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マデイラワインは酒精強化ワイン!あえて酸化させるワインとは?

マデイラワインは酒精強化ワイン!あえて酸化させるワインとは?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2020年12月 7日

マデイラワインというお酒をご存知だろうか。世界三大酒精強化ワインにも数えられる、モロッコ沖の島・マデイラ島の名産品である。このマデイラワインの最大の特徴はあえて酸化させることだ。どうして酸化させるのか、そんなマデイラワインの味わいはどのようなものか、本記事で紹介する。

  
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1. マデイラワインとは?味わいや香りなどの基本的な特徴をご紹介

まずはマデイラワインの基本情報を解説しよう。

マデイラワインとは

マデイラワインは現ポルトガルの、モロッコ沖に浮かぶマデイラ島で生産される酒精強化ワインのことである。15世紀ごろからマデイラ島ではワインが作りはじめられたが、マデイラワインができたのは17世紀である。アメリカ独立戦争の際、それまでの顧客であったイギリス商人が購入をやめてしまうのだ。長期間保存と熱帯を通っても輸出する必要に駆られたマデイラワインは一部のワインを蒸留し、それをワインに入れることで長期保存を図る。その結果、シェークスピアが「命と引き換えにしてもいい」とまで書き残すほどの名酒になるのである。

マデイラワインの特徴

マデイラワインは、発酵の際96度程度のブランデーを入れることと加熱熟成をすることが特徴だ。ブランデーを入れる理由は前述の通り、保存性を高めるためだ。この過程によってマデイラワインは17度から22度とワインにしては度数が高いお酒になる。また加熱熟成は、意図的にワインを酸化させる方法だ。普通ワインは酸化させると品質が保てないのだが、マデイラワインはあえて酸化させ熟成させることで独自の風味が生み出されるのである。

マデイラワインの種類

マデイラワインは原料となるブドウによって甘口・辛口が決まるお酒である。使われるブドウの種類は主に5つあり、セルシアルは辛口、ヴェルデーリョは中辛口、ボアルは中甘口、マルヴァジアは甘口になるとされている。また、ティンタ・ネグラ・モーレはさまざまな味わいに使われる品種なので、覚えておくとマデイラワインを選ぶ際のポイントになるだろう。

2. マデイラワインとポートワインの違いは?他のワインとの違いも解説

酒精強化ワインといえばシェリー酒などが有名だろう。ここではマデイラワインとその他の酒精強化ワインについて比較し、それぞれの特徴を紹介する。

ポートワインとの違い

ポルトガルの酒精強化ワインといえばポートワインだろう。ポートワインはポルトガル・ドウロ地方で生産されるワインで、甘口なのが特徴だ。主に赤ワインが多いが、近年では白やロゼも発売されている。最大で2ヶ月はそのままの美味しさが続くとされているが、マデイラワインよりも抜栓してから楽しめる期間は短い。

シェリーとの違い

シェリー酒はマデイラワインと違ってスペインの酒精強化ワインだ。アンダルシア地方ヘレスという町で作られ、正式名称は「ヘレスケレスシェリー」である。マデイラワインが黒ブドウも使うのに対し、こちらのシェリー酒は白ワインのみ。また同じような材料で作られたとしてもヘレス周辺で作られない限りシェリーを名乗ることはできないのである。

モスカテル・デ・セトゥーバル

モスカテルとはマスカットの中でもマスカット・アレクサンドル種を示す。モスカテル・デ・セトゥーバルはそんなマスカット・アレクサンドルを丸ごと使った酒精強化ワインで、皮や種も破砕して使うため強いマスカットの香りと甘さが特徴だ。マデイラワインと違いマスカットを使うことや甘口なものが多いことが大きな違いだろう。またマデイラ島ではなくペニンシュラ・デ・セトゥーバルという地域でつくられるのも特徴だ。

3. マデイラワインはどうやって保存すれば良い?

度数の高いマデイラワインは飲みかけで置いておくことも多いだろう。その場合どのように保存するのだろうか。マデイラワインの保存方法を紹介しよう。

マデイラワインは抜栓後も年単位で飲める?

マデイラワインはもともと加熱熟成で酸化させてあるため、オールド・ヴィンテージのものでも難なく飲める。そもそも数百年の保存に耐えうるとされており、保存期間が長いのはマデイラワインの強みなのである。普通のワインよりも手軽な保存でも大丈夫なワインがマデイラワインだ。

マデイラワインの保存方法

とはいえ、マデイラワインの保存に少しだけ気を使うとさらに美味しさが長持ちする。ワインは全般的に日光に弱いため、いくら変質しにくいマデイラワインとはいえ、直射日光に当たると不快臭を発するようになる。そのため、なるべく日光を避けて保存することが必要だ。また湿度管理をすることで、ラベルのカビやコルクの変質を防ぐことが可能になる。この2つのポイントを抑えて保存すればよいだろう。

4. マデイラワインのおすすめの飲み方は?おすすめのマリアージュも合わせて紹介

マデイラワインを飲む場合、どのような飲み方が美味しいのだろうか。ここではマデイラワインの飲み方や、美味しいおつまみなどを紹介する。

マデイラワインの飲み方色々

マデイラワインは常温程度、あるいは少し冷やしてからロックで飲むと美味しい。この時、辛口から中辛口は12℃程度、甘口から中甘口は14℃程度がおすすめだ。また、モヒートのように、クラッシュドアイスと潰したミントの葉を入れて飲んでもさわやかだ。香りが強いため、ミントを入れても負けないのである。

マデイラワインに合うおつまみ

マデイラワインは香りが強いため、肉汁とともに煮立ててソース(マデイラソース)にすることも多い。牛フィレステーキにマデイラソースをかけたものとマデイラワインで、ペアリングすることもある。また、ラム酒などが染み込んだチョコレートケーキとの相性もよい。さらに鰻の蒲焼などとも相性がよいといわれており、好みのおつまみを見つけるのも楽しいものだ。

5. マデイラワインはどこで手に入る?

では、マデイラワインはどこで手に入るのだろうか。ここでは3つの銘柄と手に入るお店を紹介する。

ペレイラ・ドリヴェイラ「マデイラ ミディアム・ドライ」

ワインの輸入オンラインショップ「ポントヴィーニョ」が販売するこちらのマデイラワインは、マデイラワインの中でも比較的リーズナブルだ。750mlで2950円とお買い得である。ティンタ・ネグロ種のブドウを100%使用した中辛口のマデイラワインで、アルコール度数も19度とかなり飲みやすいのも特徴だ。

バーベイト「マディラ VB」

こちらは株式会社もりもとが輸入・販売するオンラインショップで購入可能なマデイラワインだ。高級品種をブレンドすることで、さらに美味しく仕上げた高級マデイラワインである。1本500mlで5142円と少しお高めだが、価格に見合う味わいだろう。またこの会社は各地に店舗も持っているため、近くに店がある場合は問い合わせてみてもよいだろう。

ウエルシュブラザース「マデイラ ファイネスト リッチ」

甘口で19度のこちらのマデイラワインは、なめらかで甘い口当たりが特徴だ。オークやチョコレートのような香りに、マデイラワイン特有のキャラメルのような香りも混ざったまさにデザートワインらしいマデイラワインである。こちらの商品は、ビックカメラの通販でも購入が可能なところも非常に嬉しい点である。

結論

マデイラワインはワインをあえて酸化させ、またアルコールを強化することで長期保存が可能になったワインである。しかも独特の香りも酸化によって得られるため、基本的には酸化と相性の悪いワインの中でも変わり種といえるだろう。マデイラワインはポルトガルのものだが、和食とも相性がよい不思議なワインだ。通販だけでなく店舗でも購入可能だが、通販の方が確実なので一度買ってみることをおすすめする。
  • 更新日:

    2020年12月 7日

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