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クエン酸と重曹の違いを徹底解説!大掃除や洗濯に役立つ使い方も紹介

クエン酸と重曹の違いを徹底解説!大掃除や洗濯に役立つ使い方も紹介

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2020年12月21日

クエン酸と重曹の違いをご存知だろうか?それぞれ特徴があり効果を発揮する場面に違いがある。両者の特徴をうまく活用できれば、頑固な汚れを落とすことも可能だ。クエン酸と重曹の違いを徹底解説するとともに、掃除や洗濯への使い方、注意点なども解説する。

  
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1. クエン酸と重曹との違い

クエン酸と重曹はナチュラルクリーニングに欠かせないアイテムで、汚れを浮かせて落としやすくする働きがある。まずはそれぞれの特徴から解説しよう。

クエン酸は「酸性」のアイテム

クエン酸は柑橘類にも含まれている成分で、水溶液でpH2程度の酸性を示す物質だ。同じ酸性でpH3程度を示す酢とは違い、においが気にならず扱いやすい。掃除の場面では、菌の繁殖を防ぐ効果も期待できる。クエン酸の代わりに酢を使うこともできるが、ツンとしたにおいが気になる方はクエン酸がよいだろう。

重曹は「アルカリ性」のアイテム

一方の重曹は炭酸水素ナトリウムや重炭酸ソーダともいわれ、pH8程度の弱アルカリ性を示す物質である。研磨作用や消臭効果、吸湿効果が期待できるため掃除などに役立つことが知られている。また重曹は食用もあり、膨張・発泡作用を持つことからベーキングパウダーなどにも使用される。もちろん体に無害である。胃薬などにも使われているほどだ。

pH(ペーハー)の基礎知識

pHとはアルカリ性や酸性の度合いを示す0〜14までの数値である。「6〜8」を中性、0〜6未満を酸性、8を超え14までがアルカリ性だ。酸性は0に近づくほど、アルカリ性は14に近づくほど性質が強くなる。重曹は中性からわずかにアルカリ性寄りの「弱アルカリ性」だが、クエン酸は0に近く弱酸性を超えた「酸性」だ。

2. クエン酸と重曹で落とせる汚れとは

クエン酸と重曹はそれぞれ落としやすい汚れが異なる。この特徴を知らずに使うと「クエン酸(または重曹)を使っているのにまったく汚れが落ちない」という状況になりかねないためしっかり覚えておこう。

クエン酸で落とせる汚れ

水垢や石鹸カスといった、アルカリ性の汚れを落とすのに向いているのがクエン酸だ。電気ケトルの中やお風呂の鏡のガンコな水垢はもちろん、トイレの便器に付着しアンモニア臭の原因となる尿石にもクエン酸が有効である。

重曹で落とせる汚れ

コゲや軽い油汚れ、茶渋や皮脂など酸性の汚れを落とすのに向いているのが重曹だ。生ゴミや靴箱などに対する消臭効果、冷蔵庫内の消臭効果なども期待できる。吸湿作用があることから、クローゼットや押入れなど湿気が溜まりやすい場所へ置くといった使い方もできる。

上手に汚れを落とすポイントは「中和」

お気づきの方も多いかもしれないが、酸性のクエン酸はアルカリ性の汚れを、アルカリ性の重曹は酸性の汚れを落とすのが得意である。汚れにも酸性やアルカリ性があるわけだが、上手に落とすには汚れを浮かせるための「中和」が重要になる。汚れの性質を見極め、それに適したアイテムを使うことでうまく中和させることができる。

3. クエン酸と重曹の使い方

クエン酸や重曹はどういった使い方をするのか、掃除方法の前に基本を覚えておこう。とくに重曹は汚れのガンコさや使う場所などによっていくつかの使い方がある。

クエン酸の使い方

粉末のまま使うか、水溶液にしてスプレーにするといった使い方が基本だ。たとえば電気ケトルの中の水垢を取りたいときは、粉末のまま投入して水を注ぎ、沸騰させてしばらく放置するといった使い方をする。水垢であれば、水溶液をスプレーしてキッチンペーパーやラップでパックし、しばらく放置したのちスポンジで擦り洗いをして流水でよくすすぐ、といった使い方がある。

クエン酸スプレーの作り方

空のスプレーボトルを用意し、水200mlに対して小さじ1杯の粉末クエン酸を溶かせばよい。ただしパッケージに分量が書かれている場合は、そちらを優先しよう。

重曹の使い方

油汚れに粉末のままふりかけ、しばらく置いて汚れを浮かせてから雑巾などで拭き取るといった方法がある。また換気扇などガンコな油汚れには、水と混ぜてペースト状にした重曹を塗ってしばらく放置し、汚れを浮かせるといった使い方をすることもある。あるいはクエン酸と同じようにスプレーにして拭き掃除などに活用することも可能だ。

重曹ペーストやスプレーの作り方

ペーストを作る場合は重曹2:水1の割合で混ぜればよい。スプレーにする場合は水200mlに対し小さじ2杯程度の粉末の重曹を溶かそう。なお40℃程度のお湯のほうが溶けやすい。

4. クエン酸と重曹がないときの代用品

クエン酸も重曹も100均やドラッグストア、ネット通販などいろいろな場所で手に入るアイテムだが、切らしたり買いそびれたりすることもあるだろう。そんなときは次のアイテムで代用できる。

クエン酸は酢で代用可能

お伝えしたように、クエン酸は酢でも代用可能だ。ただし酸性の度合いはクエン酸のほうがやや強いため、まったく同じという効果は期待できないかもしれない。また酢はにおいが残る可能性もあるので覚えておこう。

重曹はセスキ炭酸ソーダで代用可能

セスキ炭酸ソーダもナチュラルクリーニングには欠かせないアイテムだ。重曹よりもやや強いアルカリ性を持っているため、皮膚や粘膜に触れないように気をつけよう。

5. クエン酸と重曹を混ぜるとどうなる?

ところで、性質の異なる両者を混ぜた場合どうなるのだろうか?思わぬ効果が得られる場合もあるので、ぜひ覚えておこう。

クエン酸と重曹を混ぜると発泡する

両者を混ぜると泡が発生する。泡といっても害のあるものではなく二酸化炭素だ。炭酸水に発生する泡のようなものと考えよう。この現象はクエン酸と重曹において中和反応が起こった結果である。

泡が汚れを浮き上がらせる

クエン酸と重曹を混ぜて発生する泡が、汚れを包み込んで浮かせてくれる。ガンコにこびりついたしつこい汚れを分解する力は残念ながら期待できないが、排水口の軽いぬめり程度であれば、触らずに落とせることもある。

6. クエン酸と重曹を使った掃除方法

クエン酸と重曹を使った掃除のやり方を紹介しよう。

キッチン周り

蛇口にこびりついた水垢にはクエン酸をスプレーし、キッチンペーパーでパックをして1時間ほど置いてからスポンジでこする。一方、シンクに付着した油汚れには重曹をスプレーし、スポンジなどでこすり洗いをする。ガンコな汚れであればペーストや粉末のままでもOKだ。いずれも水拭き・乾拭きをして仕上げよう。

お風呂

鏡や蛇口などに付着した水垢・石鹸カスなどはクエン酸をスプレーし、キッチンペーパーで覆う。さらにその上からクエン酸をスプレーしラップでパックする。1時間ほど置いてからスポンジでこすり、流水でよくすすいでから乾拭きをして仕上げよう。

一方床や壁などの皮脂汚れには、重曹を粉末のまままんべんなくふりかけ、しばらく放置してからスポンジでこすり洗いをしてお湯で洗い流す。タイルの目地などに生えた黒カビにはペーストにした重曹を塗り、しばらく置いてからスポンジでこすり洗いをしてお湯で流す。同じく乾拭きを忘れないようにしよう。

トイレ

アンモニア臭の原因となる尿石、尿が跳ねたあとなどにクエン酸をスプレーし、しばらく置いてから水拭きと乾拭きで仕上げよう。ドアノブやスイッチ、壁など手が触れる場所には皮脂汚れが付いている。こちらは重曹スプレーを吹きつけ(または雑巾に含ませ)て拭き掃除をしよう。

クエン酸と重曹を使って排水口の汚れを落とす方法

クエン酸と重曹を混ぜて発生する泡は、排水口の掃除にピッタリだ。まずは排水口のヌメリが気になるところへ重曹をまんべんなくふりかけ、汚れとなじませるため15分ほど放置する。その間クエン酸スプレーを作ろう。発泡にはやや高めの濃度が向いているため4%(水500mlに対しクエン酸20g)で作ろう。あとは重曹全体にたっぷりクエン酸をスプレーすれば発泡する。泡がおさまったら流水でキレイにすすげば完了だ。汚れが残っていたらスポンジなどでこすろう。

7. クエン酸と重曹は洗濯でも活躍する

クエン酸と重曹は洗濯にも使える。それぞれ使い方やどういった効果が期待できるのかを解説しよう。

クエン酸を洗濯に使う方法

クエン酸は、洗剤としても柔軟剤としても使うことができる。洗剤として使う場合は、いつもの洗濯洗剤と同じように入れればよい。アルカリ性の汚れに対して効果を発揮してくれるはずだ。柔軟剤として使う場合は、すすぎの終わりくらいに、水30Lに対し小さじ1〜2杯程度のクエン酸を混ぜればよい。洗濯物がいつもよりもふんわり柔らかく仕上がるだろう。

重曹を洗濯に使う方法

重曹と液体石鹸(合成洗剤ではないもの)を用意する。液体石鹸の使用量を通常の半分にし、残り半分を重曹にすると洗浄力がアップするうえ洗濯槽もキレイになる。重曹は油汚れを落とすのが得意なので、皮脂が原因の黄ばみや汗ジミ、食べ物が付着した際の油汚れの洗浄、シミ抜きなどに向いているほか、衣類の消臭効果も期待できる。環境に優しい天然素材であり、経済的でもあるアイテムだ。

8. クエン酸と重曹を使う際の注意点

クエン酸も重曹も天然由来の成分だ。したがって基本的には人体に無害であり、環境にも優しい。だが正しく使うためには注意点もあるので、最後にお伝えしておこう。

クエン酸を使う際の注意点

  • 塩素系とは絶対に混ぜない
  • 大理石やコンクリート、鉄などには使用しない
  • 放置時間を長くしすぎない
  • 濃度を濃くしすぎない
  • 拭き残しのないようにしっかり水拭きする
クエン酸は絶対に塩素系のアイテムと混ぜてはいけない。有害なガスが発生して危険だからだ。塩素系とはカビキラーなど漂白剤が多く、パッケージに「混ぜるな」と分かりやすく書いてある。これは酢を使う際も同様なので覚えておこう。また濃度を上げれば作用は強まるが、酸性がきつくなれば皮膚への刺激も強くなる。ほどほどにしておこう。

重曹を使う際の注意点

  • アルミや銅、真鍮には使用しない
  • 木や畳、コーティング済みのフローリングなどには使用しない
  • 研磨作用があるため傷つきやすい素材には粉のまま使用しない
  • 炊事用ゴム手袋などを着用する
  • 拭き残しのないようにしっかり水拭きをする
重曹を使う際はこうしたポイントに注意しよう。アルミや銅などは黒ずんでしまうためNGだ。また拭き残しがあると白い粉のように残ってしまうため、しっかり水拭きして仕上げよう。ちなみにクエン酸スプレーを吹き付ければ、重曹が中和されてキレイになるので覚えておこう。

結論

クエン酸も重曹も100均などで手軽に手に入るうえ、汚れを落とす効果が高い。備えておいて損はないアイテムだ。それぞれの特徴を生かせば家中のさまざまな汚れをキレイに落とせるだろう。直接皮膚や粘膜に触れると刺激があるため、ゴム手袋を着用することをおすすめする。
  • 公開日:

    2019年9月21日

  • 更新日:

    2020年12月21日

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