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日本ワインコンクールを知ってる?入賞ワインもチェックしよう!

日本ワインコンクールを知ってる?入賞ワインもチェックしよう!

投稿者:ライター 森本泰斗(もりもとたいと)

監修者:管理栄養士 水島知美(みずしまともみ)

2020年12月18日

日本ワインコンクールとは、2003年より続く、日本ワインだけを対象にしたワインコンクールである。毎年全国各地のワイナリーから数多くのワインがエントリーされ、厳正なる審査のうえ受賞ワインが決められている。本記事では日本ワインコンクールについての基本的な解説に加え、過去の入賞ワインについての解説、また世界で開催しているワインコンクールについても触れていこう。

  
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1. 日本ワインコンクールとは?歴史など基本的な情報を解説

はじめに、日本ワインコンクールとはどのようなコンクールなのか、歴史も含めて解説していこう。しかしその前に、日本ワインというワインの種類について知っておくことも重要である。日本ワインはただの国産ワインとは似て非なるものであることは、覚えておきたい。

日本ワインとはどんなワイン?

日本ワインと一般的な国産ワインは、それぞれ一見すると同じものに思えるが、実は大きな違いがある。その理由は、使用する原料にあるのだ。国産ワインの原料には主に海外から輸入したブドウが使用されているが、日本ワインの原料には100%国産のブドウだけが使用されているという特徴がある。つまり表現方法を変えると、国産のブドウ以外を使用した時点で日本ワインを名乗ることができないのだ。どちらも国内製造されたワインを指すことは共通しているが、原料の違いがあることをしっかり理解しておこう。また、日本ワインと国産ワインがはっきりと区別されたのは最近のことで、定義が策定されたのは2015年、法律として定義が決められたのは2018年のことである。法律が施行された後は、ラベルに日本ワインの表示が可能になり、よりブランドとしての認知度が広がった。

日本ワインコンクールとは

日本ワインコンクールとは、日本ワインだけをエントリー対象にした、日本で唯一の日本ワインのためのコンクールである。創設の2003年より2015年までは「国産ワインコンクール」という大会名称だったが、2015年に国税庁が日本ワインの定義を策定した以降、日本ワインコンクールと大会名称が改められた。エントリーされるワインの数は年々増加傾向にあり、2019年度のエントリーワインの総数は788本と、日本ワインの発展がうかがえる結果となった。コンクールの特徴として、審査後に一般入場客向けの公開テイスティングの時間が設けられており、受賞ワインをすぐに試飲できるという、ワインファンには嬉しい特典がある。

2. 日本ワインコンクールではどんなところが評価される?

日本ワインコンクールでは外国人審査員も招き入れ、20数名のワインエキスパートによって厳正な審査が行われる。審査は採点方式で行われ、総合得点により各賞に振り分けられるシステムだ。では、日本ワインコンクールでは一体どのようなところが審査され、評価されるのか、確認していこう。

日本ワインコンクールでの評価基準

日本ワインコンクールで評価されるポイントは、色、香り、味、ハーモニーなど各項目に分かれ、20点満点で採点される。評価に一切機械などを用いず、ワインエキスパートによる官能審査のみで行われるのである。官能審査とは人間の視覚や嗅覚、味覚などの感覚のみを用いて行う審査を指す。感覚が研ぎ澄まされているワインエキスパートだからこそ可能な審査なのである。

3. ワインコンクールは世界でも行われている?

本記事で取り上げている日本ワインコンクールを含め、ワインコンクールは世界中で開催されているイベントであり、これらのワインコンクールに日本ワインがエントリーされる機会も多くなっている。中には世界のワインコンクールで金賞を受賞した銘柄もあるほどで、日本ワインは世界でも認められるブランドとして認知度が広まってきていることは確かだ。ここでは世界のワインコンクールをいくつか紹介していこう。

インターナショナル・ワイン・チャレンジ

IWCの略称で知られるインターナショナル・ワイン・チャレンジとは、1984年創設の、イギリス・ロンドンで開催されるワインコンクールである。世界で最も大きな影響力を持つワインコンクールとも称される。評価の決定方法には、ワインのラベルを隠したままテイスティング審査を行う「ブラインド・テイスティング」という方式が用いられている。

シタデル・デュ・ヴァン

シタデル・デュ・ヴァンとは、1992年創設の、フランス・ボルドーで開催されるワインコンクールである。国際ブドウ・ワイン機構が推薦する、最高水準のワイン醸造技術管理士などプロの専門家によって評価が決定される。

ムンドゥス・ヴィニ

ムンドゥス・ヴィニとは、2001年創設の、ドイツ・ノイシュタットで開催されるワインコンクールである。ヨーロッパの国々をはじめ、オーストラリアや南アフリカ、アジア諸国など、40ヵ国を超えるエントリー国から、6000本を超えるワインがエントリーされる国際的イベントとして知られている。

4. 日本ワインコンクールに入賞しているワインは?

最後に、日本ワインコンクールに入賞した日本ワインをいくつか紹介していこう。こちらでは直近の日本ワインコンクールで最高の賞、金賞を受賞した種類にしぼって紹介をする。

島根ワイナリー「島根わいん縁結 甲州」

「島根わいん縁結 甲州」は、2019年開催の日本ワインコンクールで金賞、部門最高賞、コストパフォーマンス賞といった3つの賞を獲得した日本ワインである。若いリンゴのような果実香と、やわらかくもキレのある酸味が特徴だ。日本固有のブドウ品種である「甲州」は山梨県での栽培が有名だが、「島根わいん縁結 甲州」は島根県の甲州のポテンシャルが光る逸品と称されている。

シャトー・メルシャン「シャトー・メルシャン 鴨居寺シラー」

「シャトー・メルシャン 鴨居寺シラー」も、2019年開催の日本ワインコンクールで金賞、部門最高賞を獲得した日本ワインである。山梨県に持つ自社管理畑で栽培されるブドウはどれも良質であり、ワインに複雑な香りと果実感あふれるフルーティーな味わいをもたらす。

安曇野ワイナリー「高山村 シャルドネ 樽熟成」

「高山村 シャルドネ 樽熟成」を生産する安曇野ワイナリーは、まだ設立から間もないものの、年々品質が向上し続けていることから注目を浴びるワイナリーだ。こちらの銘柄もまた、2019年開催の日本ワインコンクールで金賞を獲得した日本ワインである。長野県、北信州産のシャルドネを使用した上品な香りと、フルーティーな味わいが特徴だ。

結論

日本ワインコンクールとは、種類を問わずどんなワインでもエントリーできるワインコンクールではなく、日本ワインだけに限定したワインコンクールなのである。日本ワインのさらなる普及、発展につながる最も重要なイベントといえるだろう。日本ワインファンならずとも、ぜひ一度は足を運んでみたいイベントである。
  • 更新日:

    2020年12月18日

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