目次
1. アルゼンチンワインとは?味わいや香り・歴史などの基本的な特徴についてご紹介

アルゼンチンワインはアンデス山脈の麓の乾燥していて冷涼な気候風土を活かしたブドウ栽培が特徴で、赤のアルゼンチンワインはマルベック、白のアルゼンチンワインはトロンテスが主な品種となっている。
アルゼンチンワインの歴史
1816年にスペインの植民地から独立したアルゼンチンは、1852年頃から高品質なワインが生産されるようになる。1902年にはアルゼンチン初の醸造学校が設立され、さらにワインの質を高めていった。
2. アルゼンチンワインの主な産地は?場所ごとの違いや特徴などについて解説

アルゼンチンワインの多くはメンドーサ州で生産されている。メンドーサ州は乾燥した砂漠地帯で果実の風味が強いワインを造ることができる。マルベックやカベルネソーヴィニヨン、メルローなどの栽培が盛んだ。サンファン州で生産されるアルゼンチンワインは白ワインの生産が多く、シャルドネなどの品種を使用したワインが有名だ。
サルタ州
そのほかにアルゼンチンワインの産地として、アルゼンチンの最北に位置するサルタ州では標高が高い場所でワイン用のブドウを栽培している。香りが強いフレッシュな白ワインが有名で、飲みやすさから日常で気取らず飲めるワインとして親しまれている。
3. アルゼンチンワインの選び方

アルゼンチンワインを選ぶときには使用しているブドウの品種や生産地を確認するのはもちろんだが、ワイナリーにも注目したい。アルゼンチンワインは小規模の家族経営のワイナリーがあるため、異なった個性のワインを楽しむことができる。高品質なワインを追求するトラピチェ、ナチュールワインのボデガチャクラなど個性豊かなワイナリーがあるのでアルゼンチンワインを購入する際には参考にしてみよう。
4. アルゼンチンワインのおすすめ銘柄は?

アルゼンチンワインについて理解したところでおすすめの銘柄を紹介する。酒販店やオンラインショップなどで購入可能なので、気になる銘柄があれば試してみてはいかがだろうか。
ボデガノートン「バレル・セレクト・マルベック」
歴史のあるワイナリーであるボデガノートンが造るマルベック種のアルゼンチンワイン。1年間の樽熟成を経て濃厚な味わいとわずかにスパイスの香りが感じられる。
ボデガチャクラ「バルダ」
イタリアワインを造っていたオーナーがアルゼンチンで始めたワイナリーが生み出すフレッシュで甘い香りの赤のアルゼンチンワイン。ミディアムボディの味わいは、食事にも合わせやすく日常酒としてもおすすめ。
結論
アルゼンチンワインはヨーロッパと比較すると歴史は浅いものの、豊かな環境を活かした上質なワインだ。メンドーサ州をはじめ各地域で異なる品種が栽培されているので、アルゼンチンワインの中でもいくつか飲み比べをしてみるのもおすすめだ。