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マルサラはイタリアの酒精強化酒!スイーツにも使われるワインとは?

マルサラはイタリアの酒精強化酒!スイーツにも使われるワインとは?

投稿者:ライター 岡本優美(おかもとゆみ)

監修者:管理栄養士 水島知美(みずしまともみ)

2020年12月10日

マルサラというお酒をご存知だろうか。イタリア原産で、ポートワインなどと同じく酒精強化ワインの一種である。マルサラ酒はスイーツの風味づけにも使われたり、料理にも使われたりと幅広く使われている。本記事ではマルサラ酒の特徴から美味しい飲み方、また入手方法などを詳しく紹介する。

  
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1. マルサラとはどんなお酒?味わいや香りなどの基本的な特徴を解説

マルサラ酒はワインとはいえ、少しワインとは違っているお酒といえる。ここではマルサラ酒の基本情報を紹介しよう。

マルサラ酒とは?

世界四大酒精強化ワインの1つ、マルサラ酒(マルサラワイン)とはイタリア・シチリア島で作られる酒精強化ワインのことである。白ワインを基調に、ブランデーなどを加えてアルコール度数を高めたものだ。主にカタッラット種、インツォリオ種、グリッコ種という3種のぶどうが使われている。度数は18度前後で、辛口からデザートワインとしても楽しめる甘口のものまで幅広い味わいだ。

マルサラ酒の特徴

マルサラ酒は非常に豊かな香りが特徴だとされている。これは樽熟成によるアミノカルボニル反応といわれるもので、木の香りやキャラメルの香りがとくに香る。また、マルサラ酒は3つの種類があり、白系がオーロ(黄金色の意味)とアンブア(琥珀色の意味)、そして赤系がルビーノという黒ぶどうも混ぜたものだ。また1L当たりの糖分が100g以上をドルチェ、40g以上100g以下のものをセミセッコ、40g以下のものをセッコと呼び、糖分が多いものほど甘いのも特徴である。

マルサラ酒の歴史

マルサラ酒はイギリス商人によって開発された。あるイギリス商人がシチリアで飲んだワインがあまりに美味しかったため、蒸留酒を入れて保存性を高めイギリスに輸出したのである。その後シチリアの人々も世界に輸出するようになり、シチリア島の名産品となっていったのだ。とはいえ最初に開発したのがイギリス商人だったこともあり、現在でもイギリス・バッキンガム宮殿にはマルサラ酒が保存されているといわれている。

2. マルサラ酒とマデラ酒の違いは?他のお酒との違いやそれぞれの特徴について紹介

マルサラ酒とマデラ酒など、酒精強化ワインには多くの種類がある。そこで、酒精強化ワインの特徴を捉えるため比較をしてみよう。酒精強化ワインとひと口にいっても個性は千差万別なので、これを参考に自分の好きなお酒を選んでみても面白いだろう。

マルサラ酒とマデラ酒(マデイラワイン)の違い

マデイラワインとはモロッコ沖に浮かぶ、現ポルトガル領のマデイラ島で開発されたワインだ。こちらもマルサラ酒と同様に酒精強化ワインで、マデイラ産のワインにブランデーなどを入れたものなのだが、加熱熟成という過程が特徴である。中には太陽光の熱を使って加熱し酸化熟成を促す種類のマデラ酒もあるほどだ。この過程がマルサラ酒とは違う、マデラ酒独特の香りを生むのである。

マルサラ酒とポートワイン

酒精強化ワインの中でも有名なものがポートワインだ。甘口で赤いものが多いと考えられがちだが、最近では白やロゼタイプのものもある。発酵段階にある酵母にぶどうの蒸留酒を加えて発酵を止めるため、独特の香りとコクのある味わいになる。原酒を最大50年程度熟成させることでポートワインと名乗ることができる。マルサラ酒と似ているが、ポルトガルの一部地域でつくられたものしかポートワインとして名乗ることができない。

マルサラ酒とシェリー酒

マルサラ酒に赤と白があるのに対し、シェリー酒は白しかないのが特徴である。シェリー酒はスペイン・アンダルシアの特産品である。酸化するものと酸化しないものがあり、一般的に度数が低いものの方が酸化しない。またシェリー酒は新しいワインを継ぎ足すためヴィンテージという概念もないのだ。

3. マルサラ酒のおすすめの飲み方は?使い方も合わせて確認

マルサラ酒を飲む時の温度

マルサラ酒は食後酒として飲むか、食前酒として飲むかで温度が変わる。食前酒で飲む場合には、6℃から8℃に冷やして飲むのがおすすめだ。しかし食後酒の中でもデザートワインとして楽しむ場合には18℃、スイーツなどのドルチェと合わせる場合には12℃程度が適している。

マルサラ酒でティラミスを

ティラミスはイタリアンスイーツの中でも知名度が高いスイーツだ。そんなティラミスに使われるのがマルサラ酒である。主に風味づけに使われるので、もしマルサラ酒が手に入ったらティラミスを作ってみるとよいだろう。ティラミスのスポンジにコーヒーやマルサラ酒を混ぜたシロップを塗り、マルサラ酒の風味を存分に楽しんでみよう。

マルサラ酒でソースを

マルサラ酒をソースパンなどに入れ半分以下まで煮立たせ、そこにフォンドヴォー(フランスのコンソメ)やバター、水溶きコーンスターチなどを入れる。塩と胡椒で味を整えれば、肉や魚に合うソースになるのだ。ぜひ試してみてほしい。

4. マルサラ酒は他のお酒で代用できる?

マルサラ酒を代用する方法はいくつかある。まず、ティラミスを作る際のマルサラ酒は、ワインとブランデーで代用が可能である。この場合、75mlのマルサラ酒の代わりに50mlのワインと25mlのブランデーを混ぜたものが代用品になる。またほかにも料理であれば赤ワインやラム酒などで代用が可能だ。

5. マルサラ酒はどこで手に入る?

マルサラ酒を購入しようとした時は、どのようにしたらよいのだろうか。ここでは3つのおすすめの銘柄と、購入できるオンラインショップや店舗の有無などについて紹介をする。

トソ「マルサラ フィーネ 1L」

1L1100円程度であり、コストパフォーマンスに優れた一本である。この「トソ マルサラ フィーネ 1L」の販売主は、酒のやまやというチェーン酒屋で販売されている。マルサラ酒をインターネットで購入した後、店舗で受け取ることも可能だ。酒のやまやは店舗も各地にあるので、近場にある場合には探してみるとよいだろう。

フローリオ「グランシェフ マルサラ フィーネ 750ml」

シチリアの人としては初めてマルサラを作り始めたフローリオ社が手がけるのがこちらのマルサラ酒だ。濃厚なドライフルーツのような香りが特徴的なこのマルサラ酒は、1本2500円程度の白タイプである。イタリア食品などの輸入を手がけるモンテ物産のオンラインショップで可能だ。

フローリオ「マルサラ スペリオーレ ドルチェ」

こちらはそのまま飲んでも美味しい甘口のマルサラ酒である。1本2800円程度と少し高価だが、2年半以上の熟成によって値段に見合う味わいになっている。このマルサラ酒はアマゾンなどで購入が可能なので、近くに酒屋がない人でも買うことができる。

結論

マルサラ酒は料理に使ってもよし、お菓子作りにもよし、食前酒や食後酒、またスイーツに添えるワインとして飲んでもよいという万能酒精強化ワインである。マルサラ酒はイタリアのシチリア原産であり、イタリアの伝統的なスイーツ「ティラミス」の風味づけにも使われ、肉料理との相性もいい。ぜひマルサラ酒を手に入れて、豊かな香りを楽しんでみてほしい。
  

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