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ワインの王・女王を生み出すブドウ!ネッビオーロの特徴を徹底解説

ワインの王・女王を生み出すブドウ!ネッビオーロの特徴を徹底解説

投稿者:ワインエキスパート 白川茜(しらかわあかね)

監修者:管理栄養士 水島知美(みずしまともみ)

2020年8月15日

ワイン用ブドウの種類は星の数ほどあるが、その中でもワイン大国イタリアは土着品種が実に多い。今回取り上げるネッビオーロもそのひとつで、聞き慣れないという人も多いかもしれない。しかしワイン好きであればイタリア最高峰の赤ワイン、ワインの王や女王と称されるバローロやバルバレスコを知っているだろう。素晴らしい赤ワインを生み出す魅惑的なブドウ品種、ネッビオーロの特徴について解説する。

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1. ネッビオーロとは?味や香りなどの特徴や他の品種との違いについて解説

ネッビオーロはイタリアの土着品種でありながら、世界の名だたる国際品種たちに負けないワインを生み出している。そんなミステリアスなブドウ、ネッビオーロの特徴を見ていこう。

ネッビオーロの味や香り

ネッビオーロのワインはその明るい見た目に対して強いタンニンと酸味が特徴的だ。若いネッビオーロが出回ることは少なく、そのポテンシャルを発揮するためにワイナリーでの熟成期間を経てから出荷されることが多い。十分な時間を過ごしたネッビオーロを注いだときの香りは、タバコ、なめし皮、ダークチョコレート、スミレ、プルーン、薔薇などと形容され、そのコメントだけでも高貴なブドウといわれる理由を感じられるだろう。

ネッビオーロの別名

ネッビオーロはイタリアの中でいくつかの別名(シノニム)を持っている。バローロなどで有名なピエモンテ州南部ではネッビオーロと呼ばれるが、同州北部ではスパンナという名前が使われる。また州都にミラノを持つロンバルディア州ではキアヴェンナスカと呼ばれ、イタリア北西部のヴァッレ・ダオスタ州ではピクトゥネールと呼ばれる。

2. ネッビオーロの主な産地は?場所ごとの特徴や違いを解説

ネッビオーロの生産地はそのほとんどがイタリア北部に集中している。ネッビオーロは栽培がとても難しいブドウで、有名な産地ですら栽培できる区画が限られているのだ。ネッビオーロの主な産地の特徴について見ていこう。

イタリア・ピエモンテ州

ネッビオーロといえば、その原産地ともいわれているピエモンテ州が最も有名だ。バローロなどの有名なワインを送り出している州南部のワインが高い知名度を持ち、イタリア最高峰クラスの赤ワインが生産されている。高価なワインが多いが、ランゲ・ネッビオーロが比較的価格も安く、味もややカジュアルだ。また日本での流通量は多くないが、ピエモンテ州北部のゲンメやガッティナーラもネッビオーロの銘醸地である。

イタリア・ロンバルディア州

イタリア・ロンバルディア州でもネッビオーロの栽培とワイン造りが行われている。その中でもヴァルテッリーナ地区では2000年以上前からワインが造られていて、彼らが最も多く栽培しているのがネッビオーロだ。山に囲まれたワイン産地で栽培されるネッビオーロは、機械が入れないほど急こう配のため全て人の手で収穫されている

イタリア以外の産地

ネッビオーロは栽培条件を選り好みするブドウで、イタリア北部に並ぶ有名な産地は出てきていない。現在ではチリ、メキシコ、オーストラリアなどで栽培とワイン造りが行われているほか、ヨーロッパではオーストリアでの栽培が行われている。

3. ネッビオーロはどんな料理に合う?おすすめの飲み方と合わせて確認

ネッビオーロは若いうちから楽しめるものと長期熟成型に分かれるが、どちらも赤身の肉料理が抜群に合う。しっかりした渋味と複雑な香りを持ったブドウなので、ネッビオーロにはクセのあるジビエのような肉料理をチョイスしてもよい。あまり日常感はないが、トリュフを使った料理とも相性がよいといわれている。ネッビオーロを飲むときは、早めの抜栓かデキャンタージュを行い、大きいボウルのグラスでじっくりと香りを楽しんでほしい。

4. ネッビオーロのおすすめワインは?特徴も合わせて確認

ロベルト・サロット『ランゲ・ネッビオーロ ナティーヴォ』

高価なものが多く飲み頃も難しいネッビオーロのワインだが、若くても美味しくいただけるのがランゲ・ネッビオーロだ。ネッビオーロならではの酸味やタンニンに加えてチェリーのような果実感、ハーブを想像させる香りとほのかな甘味を備えた1本。初めてネッビオーロを飲む人におすすめしたいワインだ。
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テッレ デル バローロ『バルバレスコ』

現地の農協と共同で造られているワインで、4つの異なる村のブドウを使用し昔ながらの大樽熟成を経て出荷される。ネッビオーロの力強さを持ちつつも、シルキーでまろやかな味わいだ。一般的なバルバレスコと比べるととてもリーズナブルで、伝統的な味わいを楽しめる1本。
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プルノット『バローロ』

ネッビオーロのワインで最も有名なのがバローロだろう。バローロを造るプルノットはピエモンテ州でも最もよいワインが造られるというエリアに位置する老舗ワイナリーだ。100年続く古いワイナリーでありながら技術投資を惜しまず、少し気難しい品種であるネッビオーロをモダンな味わいに造り上げている。
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結論

高貴なブドウと称される品種、ネッビオーロについて紹介した。多くのイタリア品種と一線を画す、エレガントで力強いネッビオーロは、初めて口にした瞬間は飲みにくいと感じるかもしれない。しかしワイン用ブドウが生み出す素晴らしい香りや旨み、熟成の深淵なる世界を知るのに最適なブドウなのである。特別な日の1本に、ぜひ手に取ってみてほしい。

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