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【ピノタージュ】とはどんなブドウ?個性的な味わいの品種を解説

【ピノタージュ】とはどんなブドウ?個性的な味わいの品種を解説

投稿者:ライター 岡本優美(おかもとゆみ)

2020年9月15日

ピノタージュという品種のブドウがある。このブドウからは、個性的で不思議な味わいのあるワインが作られる。本記事では赤ワイン用ブドウ・ピノタージュに関して解説する。

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1. ピノタージュとは?基本的な特徴やピノノワールとの違いを解説

ピノタージュというブドウの名前を聞いたことはあるだろうか。ワインのラベルをよく見ると、ブドウの品種として記載されているのをみたことがあるかもしれない。今回はピノタージュについて解説していく。

ピノタージュとは

ピノタージュは南アフリカ原産の赤ワイン用ブドウだ。アルファベットでは「Pinotage」と表記する。ピノノワールとサンソーという2種類の赤ワイン用ブドウを掛け合わせて開発されたもので、1925年にアブラハム・イツァーク・ペルロード教授という人物によって南アフリカで生まれた。

ピノタージュの歴史

ピノタージュは、ピノノワールを南アフリカに定着させようとして作られた品種だ。ピノノワールでは南アフリカの風土に適さなかったことから、ピノタージュという品種が開発されたといわれている。ところがこのピノタージュは醸造の際に起こるアセトンのような独特な臭いが不快だということで、せっかく開発されたもののほとんど栽培されなかった。だが1987年にダイナースクラブが開催したワイン選定会にて脚光を浴びると、一気に栽培が広まり、現在では南アフリカを代表するブドウ品種になっている。

ピノノワールとピノタージュ

ピノタージュとピノノワールの違いは、その香りと味にあるだろう。ピノノワールがエレガントで穏やかな香り、そして渋みが少ない味と評されるのに対し、ピノタージュはスモーキーな香りと黒く熟れた果実と強いタンニンの味わいがある。

2. ピノタージュの名産地はどこ?味わいや香りをご紹介

紹介したとおりピノタージュは南アフリカで生まれ多く栽培されているが、具体的にはどのような地方で栽培されているのだろうか。ピノタージュの味わいや香りについてもふれながら解説する。

ピノタージュが栽培される地域

ピノタージュは、南アフリカの中でもコンスタンシア地方という場所での栽培がさかんだ。コンスタンシア地方は、山の斜面と海からの涼しい風、降雨量と水はけのよさが特徴の土地だ。これらの条件から、このコンスタンシア地方ではピノタージュ以外にもカベルネソーヴィニョン、シラーなどの赤ワイン用ブドウが栽培されている。

ピノタージュ以外の南アフリカの赤ブドウ

南アフリカではピノタージュ以外にも3種類ほど主要な品種がある。その中でもカベルネソーヴィニョンやシラー、メルローの生産量が多い。これらの品種は、ピノタージュと違ってほかの地域でも栽培されている。ピノノワールも栽培されているが、より冷涼な気候を好む品種のため生産量は少ない。やはりピノタージュは南アフリカを代表する品種といえるだろう。ピノタージュを30〜70%使用したブレンドワインは、「ケープブレンド」と名付けられるほどだ。

ピノタージュの香りと味わい

ピノタージュは一般的にスモーキーな香りだといわれている。野性味があり、土の匂いにも似た香りで、樽によってはチョコレートやコーヒーのような香りも感じられる。またタンニンが多く、いわゆるフルボディのワインが多いが涼しい地域で栽培されたピノタージュは色が薄く滑らかな味わいになるものもある。

3. ピノタージュに合う料理やおすすめの飲み方

南アフリカにルーツを持つピノタージュワイン。定番といえるヨーロッパ産のワインではなくあえてこのワインを楽しむ場合、折角なので合わせる料理やおつまみにもひと手間かけたいものである。そこで、ここではピノタージュを引き立たせる料理のレシピをご紹介しよう。

ピノタージュに合う料理とは

ピノタージュの生まれた南アフリカは、インドネシアやマレーシア、インド系の移民が多い。南アフリカワインは、彼らのルーツでもあるエスニックでスパイシーな料理が合うといわれている。

ピノタージュのおつまみにキムチ

ピノタージュはコチュジャンなどの味わいと相性がよい。そのため、おつまみとしてキムチを合わせるのはいかがだろうか。事実、キムチはピノタージュだけでなく中〜重口赤ワインとの相性もいい。キムチ独特の酸味やスパイシーかつ甘辛い味との相性は抜群だ。日本でも、韓国料理とあうワインとしてピノタージュワインのひとつが入賞したこともあるほどだ。

ピノタージュに合うキノコのレシピ

ピノタージュがもつ土の香りはキノコとの相性もいい。例えば、キノコと味噌のペーストはいかがだろうか。下記はM.O.T.株式会社がホームページで公表しているレシピを引用する。お好みのキノコ250gをほぐしてニンニク一片とともにフードプロセッサーにかける。十分に細かくなったら味噌25gと混ぜ合わせ、フライパンにオリーブオイルを大さじ2杯ほど入れて火にかけ、フードプロセッサーにかけた材料をすべて入れる。ぐつぐつしてきたら中火で2分半程度混ぜながら加熱すると完成だ。このペーストとサワークリームをバゲットなどにつけて食べるのである。

4. ピノタージュのおすすめワインをご紹介

南アフリカへの旅行は思い立ってもなかなかすぐにはできないが、ピノタージュワインは口の中で南アフリカの空気を感じさせてくれる。異国情緒あふれるピノタージュワインのおすすめを解説しよう。

バリスタ ピノタージュ

ピノタージュは樽によってコーヒーのような香りをまとう特徴がある。そんなコーヒーピノタージュとよばれるワインの中でも、辛口でフルボディ、まるでコーヒーを飲むように「一息つきたい」ときに楽しめる商品が「バリスタ ピノタージュ」だ。このワインは株式会社フィオーロの運営するオンラインワインショップ「世界のワイン葡萄屋」で取り扱いがある。
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ネダバーグ・ピノタージュ

サッポロビール株式会社が販売するこのピノタージュワインは、ピノタージュにはめずらしくライトボディで、ソフトなタンニンが味わえる。スクリューキャップで開けやすいのもうれしい特徴だ。このワインは酒屋やスーパーなどの店頭などでも販売されている。
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カノンコップ・カデット・ピノタージュ・ロゼ

ピノタージュは赤ワインだけではなく、ロゼワインにもなっている。この「カノンコップ・カデット・ピノタージュ・ロゼ」はトロピカルな風味と優しい味わいが魅力の辛口のロゼワインだ。パスタ、中華料理、アジア系料理をはじめ、前菜から主菜まで幅広い料理と相性がいい。この商品は株式会社マスダの運営するオンラインワインショップで購入可能だ。
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5. ピノタージュを知ってワインをさらに楽しもう

ピノタージュは、ランゼラックというワイナリーが瓶詰めするまで長く忘れ去られていた品種だった。ピノノワールのように繊細な香りがなかったため、ピノノワールの代替品種とはなり得なかったのだ。しかし言いかえればその香りは雄大で、土やコーヒーのようなスモーキーでユニークさが特徴だといえる。またピノタージュ100%で作られるワインだけでなく、カベルネソーヴィニョンやシラーとブレンドすることで新たな味わいのワインも作られてきている。ピノタージュという品種は、さまざまな表情を私たちに見せてくれるのだ。

結論

疲れがたまってほっと一息つきたい時、あるいは南アフリカを思わせるスパイシーでエキゾチックな味わいが欲しいとき、ピノタージュワインはタンニンとともに濃厚なアロマをもたらしてくれる。ロゼ、ライトボディ、フルボディとさまざまな表情を見せるピノタージュは、奥深くミステリアスなブドウ品種といえるだろう。
  

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