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日本人ウケ必至!アルバリーニョの特徴やおすすめの1本を紹介

日本人ウケ必至!アルバリーニョの特徴やおすすめの1本を紹介

投稿者:ワインエキスパート 白川茜(しらかわあかね)

鉛筆アイコン 2020年8月12日

アルバリーニョは、スペインやポルトガルでつくられる白ワイン用のブドウ品種だ。ほかのシャルドネなどの国際品種に比べると知名度が下がるが、その魅力を知れば家に一本置きたくなること間違いなし。日本人に愛されるポテンシャルがぎゅっと詰まったアルバリーニョの特徴やおすすめワインを解説する。

  

1. アルバリーニョとは?味わいや香り、呼び方などの特徴を解説

アルバリーニョは単体またはブレンド用で使われる白ワイン品種で、栽培されているエリアはとても限定的だ。比較的カジュアル寄りのワインが市場に多く見られるが、栽培から収穫、醸造までこだわってつくられる高品質なアルバリーニョも存在する。その味わいや呼び方についてみてみよう。

アルバリーニョの味わいや香り

アルバリーニョは、潮風の吹きぬけるような海辺に植えられていることが多い。その影響でブドウも海を想像させる風味やミネラル感を持ち、それがこの品種の独特な個性のひとつとなっている。キレのある酸味とフレッシュ感がありつつ、ジューシーな果実味と華やかな桃のような香りを持ち合わせており、バランスがよい味わいの品種だ。

アルバリーニョの呼び方

ワイン用ブドウの品種は複数の名前を持つものがほとんどだ。しかしアルバリーニョは世界的に見てもほとんどがスペインとポルトガルでつくられており、地域独特の名前が存在しない。ポルトガルではカイーニョ・ブランコと呼ぶ地域もあるが、アルバリーニョの方が一般的な名前である。

2. アルバリーニョの原産地は?産地ごとの特徴と違い

名前からスペイン語のニュアンスを感じる通り、スペインとポルトガルの一部でつくられているブドウだ。そして驚くことに少量ではあるが日本でも生産されている。産地ごとの特徴について紹介する。

スペイン

イベリア半島の北西部、中でもリアス・バイシャスというエリアがアルバリーニョの産地として有名だ。味わいの傾向は地域によって細分化されている。沿岸部のエリアでつくられるアルバリーニョはミネラル感が強くドライなものが多い。温暖な内陸エリアになるほど、コクのあるしっかりした味わいのアルバリーニョがつくられている。

ポルトガル

スペインとの国境にあるミーニョ地方では、ヴィーニョ・ヴェルデというワインの材料のひとつとしてアルバリーニョがつくられている。ヴィーニョ・ヴェルデは「緑のワイン」という意味のワインで、その名の通り若々しさ溢れるさわやかなワインだ。その多くが微炭酸を含んでおり、アルコールも低いのでとても飲みやすい。

日本

日本では、2000年代に入ってからアルバリーニョの栽培が始まったため、まだまだ新しい品種である。リアス・バイシャスなどと共通した栽培環境である新潟県の日本海沿岸などが主な産地だ。フルーティでさわやかかつエレガントな、魚介類にぴったり合うワインが生み出されている。

3. アルバリーニョに合う料理は?おすすめの飲み方と合わせて解説

海辺で栽培されることからミネラル感の強い品種であるアルバリーニョは、同じく海の幸であるシーフードと抜群に合う。タコのガリシア風とも呼ばれるポルボ・ア・フェイラはアルバリーニョに合わせるメニューとして人気だ。またエビなど甲殻類のお刺身や魚介類の天ぷらなど、シンプルな和食にも寄り添う。フェタやクリーム系のクセの少ないチーズやアボカドをのせたサラダと一緒に、その日の一杯目として楽しむのもよい。フレッシュさを活かすためにしっかり冷やして飲むことがおすすめだ。

4. アルバリーニョのおすすめワインを3つ紹介

アルバリーニョのワインの中からぜひ飲んでみてほしい3種類を紹介する。

ビオンタ『ビオンタ アルバリーニョ』

ビオンタはリアス・バイシャスの中でも特に海辺に近いエリアの生産者だ。このアルバリーニョはその地域の個性をしっかり感じさせるミネラル感とほのかな塩味、豊かな果実味を楽しませてくれる。どんな料理にも合わせやすいが、特に魚介類との相性は抜群である。新鮮なシーフードを使ったメニューと合わせていただきたい。
商品情報

ソアリェイロ『ソアリェイロ』

有名ワイン評価誌にてポルトガルのヴィーニョ・ヴェルデ地区最高の生産者として紹介された、実力のあるワイナリーのアルバリーニョ。アルバリーニョ100%でつくられるこのワインは品種の個性が存分に詰まっていて、フレッシュさやフルーティさ、綺麗な酸味が楽しめる。
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アデガス・バルミニョール『M-100 アルバリーニョ』

約80%のアルバリーニョと20%の地場ブドウのブレンドワイン。100%手摘みでブドウを収穫し、樽発酵と樽熟成を経てどっしりしたボディのあるワインに仕上げている。アルバリーニョの華やかな香りや果実感をそのままに、ハチミツを思わすような深みのある味わいを備えた素晴らしい1本だ。
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5. アルバリーニョについて知って白ワインを楽しもう

アルバリーニョはシーフード大国である日本の食卓にとても馴染みのよいワインだ。ワインのタイプも手ごろなテーブルワインから、スペイン最高峰の白と言われるものまで幅広い。味わいもクセがないため、活躍できるシチュエーションは多様である。飲みやすさを追求するならポルトガルのヴィーニョ・ヴェルデから入り、個性の強いものを探すならスペイン・リアス・バイシャスの中高級レンジを探るのが楽しいだろう。

結論

スペインやポルトガルの土着品種であるアルバリーニョの特徴を紹介した。アルバリーニョは日本での流通量は多くないものの、人気が出るポテンシャルを大いに秘めたワインである。いつもと違う白ワインを飲みたいときや、暑い日に気軽に飲める1本を選ぶときにぜひアルバリーニョを選択肢にいれてみてはどうだろうか。
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  • 更新日:

    2020年8月12日

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