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にんじんの長持ちする保存方法

にんじんは袋のまま保存しても大丈夫?長持ちする保存方法も紹介

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2023年2月 6日

手に入りやすく、さまざまな料理に使えて便利なにんじんだが、購入後、袋に入れたまま保存しておいたらしおれて柔らかくなり、黒ずんできてしまった経験はないだろうか。せっかく買ってきたにんじんが、傷んでしまうのはもったいない。実は、にんじんは保存の仕方で美味しく食べられる期間が大きく変わる食材だ。そこで今回は、にんじんを長持ちさせ、美味しく食べるための正しい保存方法について紹介する。

  

1. にんじんは購入した袋のまま保存してOK?

にんじんは購入した袋のまま保存してOK?
にんじんを買ったときは透明な袋に入っていることが多いが、この袋に入れたまま保存しておくのはおすすめしない。野菜は呼吸をしているため、袋に入れたままではにんじんの周りにどんどん水滴が付き、濡れた所から傷んできてしまうからだ。また、袋から出しておけばよいというわけでもなく、今度は乾燥によってふにゃふにゃになってしまい、料理にも不向きな状態になる。そのため、にんじんを購入した後は新鮮なうちにまず袋から取り出し、表面に水滴が付いていたら拭き取り、乾燥を防ぎながら保存するのが基本だ。
また、保存のポイントは土の中の環境に近い状態にしてあげることだ。にんじんは土の中で縦に伸びて成長する。横に置いてしまうと、横から上に伸びようとしてにんじんが余計なエネルギーを使ってしまい、しおれやすくなってしまう。貯蔵の適温は0~5度といわれ、その時の季節や温度管理が重要になってくる。

2. 袋のままより長持ち!にんじんの正しい保存方法

袋のままより長持ち!にんじんの正しい保存方法
それでは、乾燥も防げるにんじんの正しい保存方法を確認していこう。

キッチンペーパーで包んで保存

キッチンペーパーを用意し、にんじんを袋から出して1本ずつ包む。もしキッチンペーパーがなければ、新聞紙でもよい。このひと手間が乾燥防止に役立ってくれる。3~4日経つとキッチンペーパーが湿ってくるため、交換しよう。日陰で涼しく、風通しのよい冷暗所で、カゴなどに立てかけて保存が可能だ。にんじんの上下は気にしなくても問題ない。冬であれば常温で1週間ほど、夏であればポリ袋に入れてから冷蔵庫に入れれば、3週間~1ヶ月ほど保存できる。

冷蔵庫で立てて保存

にんじんを冷蔵庫で保存する場合、キッチンペーパーや新聞紙で包んだ後に2~3本ずつポリ袋へ入れ、冷蔵庫内の野菜室で立てて保存しておく。このとき、ポリ袋の口はにんじんが呼吸しやすいように緩めにしておこう。飲み終わった後の牛乳パックなどを使えば、手軽で簡単に立てておけるため保存する際に便利だ。

土は落とさず保存

流通している野菜は土を落とすことが主流なため、もし土付きのにんじんに出会えたらラッキーだ。土が付いていた場合は落としたり洗ったりせず、そのままの状態でキッチンペーパーや新聞紙などで包み、気温が高ければポリ袋に入れるなどして保存しよう。

3. にんじんはカットし保存袋に入れて冷凍しよう

にんじんはカットし保存袋に入れて冷凍しよう
にんじんは保存袋に入れて冷凍して保存することも可能だ。注意したいのが、まるごと保存すること。にんじんは繊維が多い野菜のため、そのまま冷凍してしまうと食べたときの味や食感が損なわれてしまう。
冷凍保存するときの一番のポイントは、切り方によって下処理を変えることだ。千切りや短冊切り、いちょう切りやみじん切りなど、薄く小さめにカットする場合は、なるべく平らにしてからポリ袋へ入れて冷凍する。こうすると、解凍する際に使いたい分だけポキッと折って使うことが可能だ。もしくは、使う分ずつラップで包むとよいだろう。調理する際に火がとおりやすいようにカットしているため、加熱調理するレシピであればそのまま入れてしまおう。乱切りや輪切りなど大きめにカットする場合は、電子レンジで加熱するか鍋で少し固めに茹でてから冷凍したほうがよい。解凍後に食感も損なわれず、調理もしやすくなる。保存期間はどちらも1か月ほどだ。
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結論

にんじんは安いときにまとめ買いをしたり、料理で一部が残ってしまったりすることが多いが、保存の仕方次第で美味しさを長持ちさせることができる。ちなみに、一部だけ残ってもすぐ使う場合は、ラップでしっかり包んでおけば数日はもつ。買ってきたらまずは袋から出し、上記の保存方法を試してみてはいかがだろうか。

監修管理栄養士:黒沼祐美

経歴:女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士、健康運動指導士資格を取得。企業給食管理、食品メーカーでの商品開発、医療機関での栄養指導、健保組合での特定保健指導などを経験。その後、食文化や料理技術を学ぶためイタリアにて1年間料理留学を経験し、2012年より在住。これまでの経験を活かし、現在はオンラインでの特定保健指導や食・栄養関係の記事監修などを行う。
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  • 更新日:

    2023年2月 6日

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