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漏電ブレーカーの仕組みは?正常に作動しているかチェックする方法

漏電ブレーカーの仕組みは?正常に作動しているかチェックする方法

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

2021年3月22日

漏電ブレーカーは、電気の漏電を監視する働きを持っている。ほとんどの家庭の分電盤に備わっており、漏電による感電や火災を未然に防いでくれる。漏電ブレーカーがなぜ漏電を察知するのかなど、その仕組みを理解しておくことで、漏電からの危険性が意識できるだろう。同時に、漏電ブレーカーが正常に作動しているかどうかのチェックも覚えておこう。

  
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1. 漏電ブレーカーの仕組みの前に

分電盤にある漏電ブレーカーの仕組みを知らない、あるいは漏電ブレーカーの存在自体を知らないという方もいるかもしれない。そもそも漏電ブレーカーはどのような理由で設置されているのだろうか。

漏電とは

電気は、正しい通り道を作ってやらなければ、電圧の高いところから低いところへと勝手に流れてしまう性質がある。そこで、電線や充電部分を塩化ビニルといった絶縁物で覆って、正しい方向へ導く仕組みを作らなければならない。

ところが肝心の絶縁物が経年劣化したり、傷ついたりすると電気が電気製品の金属部分に漏れてしまう。これを漏電という。

漏電の危険性

電気が漏れてしまうことによって「感電」や「火災」といった事故が起こりうる。電気は電圧の高いところから電圧の低いところへと流れていく。漏れた電気は、電化製品などにたまっており、それを人が知らずに触ると身体を通って電圧ゼロの大地へと流れていく。大きな電流が身体の中を通ることで、筋肉がしびれるだけでなく命の危険もある。

さらに、漏電している付近に燃えやすいものがあると、火花が引火して火災が発生する。火の気のない「まさか」という場所で発生するため、初期消火が遅れて大きな火災になる危険性も高くなる。

漏電ブレーカーの働き

漏電ブレーカーは漏電が起こると、瞬時に電気の送電をストップして、漏電によるトラブルを回避してくれる仕組みの安全装置だ。電気は目に見えないだけに、漏電ブレーカーによって監視されることで、安心して電気を使った生活ができる。

2. 漏電ブレーカーが落ちる仕組み

漏電ブレーカーの必要性や漏電することの危険性を知ったところで、具体的に漏電ブレーカーの仕組みも知っておこう。

漏電ブレーカーが作動する仕組みとは

漏電ブレーカーは、回路内に電流の「行き」と「帰り」の差を検知する仕組みを持っている。正常な状態であれば、出て行った電流と帰ってきた電流値には差がない。ところが何らかの原因で漏電していると、電流値に差が出てしまう。

漏電によって一定以上の差が生まれると、漏電ブレーカーが作動して回路が自動的に遮断される仕組みだ。

漏電ブレーカーとアースはセットで

漏電ブレーカーが漏電を検知する仕組みでは、漏電した電流がアースから大地に放出される必要がある。そうでなければ、電流値の差を感知することができない。漏電ブレーカーが正常に作動するためには、アースは必須だ。

3. 漏電ブレーカーのテストボタンの仕組み

漏電ブレーカーをよく観察してみると、漏電ブレーカーの近くに「テストボタン」があることに気が付くだろう。テストボタンの役割や仕組みを紹介しよう。

漏電ブレーカーのテストボタンの役割

なぜテストボタンが付いているのだろう。それは、漏電ブレーカーの仕組みが正常に作動しているかどうかを確認するためだ。漏電は、そう頻繁に起こるものではない。しかし、万が一のとき漏電ブレーカーが作動しなかったら、重大な事故を招くことになる。漏電ブレーカーがONになっているからといって安心はできないということだ。

漏電ブレーカーが正常に作動しているかどうかをチェックするために、テストボタンの仕組みがある。月に1度程度チェックすると安心だ。

漏電ブレーカーのテストボタンの使用方法

漏電ブレーカーのテストボタンの使用方法は簡単だ。次の手順で問題がなければ正常に作動している。

1. 漏電ブレーカーがONになっているのを確認する。漏電ブレーカーは、四角い枠に丸いボタンが付いている。
2. テストボタンを押す。ボタンを押した瞬間に漏電ブレーカーがOFFになり、まわりの電化製品の電源は落ちる。このようになれば正常に作動している。
3. 漏電ブレーカーの正常が確認できれば、再びONにして終了だ。

テストボタンを押してもOFFにならない場合は、漏電ブレーカーやテストボタンに不具合がある可能性がある。このような場合には、できるだけ早く専門業者に調査依頼をして修理してもらおう。

結論

漏電ブレーカーは、漏電による感電や火災を回避するために必要な安全対策だ。漏電ブレーカーの仕組みは、行きと帰りの電流値の誤差によって漏電を判断し、基準値を上回れば自動的に遮断するというものだ。しかし、漏電ブレーカー自体が正しく作動しなければ意味はない。そこでテストボタンで定期的にチェックすることが大切になる。簡単にできるので、月に1度程度はチェックするようにしよう。
  • 更新日:

    2021年3月22日

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