- 1. そもそもテレビサイズとは?インチとV型の違いも解説
- 2. 部屋の広さと視聴距離に合ったテレビサイズの選び方
- 3. いま買い替えるならテレビサイズは大きめがおすすめ
- 4. 迫力ある映像を楽しむならサイズの大きな4Kテレビがおすすめ
- 5. 4Kテレビが観たい!最適な部屋の大きさは?
- 6. サイズ以外に知っておきたい「有機ELテレビ」と「液晶テレビ」の違い
- 7. サイズ以外にチェックしておきたいテレビの機能
- 8. 43V型から85V型まで!サイズ別におすすめテレビを紹介
- 9. サイズは重要!部屋の大きさに適したテレビを選ぼう
- 24インチ(型):縦29センチ、横53センチ
- 32インチ(型):縦39センチ、横70センチ
- 37インチ(型):縦46センチ、横81センチ
- 40インチ(型):縦49センチ、横88センチ
- 42インチ(型):縦52センチ、横93センチ
- 46インチ(型):縦57センチ、横101センチ
- 50インチ(型):縦62センチ、横110センチ
- V型:Visual Size(ヴィジュアルサイズ)。画面の液晶部分の大きさを表す
- インチ:テレビ画面全体の対角線の長さを表す。1インチ2.54センチ
- 4.5畳(視聴距離0.8メートル):32〜43V型
- 6畳(視聴距離0.9メートル):37〜49V型
- 8畳(視聴距離1.0メートル):40〜55V型
- 10畳(視聴距離1.2メートル):46〜65V型
- 16畳(視聴距離1.4メートル):52〜75V型
- 床に座って視聴する場合のテレビ台の高さ:40センチ程度
- ソファに座って視聴する場合のテレビ台の高さ:40〜60センチ程度
1. そもそもテレビサイズとは?インチとV型の違いも解説
テレビのサイズは「インチ(型)」や「V型」で表記されるため、実際の大きさが分かりにくい。そこでテレビのインチと縦横のサイズをまとめてみた。
「インチ」と「縦横」のサイズ
部屋が広いほど画面は大きい方が見やすくなる。縦横の寸法が「16:9(ワイド画面)」テレビの画面の大きさはだいたいこのようなサイズになっている。なお、型とインチは同じ意味なので、「24型」も「24インチ」でも同じサイズだ。
「インチ」と「V型」の違いとは?
テレビサイズを見るときに「インチ」と「V型」という呼び名があって混乱することがある。例えば「32インチ(型)」から「32V型」に買い換えて同じ部屋で使用する。その場合、画面は大きくなっても昔よりフレームなど狭くなっている分、テレビ全体が小さく感じられる。部屋のバランスが変われば、違和感や物足りなさを感じることもあるだろう。なおこれ以降、テレビサイズの表記は現在の主流である「V型」を用いる。
2. 部屋の広さと視聴距離に合ったテレビサイズの選び方
テレビは大きければよいというものではなく、大きさに応じた適切な視聴距離がある。部屋の広さに応じたテレビのサイズの選び方を紹介する。
部屋の広さ別・おすすめのテレビサイズ一覧
部屋の広さに対する、おすすめのテレビのサイズと視聴距離の目安だ。家での画面の高さや実際の視聴距離によって、最適なテレビのサイズは変わってくる。また、ベストな視聴距離には個人差もあるので、あくまでも目安として参考にしてほしい。
最適な視聴距離はフルHDと4Kで異なる
ある程度の個人差はあるものの、一般的なフルHDテレビにとって最適な視聴距離は画面の高さのおよそ3倍、4Kテレビならおよそ1.5倍が目安といわれている。例えば32V型のテレビであれば、画面の高さはおよそ39センチだ。つまりおよそ1.2メートル離れたところで視聴するのが理想的だということになる。
テレビをテレビ台に置くのか、壁掛けにするのかでも適切な視聴距離は変わってくる。もしも距離をあまり取れない場合は、台に置くのではなく壁にかけるなどして、できるだけ距離を取るような工夫をするといいだろう。
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テレビの設置方法も大切
テレビ台からの距離だけでなく、どの高さで見るのかということも大事である。テレビが目線よりも高くなると首が疲れるだけでなく、画面に天井の照明が反射して見づらくなることもある。目線よりも少し低くなるくらいの高さが疲れにくい。テレビを設置する際は、壁掛けや壁寄せも検討してほしい。テレビ台が不要なため、大画面でも部屋を広く使えるからだ。
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一人暮らしにおすすめのテレビサイズは?
一人暮らしの方が4.5畳から6畳程度の部屋でテレビを使用する場合、確保できる視聴距離はおよそ0.8〜1メートルほどなので、40V型が最適だろう。さらに、およそ1〜1.2メートルの視聴距離が確保できる8畳から10畳程度の部屋であれば52V型が、視聴距離が1.2メートル以上ある10畳をこえる部屋であれば60V型が最適ということになる。
メーカーHPで最適なテレビサイズをシミュレーションできることも
メーカーHPではシミュレーションできる場合がある。部屋とテレビのサイズ、設置方法を入力するとおすすめのモデルが調べられる。
3. いま買い替えるならテレビサイズは大きめがおすすめ
もちろん適切な視聴距離を確保できる場合に限ってのことだが、テレビを買い替えるなら現状よりもサイズの大きなテレビにするのがおすすめだ。その理由をいくつか紹介する。
ベゼルが削られ薄型化も進んでいる
最近のテレビは以前のモデルに比べて、ベゼル(画面のまわりのフチ)が削られ大幅にスリム化されているため、場所をとらず省スペースが可能になっている。従来よりも壁に寄せて設置できるため、ひとまわり大きなサイズでも適切な視聴距離を確保できる場合が多い。
迷うときは1〜2サイズ上の大きさで検討しよう
例えば「32型」から「32V型」のように、同じサイズのテレビを購入すると、ひと昔前のテレビと比べてベゼルが削られているため、画面の広さ自体は大きくなっているものの、サイズはコンパクトになる。
そのため、テレビとの距離が遠すぎると感じられたり、迫力不足や物足りなさを感じたりするかもしれない。テレビのサイズで迷ったときは、1サイズ上の大きさを検討してほしい。高画質・高音質の4Kなら2サイズ上の大きさでもよいだろう。
4. 迫力ある映像を楽しむならサイズの大きな4Kテレビがおすすめ
テレビCMなどでよく耳にする「4Kテレビ」。今までのテレビと比べ何が違うのだろうと疑問に思っている方も多いはずだ。4Kテレビの魅力について解説する。
新4K衛星放送の魅力とは
4K衛星放送の魅力は何といっても画質の良さである。解像度(きれいさ)は、フルHDテレビの4倍相当になるといわれている。フルHDでは画面が大きくなるにつれて、粗さが目立つようになり画質に影響が出てくる。4Kでは大画面でもこうした画質の粗さがなく、なめらかで美しい映像が満喫できる。
チューナー内蔵モデルなら手軽に楽しめる
4K衛星放送は4Kテレビだけでは視聴できない。受信するには専用の4Kチューナーが必要になるが、4Kチューナー内蔵モデルを購入する方法もある。内蔵モデルなら手軽に4K衛星放送が楽しめる。
より高解像度の8Kテレビも登場している
4Kよりもさらに解像度の高い8Kテレビも登場している。従来のフルHDの16倍の解像度、より広がった広色域で、高画質のもと圧倒的な迫力と臨場感が楽しめる。
5. 4Kテレビが観たい!最適な部屋の大きさは?
4Kテレビは画素数が非常に多いテレビであり、画素数が多い分鮮明で細かいところまで表現できる。フルHDのテレビと比べると、4Kテレビは半分の距離で見ることができる。つまり、フルHDでは1.5メートルの視聴距離を必要としても4Kならば80センチの距離があれば十分見ることができる。部屋が狭いから大きなサイズのテレビは無理と諦めていた人も、4Kにすれば大画面テレビが楽しめるというわけだ。
6. サイズ以外に知っておきたい「有機ELテレビ」と「液晶テレビ」の違い
有機ELテレビと液晶テレビの違いをご存知だろうか。その違いと、有機ELテレビの魅力を知っておこう。
液晶と有機ELの違いとは?
有機ELテレビとは、有機エレクトロルミネッセンスのディスプレイを搭載した薄型テレビのことである。有機ELテレビは、液晶テレビで使用しているバックライトや放電スペースが不要で、液晶テレビでは実現できない高画質で滑らかな映像が楽しめる。構造がシンプルで液晶テレビと比較して薄さは約1/10程度、非常に薄く壁掛けしやすいところも特徴である。
7. サイズとあわせてチェックしたいテレビの機能
テレビを購入する際に、サイズと合わせてぜひチェックしたいテレビの機能がある。その機能をいくつか紹介する。
ネット動画(VOD)が観られる
「VOD」とは、ビデオ・オンデマンドの略で、動画定額配信サービスのことである。ネット動画(VDO)に対応のテレビなら、インターネットと接続することで、「Netflix」や「Amazon prime video」などの、ネット動画(VDO)サービスで提供されている映画やドラマを再生できる。あれば非常に便利な機能なので、テレビの購入時には対応かどうかをサイズと合わせてチェックしよう。
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リモコンで音声操作ができる
リモコンで音声操作ができるモデルでは、リモコンに語りかけるだけで番組や録画予約、インターネット動画など、音声で楽々と操作できる。また、テレビ本体にマイク搭載されたモデルなら、テレビに向かって話かけると、ハンドフリーで操作が可能だ。
HDRに対応している
HDR(ハイ・ダイナミック・レンジ)とは、これまでの一般的なテレビでは表現の難しかった明るさの範囲を広げ、色深度(明暗差の階調)を増すことで、よりリアルな映像を作り出す技術である。この技術により夜景や影の表現、反射光など、表現の難しいシーンでも美しくリアルな映像が楽しめる。
8. 43V型から85V型まで!サイズ別におすすめテレビを紹介
ここでは、43V型から85V型までのサイズ別におすすめテレビを紹介する。テレビ選びの参考にしてほしい。
43V型|東芝 レグザ「43Z730X」
レグザ「43Z730X」は、4K衛星放送対応の4kチューナーを搭載された4K高画質液晶テレビだ。便利な「タイムシフトマシン」機能を採用、放送済みの番組を過去の番組表から視聴できる。
48V型|LG「OLED48CXPJA」
LG「OLED48CXPJA」は、映像を4Kレベルに変換できる「AIプロセッサー」を搭載した4K有機ELテレビである。さまざまなシチュエーションで4K有機EL画質が堪能できる。
55V型|SONY ブラビア「XRJ-55A90J」
ブラビア「XRJ-55A90J」は、高画質にこだわった4K有機ELテレビだ。認知特性プロセッサー「XR」を搭載。人が目で感じるような自然で美しい映像が楽しめる。
65V型|SHARP アクオス「4T-C65DN1」
4K画像処理エンジン「Medalist S2」を採用した4K液晶テレビ、アクオス「4T-C65DN1」。
色鮮やか、高コントラストで4K映像を堪能できる。HDR映像にも対応している。
75V型|Panasonic ビエラ「TH-75HX900」
BS4K・110度CS4Kチューナーを2基内蔵した4K液晶テレビ、ビエラ「TH-75HX900」。
ドルビーアトモス対応システムが搭載されているので、テレビのスピーカーだけで簡単に臨場感あふれる立体音響が体感できる。
85V型|SONY ブラビア「KJ-85Z9H」
ブラビア「KJ-85Z9H」は、ソニーが長年積み上げた高画質の技術がつまった8Kテレビだ。テレビ番組やネット動画など、あらゆる映像を8Kの超高精細な映像に作りかえる「8K X-Reality PRO」を搭載。高質感・高品質な8K映像でテレビがより楽しくなる。
9. サイズは重要!部屋の大きさに適したテレビを選ぼう
テレビは部屋の大きさと視聴距離に合ったサイズを選ぶことが重要である。テレビが大きすぎると圧迫感を感じることになり、小さすぎると物足りなさを感じるはずだ。視聴距離はフルHDか4Kかによって変わってくる。まずはテレビの画素数と置く場所を決め、そこから実際に見る場所までの距離を測りサイズを割り出していくとよいだろう。
結論
テレビのサイズの選び方について解説した。最新のテレビには、音声操作やインターネットと繋いだサービスなど、さまざまな機能が付いている。テレビを買い替える際には、サイズとあわせて付属の機能もきっちりチェックし、失敗のない選び方をしてほしい。
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