと便利なので、ぜひ参考にしてみてほしい。
冷凍保存の方法
カリフラワーは下茹でしたら、冷蔵保存し1~2日以内に食べきるのがよい。茹で時間を短くして硬めに仕上げておけば冷凍保存で約1か月ほど美味しく食べられる。
丸ごと茹でている場合には小房に分け、3~4個程度の食べきりやすい量ずつラップでくるむ。さらにジッパー付きの袋や保存容器に入れて冷凍すれば、長期間の保存が可能になる。調理する際は凍ったままで炒めたり煮たりできるほか、ピクルス液に漬けるのもおすすめだ。解凍すると水分が出やすくなってしまうため、凍ったままで加熱調理をするのがいいだろう。
結論
カリフラワーは独特の食感が美味しい野菜だが、茹で時間が長いと食感も栄養も損なわれてしまう可能性がある。保存しておきたいときはやや硬めに茹でるようにし、冷凍保存するのがよい。小分けにして冷凍しておけば、ちょっと使いたいときにも便利。カリフラワー好きな方は、ぜひ本記事を参考にしながら美味しく味わってみてはいかがだろうか。
(参考文献)
※1参照:独立行政法人農畜産業振興機構「カリフラワー」
※2参照:大塚製薬「ビタミンC」
"監修管理栄養士:渡邉里英
経歴:大学で栄養学を学び、大学院卒業後、医学関連出版社に就職。管理栄養士としての知識と医学雑誌の編集経験をもとに、オリひと食料理記事の監修に至る。
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