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スイートベルモットを味わおう!さまざまな飲み方や利用法を紹介

スイートベルモットを味わおう!さまざまな飲み方や利用法を紹介

投稿者:ライター 森本泰斗(もりもとたいと)

鉛筆アイコン 2020年12月18日

スイートベルモットとは、主にイタリアで製造されるフレーバードワインの一種だ。あまり聞き慣れない名前のお酒かもしれないが、日本でもさまざまな銘柄が販売されており、流通量も多い人気のお酒である。カクテルにはもちろん、料理にも使えるなど、利用法もさまざま。人気銘柄の紹介も含め、スイートベルモットの楽しみ方をじっくりと紹介していこう。

  

1. スイートベルモットとは

スイートベルモットとは、ベルモットという種類のお酒に分けられる。スイートベルモットの飲み方などを知る前に、ベルモットとはどのようなお酒なのか、知っておきたい。また、混同しやすいお酒であるドライベルモットとの違いや、スイートベルモットならではの特徴など、飲む前に基本的なことはしっかり押さえておこう。

ベルモットとは

ベルモットとは、白ワインをベースに、ニガヨモギやコリアンダーなどの数十種類のハーブやスパイスをブレンドして作られるフレーバードワインである。香草の香りが食欲増進になるとして、食前酒としても親しまれている。

ドライベルモットとの違い

ベルモットにはスイートベルモットのほかに、ドライベルモットという種類もある。それぞれの違いを解説すると、まず生産地に違いがあり、スイートベルモットは主にイタリアで生産されていることは冒頭でも述べたが、ドライベルモットは主にフランスで生産されている。そして次に、名前からも想像できるように、味わいに大きな違いがあるのだ。スイートベルモットはしっかりとした甘みや苦みがあり、ハーブやスパイスの風味が強いことが特徴だが、ドライベルモットは甘みがほとんどなく、すっきりとした辛口の味わいが特徴である。ベルモットを選ぶ際は、混同してしまわないよう、注意したい。

スイートベルモットの特徴

ドライベルモットにはないスイートベルモットならではの特徴とは、スイートベルモットの中でもさらに種類がふたつに分かれていることである。ハーブやスパイスの風味が強く、ベルモットらしい独特の味わいがある「ロッソ」と、ハーブやスパイスの風味が抑えめで、甘口の白ワイン感覚で味わえる「ビアンコ」の2種類がある。ロッソは赤みがかった色合いが特徴なので、選ぶ際の参考にしておこう。

2. スイートベルモットのカクテル

スイートベルモットはさまざまなカクテルと相性がよく、世界的に有名なカクテルに使われることも多い。スイートベルモットを使った本格カクテルを、ぜひ自宅で楽しんでみよう。

マティーニ

マティーニは、言わずと知れたカクテルの王様だ。現在はドライベルモットを使うのが一般的なレシピだが、もとはスイートベルモットを使ったカクテルである。50mlのジンをベースに、10mlのスイートベルモットを加えたら完成。甘口のカクテルのため、飾り付けはオリーブでなくチェリーを添えよう。

マンハッタン

マンハッタンはマティーニとならび、カクテルの女王と称されるカクテルである。45mlのウイスキーをベースに、15mlのスイートベルモット、アロマティックビダーズをひと振り加え、チェリーを飾ったら完成。マンハッタンの夕焼けをイメージした、色合いも美しいカクテルである。

アメリカーノ

アメリカーノは、イタリアンカクテルの定番として知られているカクテルだ。スイートベルモットとカンパリを30mlずつ合わせたら、グラスをソーダで満たして完成。スイートベルモットの風味がさわやかに際立つカクテルである。

3. スイートベルモットのシンプルな飲み方

スイートベルモットはカクテルだけでなく、シンプルな飲み方でも美味しく楽しめる。スイートベルモットそのものの風味をじっくりと楽しみたい人にはシンプルな飲み方をおすすめしたい。

ストレート

スイートベルモットはフレーバードワインなので、もちろんワインのようにストレートで飲むのも一般的である。ワイングラスに注いで、スイートベルモットの風味をゆっくりと時間をかけて味わおう。

ロック

ロックで飲むことで、より清涼感のある味わいのスイートベルモットが楽しめる。氷が溶け具合によって味の変化を感じられるのも面白い。スイートベルモットの中でもとくにビアンコと相性がよい飲み方なので、ぜひ試してみよう。

ソーダ割り

炭酸ののどごしや爽快感が好きな人には、ソーダ割りがおすすめ。好みでトニックウォーターを使っても美味しい。こちらはロッソと相性がよい飲み方で、ロッソの持つ風味の強さがソーダでちょうどよく調節され、より飲みやすく楽しめる。

4. スイートベルモットは料理にも使える

スイートベルモットを含み、ベルモットは飲むためだけでなく、さまざまな料理にも利用できる。ベルモットには多くのハーブやスパイスの風味が凝縮されているので、主に料理の香り付けに相性がよいのである。風味が少ないドライベルモットは、一般的に魚料理の隠し味などに使われることが多いが、風味が強いスイートベルモットは、どのような料理と相性がよいのだろうか。

スイートベルモットと相性のよい料理

スイートベルモットと相性のよい料理は、ロッソ、ビアンコの種類によって分かれる。料理の味にどのようなアクセントを付けたいかによって、使い分けてみよう。たとえば味の濃いめの肉料理に香りを付けたい場合は、ロッソがおすすめ。少量をフランベするだけでもちょうどよく香りが付く。食材の風味を活かした料理の場合には、ビアンコを使おう。あまり味に主張がないので、ソース作りなどのアクセントにぴったりである。

5. 人気のスイートベルモット3選

最後に、日本でも人気のスイートベルモットの銘柄を3つにしぼって紹介する。スーパーマーケットをはじめ、どこでも手に入りやすい銘柄が多いので、ぜひ手に取ってもらいたい。

チンザノ・ベルモット・ロッソ

チンザノ・ベルモット・ロッソは、スイートベルモットの定番として知られている。スイートベルモットならではの、ハーブやスパイスの強い風味を味わいたいという人には、まずおすすめしたい銘柄だ。カクテルはもちろん、ストレートやソーダ割りなど、どのような飲み方でも楽しめる。

マルティーニ・ベルモット・ビアンコ

マルティーニ・ベルモット・ビアンコもまた、スイートベルモットの定番だ。風味にクセがなく、誰にとっても飲みやすい味わいが特徴である。これから初めてスイートベルモットを飲むという人にもおすすめだ。

ガンチア・ベルモット・ロッソ

ガンチア・ベルモット・ロッソは、イタリアの老舗ワインメーカーが造りだすスイートベルモットだ。心地よく残るリッチな味わいと、スパイシーな風味が特徴である。

結論

最初はスイートベルモットと聞いてもピンとこなかった人もいるだろうが、実はスイートベルモットとは、世界中で愛されているフレーバードワインだったのだ。ワインファンの人にはもちろん、カクテルファンの人にもおすすめしたいお酒である。ぜひ一度手に取って、好みのスタイルでスイートベルモットを楽しんでみてほしい。
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  • 更新日:

    2020年12月18日

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