1. 冷凍保存のカリフラワーの解凍方法
カリフラワーを冷凍する場合、生のまま冷凍することも可能だが、茹でてから冷凍すると解凍後の調理がしやすい。固めに茹でたカリフラワーを平らになるように冷凍用保存袋に入れ、金属トレイの上に乗せて冷凍保存する。冷凍したカリフラワーは使う料理によって解凍方法を変えることで、手軽にレシピに合わせやすくなる。
電子レンジで解凍する
冷凍したカリフラワーを電子レンジで解凍する場合は、使う量や電子レンジのワット数によって必要な時間が変わってくるので、こまめに確認しながら加熱しよう。解凍すると水分が出てくるので、炒めものや揚げものに利用するときには水気を拭いてから調理することがポイントだ。解凍したカリフラワーは固さが残るため、解凍に加えて電子レンジでそのまま加熱すると、調理の時間短縮にもなる。
自然解凍する
サラダや和え物に使う場合は自然解凍がおすすめだ。冷凍したカリフラワーを使用する前の日に、冷蔵庫に移しておくだけと簡単だ。電子レンジや常温で解凍した場合に比べて水っぽさが少なく、味や食感が損なわれるのも最小限に防ぐことができるので、カリフラワーの食感を楽しむレシピに向いている。ただし、生のカリフラワーは解凍時の酵素反応による食感の変化を防ぐため、自然解凍ではなく凍ったまま調理に活用しよう。
2. 冷凍カリフラワーを解凍せずに料理する場合
冷凍カリフラワーを解凍してから調理する方法を紹介したが、冷凍したままでも料理に使用することもできる。とくに、生のまま冷凍されたカリフラワーは凍ったまま加熱調理することがおすすめだ。スープやシチューのような汁物や煮物など、水分とともに加熱調理する場合は冷凍したカリフラワーを解凍せずに使える。ピクルスのような漬物も、解凍しないまま温かい漬け汁につけることで簡単にできあがる。加熱してから冷凍したカリフラワーであれば、凍ったまますりおろすことで、加熱しないままソースの材料としても使える。
3. 冷凍カリフラワーライスの解凍方法
糖質制限ダイエットでごはんの代わりとして、注目を集めているカリフラワーライスも冷凍保存ができる。冷凍カリフラワーライスを食べるときには、冷蔵庫で自然解凍してから電子レンジやフライパンで加熱調理する方法がおすすめだ。解凍後すぐに食べることによって風味を損なうことなく美味しく食べられる。
また、冷凍カリフラワーライスは解凍せずに調理に使用することも可能だ。凍ったまま、お米の代わりにチャーハンにしたり、リゾットにしたりすることもできるため、解凍の手間をかけずに手軽に調理できるのも魅力のひとつだろう。細かくカットされていることを活かして、ポタージュスープも簡単に作れる。凍ったままの冷凍カリフラワーライスを玉ねぎと一緒にコンソメで煮込み、牛乳と塩コショウを加えてブレンダーにかけるだけで完成するので、ぜひ試してほしい。
結論
冷凍によって長期保存ができるカリフラワーの解凍方法をご紹介した。電子レンジや自然解凍だけではなく、凍ったまま料理に入れることができるので、調理時間の短縮になるだろう。炒めものやサラダ、スープなど、レシピに応じた解凍方法で冷凍カリフラワーを活用できる幅が広がる。冷凍カリフラワーを上手に使って料理のバリエーションを増やしてみてはいかがだろうか。
監修管理栄養士:小林里穂
経歴:管理栄養士養成施設を卒業後、栄養士資格・管理栄養士資格・栄養教諭資格を取得。学校給食センターでの勤務時に小・中学生に食育を実施した経験を活かし、栄養分野の記事執筆・監修を中心に活動中。