目次
- コアントロー
- コアントロー ノワール
- コアントロー ブラッドオレンジ
- ジン30ml
- コアントロー15ml
- フレッシュレモンジュース15ml
- 材料をシェイクする
- カクテルグラスに注げば完成
- ウォッカ30ml
- コアントロー10ml
- クランベリージュース10ml
- ライムジュース5ml
- 材料をシェイクする
- カクテルグラスに注げば完成
1. コアントローとは

コアントローとはどのようなお酒なのか、味わいやアルコール度数など飲む前に押さえておきたい基本情報をまとめたので見ていこう。
フランス生まれのオレンジリキュールのひとつ
コアントローはフランスで誕生したオレンジリキュールの一種だ。ホワイトキュラソーに分類されている。さまざまなカクテルのベースや、スイーツ作りなどに使われる人気のお酒である。常温では無色透明だが、氷などで冷やすとたちまち淡めに白濁する。
コアントローの種類
コアントローには大きくこの3種類がある。コアントローはスタンダードかつポピュラーな銘柄で、本稿で取り上げている種類だ。ノワールはコニャック(ブランデー)とコアントローをブレンドしたお酒で、アルコール度数は同じだがまろやかな香りや深い味わいが特徴である。
ブラッドオレンジは、その名の通りブラッドオレンジを主原料としたコアントローである。甘みが強く、フルーティな香りが特徴的なお酒だ。アルコール度数は30度程度と低めである。
コアントローの製法
コアントローは、蒸留酒に原料のオレンジの果皮をブレンドし、水と砂糖を加えて作られる。原料には自社農園で栽培・収穫されたビターオレンジとスイートオレンジを使用している。1849年の創業からコアントロー家で受け継がれてきたレシピ通りに作られるお酒「コアントロー」は、現在も世界中で愛されるリキュールである。
もっとも香り高いオレンジリキュール
コアントローの味のいちばんの特徴は、フレッシュなオレンジの香りが際立つまろやかな「甘さ」である。しかしそれは単純に「甘い」ものではなく、さまざまなアロマが入り混じったコアントローならではという味わいである。数あるオレンジリキュールの中でも、もっとも香り高いオレンジリキュールと称される本格派だ。
コアントローのアルコール度数
アルコール度数は40度である。ウイスキーなどのリキュール(蒸留酒)とほぼ同じだ。飲む際、使う際は分量に気をつけよう。
グランマニエとの違いは?
グランマニエも同じオレンジリキュールであるが、コアントローとの違いは何なのだろうか?グラスマニエはコニャック(ブランデー)に、ビターオレンジの果皮を加えて熟成させたお酒だ。琥珀色をしており、香りやオレンジの酸味・苦味などはコアントローよりも強めである。焼き菓子作りなどによく用いられるためご存知の方も多いだろう。つまり両者は同じオレンジリキュールだが、銘柄が異なるというわけだ。
2. コアントローの美味しい飲み方

コアントローの美味しい飲み方を紹介しよう。
ストレートやロックで
コアントローは、デザートカクテルとしてストレートやロックで楽しむ人が多い。オレンジの爽やかな風味を楽しみたいのであればぜひ、まずはストレートやロックで味わってみよう。食後酒として飲むのがおすすめだ。なおロックで飲む場合、レモン果汁を軽くしぼり入れても美味しい。
シンプルなカクテルで
シェイカーを使わないシンプルなレシピなら定番はトニックウォーター割りだ。コアントローを好みの量のトニックウォーターで割るだけで完成する。甘口に仕上がるので、強いお酒が得意でない人も抵抗なく飲めるだろう。炭酸ののどごしはキープしつつ甘さを抑えたい人は、ソーダで割ってもよい。仕上げにレモンスライスを添えれば清涼感もアップする。
3. コアントローを使った本格カクテルレシピ

シェイカーを使った本格的なカクテルレシピを紹介する。コアントローが手に入ったらぜひ、これらのカクテルも作ってみてほしい。
ホワイトレディ
ホワイトレディはイギリス・ロンドン生まれのジンベースのカクテルだ。
【材料】
【作り方】
卵白を加えるレシピ「白い貴婦人」もある。その名の通り美しく上品な白色が映えるカクテルで、口当たりがよくスッキリした味わいが特徴だ。
コスモポリタン
コスモポリタンはアメリカ・ニューヨーク生まれのウォッカベースのカクテルだ。
【材料】
【作り方】
鮮やかな赤色が美しいカクテルで、甘さと酸味のバランスが取れた味わいが特徴である。
4. コアントローの賞味期限や保存方法

コアントローの賞味期限や保存方法についても知っておこう。リキュールは頻繁に消費するものではないご家庭が多いだろう。正しい保存方法を知っておくことでぜひ、最後まで美味しくコアントローを楽しんでもらいたい。
コアントローの賞味期限
リキュールには賞味期限が存在しない。したがって「飲み頃」は自分で判断するしかない。一般的に、アルコール度数が高いリキュールほど品質劣化は起こりにくいため、アルコール度数40度のコアントローも、正しく保存できれば長く楽しめるはずだ。
コアントローの保存方法
どのお酒にも共通するが、まずは直射日光と高温多湿を避けることが大前提である。日光や極端な温度変化は品質劣化の大きな要因となるため注意しよう。次に、使用後は注ぎ口をしっかり拭き取るなどのひと手間も重要なポイントである。コアントローを長く楽しむためにも、ぜひ実践してほしい。
5. コアントローがないときの代用品には何がある?

コアントローが必要なのに切らしている、手に入らなかったという場合、どのような代用品があるだろうか?コアントローはスーパーでも手に入るが、品揃えの豊富な場所でないと見つかりづらい。もしものために代用品の存在を覚えておくと便利だ。
ホワイトキュラソーで代用できる
コアントローは、冒頭でも述べた通りホワイトキュラソーに分類されるリキュールだ。したがって同じホワイトキュラソーであれば、とくに銘柄を問わず代用品として使える。
オレンジリキュールで代用できる
色合いはやや変わるものの、ほかのオレンジリキュールで代用するのも手だ。オレンジリキュールには、オレンジキュラソーやレッドキュラソーなどさまざまな種類がある。
ラム(ブランデー)+オレンジ果汁(レモン果汁)で代用できる
これらのリキュールがない場合、ラムやブランデーにオレンジ果汁、レモン果汁をブレンドすれば、コアントローの代用品として使える。カクテルは難しいが、お菓子の香り付けなら問題ないだろう。
結論
コアントローはオレンジリキュールのひとつで、カクテルやお菓子作りなどによく使われるお酒だ。リキュール類は扱いが難しそうなイメージから敬遠していた人もいるかもしれない。その点、コアントローはシンプルな飲み方でも本格的な飲み方でも楽しめるバリエーション豊かなお酒である。本稿を機にぜひ一度、コアントローを手に取って味わってみてはいかがだろうか?
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