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重曹とクエン酸の違いは?混ぜるとどうなる?役立つ活用法を紹介

重曹とクエン酸の違いは?混ぜるとどうなる?役立つ活用法を紹介

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2020年7月17日

重曹とクエン酸の違いをご存知だろうか?実は、重曹とクエン酸はそれぞれに特徴があり、効果を発揮する場面に違いがある。そして、その効果をうまく活用することで、頑固な汚れを落とすことが可能となる。それぞれの特性を解説し、活用方法を紹介しよう。

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1. 重曹とクエン酸の違いとは?

重曹とクエン酸は、どちらもナチュラルクリーニングと呼ばれる掃除アイテムで、汚れを浮かして落としやすくする働きがある。重曹とクエン酸の違いを知るために、まずはそれぞれの特徴を理解するところから始めよう。

重曹とは?

重曹は、炭酸水素ナトリウムや重炭酸ソーダともいわれ、pH8程度の弱アルカリ性を示すのが特徴だ。研磨作用や消臭効果、吸湿効果が期待できるため、家庭の掃除に役立つことが知られている。また、重曹は、ベーキングパウダーなどにも使用され、膨張・発泡作用を持つ。もちろん、体には無害であり、胃薬などにも使われているものだ。

クエン酸とは?

クエン酸は水溶性でpH2程度の酸性を示す物質だ。同じ酸性のお酢とは違い、においも気にならず扱いやすいといえる。そして、掃除の場面では菌の繁殖を防ぐ効果も期待できる。クエン酸の代わりにお酢を使うこともできるが、ツーンとしたにおいが気になる方はクエン酸がよいだろう。

では、それぞれの特徴をふまえた上で、重曹とクエン酸の違いは何なのかを考えてみよう。結論からいえば、重曹とクエン酸では落としやすい汚れが異なる、というのが一番の違いである。

重曹を使うと落としやすい汚れとは?

重曹はコゲや軽い油汚れ、茶渋や皮脂汚れなどを落とすのが得意で、生ゴミなど酸性の汚れに対する消臭効果や、冷蔵庫内の消臭効果も期待できる。吸湿作用があり、クローゼットや靴箱など湿気が溜まりやすい場所へ置くこともある。

クエン酸を使うと落としやすい汚れとは?

クエン酸の場合は、水垢や石鹸カスといったアルカリ性の汚れを落とすのに向いている。電気ケトルやお風呂の鏡などの水垢はもちろん、トイレの便器に付着しアンモニア臭の原因となる尿石にもクエン酸が有用だ。

つまり、それぞれの特性を活かすことで、より簡単に、そしてさまざまな汚れを落とすことができるといえよう。

上手に汚れを落とすには「中和」がポイント

ここまでお分かりいただいたように、重曹はアルカリ性、クエン酸は酸性だ。そして、汚れにも油など酸性の汚れもあれば、水垢のようにアルカリ性の汚れがある。汚れを上手に落とすには「中和」がポイントになるのだ。したがって、酸性の汚れにはアルカリ性の重曹を、アルカリ性の汚れには酸性のクエン酸を使うと落としやすくなると覚えておこう。

2. 重曹とクエン酸を混ぜるとどうなる?

重曹とクエン酸はそれぞれ落としやすい汚れが異なることは理解できただろう。では、重曹とクエン酸を混ぜるとどうなるのだろうか?

重曹とクエン酸を混ぜると発泡する

実は、重曹とクエン酸を混ぜるとモコモコと泡が発生するのだ。しかし、泡といっても害のあるものではない。その正体は二酸化炭素で、炭酸水に発生する泡のようなものだ。この現象はアルカリ性の重曹と酸性のクエン酸による、中和反応が起こった結果である。

そして、この中和反応は掃除の場面で活躍してくれる。モコモコとした泡が汚れを包み込み、汚れを浮かしてくれるのだ。こびりついたようなしつこい汚れを分解する力はないが、排水口などの軽いぬめり程度であれば触らずに落とせることもあると覚えておこう。

重曹とクエン酸を使った排水口の汚れを落とす方法

  • 排水口に重曹をふりかけ、汚れとなじませるため15分ほど放置する
  • クエン酸水(濃度4%で作る。水500㎖ならクエン酸20g)をかける。泡が発生する
  • 泡がおさまったら、キレイにすすぐ。汚れが残っていたら、軽くこするとよい

3. 重曹とクエン酸を使った掃除方法

重曹とクエン酸をそれぞれ掃除への使い方と掃除方法を紹介する。

重曹の掃除への使い方

  • 粉末のまま汚れに振りかける
  • スプレーなどに水4:重曹1の水溶液を作って汚れに吹き付ける
  • 小皿などに水1:重曹2のペーストを作って汚れに塗り込む
重曹は主にこうした使い方をする。たとえば換気扇やコンロ、キッチンの壁などの油汚れには重曹を粉末のまま振りかけて油を吸収させる。しばらく置いてからスポンジで擦ったり布で拭き取ったりすれば、軽い汚れならキレイに落とせる。あるいは、カーペットのにおいが気になるときも重曹を粉末のまま振りかけ、2時間〜ひと晩置いてから掃除機で吸い取るとにおい消しもできる。

サッと拭き掃除をしたいときはスプレーがおすすめだ。同じように汚れに直接吹き付け、スポンジで擦ったり布で拭き取ったりするだけでよい。シンクの掃除などスプレーでは垂れてしまうような場所や、湯呑の茶渋を落としたいときなどは、重曹をペースト状にするとよいだろう。長く留まり、じわじわ汚れを浮かせてくれる。

クエン酸の掃除への使い方

  • 粉末のまま汚れに振りかける
  • スプレーなどに水200ml:小さじ1杯のクエン酸で水溶液を作って汚れに吹き付ける
クエン酸はこうした使い方が一般的だ。たとえば電気ケトル内の水垢を落としたいときは、粉のまま水垢に振りかけて水を入れ、沸騰させてからしばらく置いておくと汚れが浮いてくる。お風呂の鏡や蛇口周りの水垢なら、最初にクエン酸をスプレーしてからキッチンペーパーで覆い、さらにその上からクエン酸をスプレーしてしばらく放置しよう。水垢が浮いてきたらスポンジなどで擦れば落とせる。

トイレの尿石やにおい取りにもクエン酸スプレーが有用だ。便器のフチ裏に吹き付けてブラシで擦ったり、床や壁に跳ねた尿跡やアンモニア臭などに吹き付けて布で拭き取るなどしよう。クッションやカーテンなど布製品にクエン酸をスプレーすると、雑菌の繁殖が抑制され消臭効果も期待できる。

4. 重曹とクエン酸は洗濯でも活躍!

重曹とクエン酸は、洗濯の場面でもさまざまな効果が期待できる。重曹は油汚れを落とすのが得意なので、皮脂が原因の黄ばみや汗ジミ、食べ物が付着した際の油汚れの洗浄やシミ抜きに適している。そのほか、重曹の脱臭効果を利用して洋服の消臭効果も期待できる。環境に優しい天然素材であり、経済的なアイテムだ。

重曹を洗濯に使う方法

重曹を洗濯に使う方法を説明しよう。重曹と液体石鹸(合成洗剤ではないもの)を用意する。液体石鹸の使用量を通常の半分にし、残りの半分を重曹にすることで洗浄率が高くなるといわれている。重曹を使うことで、洗濯槽もキレイになり一石二鳥だ。

クエン酸を洗濯に使う方法

クエン酸は洗剤としても柔軟剤としても使うことができる。洗剤としてはアルカリ性の汚れに対して効果を発揮する。柔軟剤として使えば、ふんわり柔らかく仕上げることが可能である。使い方にコツはいるが、既存の柔軟剤の人工的な香りが苦手だという方は、ぜひ試してみてほしい。

5. 重曹とクエン酸を使うに当たっての注意点

重曹もクエン酸も天然由来の成分だ。したがって基本的には人体に無害であり、環境にも優しい。だが、正しく使うためには注意点もあるので最後にお伝えしておこう。

重曹を使う際の注意点

  • アルミや銅、真鍮には使用しない
  • 木や畳、コーティング済みのフローリングなどには使用しない
  • 研磨作用があるため傷つきやすい素材には粉のまま使用しない
  • 炊事用ゴム手袋などを着用する
  • 拭き残しのないようにしっかり水拭きをする
重曹を使う際は、こうしたポイントに注意しよう。アルミや銅などは黒ずんでしまうためNGだ。また拭き残しがあると白い粉のように残ってしまうため、重曹を使った場所はしっかり水拭きをして仕上げよう。ちなみに、クエン酸スプレーを吹き付ければ重曹が中和されてキレイになるのでおすすめだ。

クエン酸を使う際の注意点

  • 塩素系とは絶対に混ぜない
  • 大理石やコンクリート、鉄などには使用しない
  • 放置時間を長くしすぎない
  • 濃度を刻しすぎない
  • 拭き残しのないようにしっかり水拭きをする
クエン酸は絶対に塩素系のアイテムと混ぜてはいけない。有害なガスが発生して危険だからだ。塩素系とはカビ取り剤などで、パッケージには混ぜるなと分かりやすく書いてある。なお、クエン酸ではなくお酢を使う際も同様なので覚えておこう。濃度を濃くすると作用は強まるが、酸性がきつくなれば皮膚への刺激も強くなる。ほどほどにしておこう。

結論

100均などで手軽に購入できる重曹やクエン酸は汚れを落とす効果が高いため、それぞれの特徴を活かして家中の汚れをキレイにしてみるとよい。なお、重曹などは直接手に触れると手が荒れる原因となるため、必ずゴム手袋などを着用して扱うようにしよう。

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