目次
- 1. 美味しいカレーの作り方の裏ワザ1:一度冷まして再加熱
- 2. 美味しいカレーの作り方の裏ワザ2:じゃがいもは別で調理する
- 3. 美味しいカレーの作り方の裏ワザ3:飴色玉ねぎを加える
- 4. 美味しいカレーの作り方の裏ワザ4:無水調理にする
- 5. 美味しいカレーの作り方の裏ワザ5:隠し味を加える
- 電子レンジで加熱してから炒める
- みじん切りにして炒める
- 冷凍した玉ねぎを使う
1. 美味しいカレーの作り方の裏ワザ1:一度冷まして再加熱

カレーは作ったその日よりも、翌日のほうが味わいが落ち着いて美味しくなるという事実はよく知られている。その理由は、肉や野菜に含まれるタンパク質・アミノ酸がカレーと絡み合い、コクを出すからだといわれている。さらに、冷ましたり加熱したりを繰り返すことで、熟成が進むという説もある。(※1)
じつは、その日のうちに翌日の味が出る時短カレーの裏ワザがあるのだ。その方法とは、作ったカレーをすぐに鍋ごと氷水に浸して冷ますというもの。冷えたカレーに火を入れて再び温めることで、時短で熟成ができるのである。カレーはこうしてさらに美味しくなる。
2. 美味しいカレーの作り方の裏ワザ2:じゃがいもは別で調理する

じゃがいもはカレーに入れるほかの具材と比べると、煮崩れしやすいという性質を持っている。そのため、一緒に煮込むとじゃがいもの存在がぼやけるということも起きうる。美味しいカレーを作るためには、じゃがいもは大きめに切り、別で調理しておくとよい。オーブンで加熱してもよし、油で揚げてもよし。カレーとは別に調理したじゃがいもは、トッピングする感覚で最後に皿に盛りつけるときに混ぜる。こうすることでホクホクとしたじゃがいもの食感を堪能できるのである。
3. 美味しいカレーの作り方の裏ワザ3:飴色玉ねぎを加える

カレーには不可欠な食材、玉ねぎ。玉ねぎを飴色になるまでじっくり炒めてカレーに加えることで、カレーはより美味しくなる。その理由は、玉ねぎを炒めることによってメイラード反応が起き、より香ばしく甘みが出るためといわれている。(※2)メイラード反応が起こることで玉ねぎは飴色に変わるのである。飴色玉ねぎを作るには弱火でじっくりと炒める必要があるため、時間がかかるのが難点である。しかし、いくつか時短となる裏ワザがある。
これら3つのうちのどれかを実践することで、玉ねぎを炒める時間は短縮できる。玉ねぎが飴色になるまで炒めるには、通常40分ほどかかることも頭に入れて調理するようにしよう。
この記事もチェック!
4. 美味しいカレーの作り方の裏ワザ4:無水調理にする

近年よく耳にする無水カレーとはなんだろうか。無水カレーとは、野菜などの具材から出る水だけで煮込むカレーのことである。素材の味わいが凝縮する無水カレー、ストウブなどの調理道具のレシピから人気に火がつき話題になっている。こうした事情から、無水カレーを作る際には、具材の水分を逃さないホーローやステンレス製の厚手の鍋が必要になってくる。具材も水分の多い野菜をたっぷりと使うのが、成功のカギとなるだろう。玉ねぎやにんじんだけではなく、なすやパプリカなどを使った夏野菜カレーも乙である。
5. 美味しいカレーの作り方の裏ワザ5:隠し味を加える

カレーにはさまざまなスパイスが入っているが、味見してもイマイチ物足りないということもある。そんなときには調味料だけではなく、キッチンにあるさまざまな食材でコクを出すことができる。そのアイデアの一部を見てみよう。
コクをプラスする隠し味
カレーの味わいに深みを与えたい場合には、どんなものを足せばいいのだろうか。意外なことだがチョコレートを1片入れるとコクが出る。カカオ豆の風味と適度な甘さは、スパイシーなカレーとは好相性なのである。また野菜のエッセンスがたっぷり入ったウスターソースを加えても、さらに美味しいカレーになるだろう。
甘みをプラスする隠し味
カレーに辛みが出すぎてしまった場合は、どのように緩和すればいいのか。カレーに甘みを出したければ、りんごや蜂蜜といったCMでもおなじみの食材が役に立つ。りんごはすりおろすとまろやかな甘さが出る。また蜂蜜は、コクのある甘さが出るうえ、とろみがついてカレーの食感も向上する。
香りをプラスする隠し味
より香り高いカレーにしたければ、スパイスを活用してみよう。スパイスの種類は多く、それぞれが独特の風味を有している。カレーはこうしたスパイスの香りが花束のように香るのが特徴である。好みのスパイスを加えて、美味しいカレーに仕上げてほしい。
この記事もチェック!
結論
小学生でも作ることができるカレーであるが、裏ワザを駆使すればいつもより数段美味しいカレーができあがる。玉ねぎを丁寧に炒めたりじゃがいもを別で料理したりと手間をかければ、カレーはそれに応えて美味しくなってくれるのである。物足りないと感じたときには、嗜好に合わせて食材を加えてみよう。ぜひオリジナリティあふれるカレーで、家族を喜ばせてほしい。
参考文献
監修管理栄養士:児玉智絢
経歴:女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士免許を取得。食品メーカーの商品開発などを経験後、フリーランスとして栄養・健康分野の記事監修を中心に活動中。